【山域】 北アルプス  槍ヶ岳 3180m
                左俣岳 2674m
                樅沢岳 2755m
                双六岳 2860.3m
                弓折岳 2595m
                大ノマ岳2662m
                抜戸岳 2812.8m
                笠ケ岳 2897m

 【期日】 8月5日(金)〜8月9日(火)(4泊5日)

 【メンバー】 N.K  外部(H.H)

 【コースタイム】
  8/5(金) 8:54新穂高温泉着―なべ平駐車場―9:30登山道―右俣林道 −
        13:23藤木九三レリーフ着−13:50槍平小屋着―14:00キャンプ地着(テント泊)
  8/6(土) 6:10槍平テント場発―8:10千丈沢乗越し着―10:25飛騨乗越着―
        10:40槍ケ岳山荘着―休憩―1:05槍ケ岳山荘発―13:37槍ケ岳山頂着−
        14:29山荘着―14:40テント場着(テント泊)
  8/7(日) 5:30槍ケ岳テント場発―8:10千丈乗越し分岐着―西鎌尾根―左俣岳―
        硫黄乗越しー9:52樅沢岳山頂着―10:30双六小屋着―昼食―
        12:11稜線ルートー12:49双六岳山頂着―ピストンー13:35中道分岐―
        14;30双六小屋着―休憩―16;00テント場着 (テント泊)
  8/8(月) 5:30双六テント場発―6:42弓折り乗越し着―弓折岳―大ノマ乗越し―
        大ノマ岳―秩父平―秩父岩―抜戸岳―抜戸岩―笠が岳キャンプ地―
        笠が岳山荘―13:19笠が岳山頂着(ピストン)―13:40笠が岳山荘着―
        休憩―14:30キャンプ地着(テント泊)
  8/9(火) 5:30笠が岳キャンプ地発―7:48分岐着―10:40笠新道登山口着―
        中崎橋―11:00着風穴―新穂高温泉―ロープウエイーなべだいら駐車場着

 【コメント】
  北アルプスをテントを担ぎ5泊6日の山旅をした。

  8/5日(金)は駐車場が大混雑。満杯。
 なべだいらの駐車場まで車を止めに行き、そこから仲間が30分かけて急斜面の山道を
 汗だくで降りてきました。右俣林道は遠回りをしてしまい2倍以上の距離を歩いてしまい
 ました。白沢出合いから滝谷出合いに来ると藤木九三のレリーフがありました。
 ここで少し休憩し、槍平小屋に急ぎます。道は登りで、結構なアップダウンでした。
 登山道は花が一杯咲いていおり花のロードでした。
  到着した槍平小屋はきれいで、水が豊富でした。テント場はすぐ横に沢が流れ
 雰囲気のいい場所でした。沢の左の橋を渡ると、破線ですが千丈乗越しへ出るもう1本の
 登山道があります。いつかこの尾根道も歩いてみたいです。尾根が見えて素晴らしいそうです
 小屋到着が速かったので好きないい場所にテントを張り、まずお決まりの一杯!
 そして着衣を乾かす。西方面のガスが上がると涸沢岳が浮かび上がるようにくっきりと姿を
 現しました。素晴らしい景色です。
   テント場は若い高校生のグループや大学生のグループでおおいに活気にあふれていた。
 本日病人が出たため、明日はこのテンバにヘリが降りるそうで、テントをデポする人は移動
 するように小屋番さんに言われていた。夜星が大きく降り注ぎ、きれいでした。

 8/6(土) 今日は槍ケ岳まで直登です。千丈分岐点から飛騨乗越しがきつかった。
 槍ヶ岳には、いつもとは全く反対側から着く。まず1番は、テント場探しだ。小屋に行くと、
 小屋で決められたスペースに設営しなければならず、私達はCという、陽が半分しか
 当たらない岩陰のところだった。小屋からは近いが、一段下の大岩の影になっているので
 トイレの行き帰りが斜面歩きになり、左が切れているので足元に気を使う。それ以外は静かな
 いい場所だった。「槍は」と見ると大渋滞。しばらく様子を見て人が少なくなったのを見越して
 登り始めた。スムーズに登れた。頂上から北鎌尾根を真っ先に探して見た。懐かしい!
 うねる尾根。よくあそこを登って槍に登頂できたものだとあの時の感動がよみがえる。
  次に探したのは今回登攀計画を立てたが、諦めた小槍だ!!なんと登攀しているでは
 ないか。うらやましい気持ちと、50mロープを担げるだけの体力がない自身に悔しい思いが
 募る。しばし目を凝らして登攀しているパーテイを見た。同時に登攀ルートに釘づけとなる。
 さて、下りようと気を取り直し下を見た時、ガ―ン!!大渋滞になっていた。待つこと、待つこと。
  梯子を降りると、ガイドパーテイが、手足のおきどころ一歩一歩を、手をとり足を取る状態で
 教えていたので、そりゃ渋滞するわ〜。おまけにカラビナの架け替えをしながらである。
 辛抱づよく待ちやっとのことで下山。テントで早めの夕食後すぐに就寝。うとうとしだした頃だ。
 「仲間が暗くて降りられない状態です。ライトをもってきていません。」と山小屋に駆け込んで
 助けを求めている登山者の切羽詰まった声が聞こえた。山小屋の人は「山にいる人に携帯の
 電源を入れるよう」下りてきた人に指示した。ヘッデンを持っていなくて身動きできないのだろう
 が、暗がりの中では、明かりがないと、相手の場所も特定できず、救助もできない。
 やり取りの声に起こされ、テントの中から覗くとうっすらと心もとない明かりが岩の中腹に見え
 すぐまた消えた。あの場所なのだろうか。無事下山を祈ると共に再び就寝。

 8/7(日)辺りが騒がしい。起きてテントから外を覗くと、私達の岩の上の通路に朝日を見よう
 としている登山者が列をなして大勢いた。私達は、温かいテントの中でぬくぬくとご来光を見た。
 美しい、神々しい光だった。出発後、千丈乗越しのかなりの手前で、高校生?が一人顔面の
 おでこあたりを負傷していた。両側が切り立った尾根なので、追い越すこともできず、手当てが
 済むまで少し停滞。滑ったのだろうか?ことなきことを祈る。先を急ぐ私達は、西鎌尾根を
 黙々と進む。やがて、双六のキャンプ地に着いた。小屋の人も親切。小休憩をし、双六に
 向かう。小屋から2811mのピークが双六岳かと思ってしまい、その後の岩稜帯と、長い
 緩やかな稜線ルートがとてつもなく長く感じた。山頂は広くのんびりできた。ピストンでの
 下山道で救助ヘリが飛んできた。キャンプ地のすぐわきに下りるのが見えた。多分朝会った
 あの高校生だろうと想像した。小屋につき、キャンプ地で夕食。 夕食後、小屋に寄ったら
 朝見かけた、付き添いの先生らしき人が、電話で、無事病院で手当てが済んだとの連絡を
 関係方面にしていた。傷が深かったので救助ヘリを呼んだのだろう。5針縫ったような話が
 電話口からこぼれ聞こえた。 双六池の周りのこのテンバは超満員。ついた時はよりどり
 みどりでテン場を選べる状態だったが、今は足の踏み場もない位テントの花だ。ここも若者が
 多い、高校生はトランプをしたり、気象観測をしたり、和気あいあいといい時間を過ごしている。
 食担の子だろうか、てきぱきと指示している。その横で、若き乙女は髪をとかしたりしている。
 みんな青春して、希望に溢れ輝いている風に見えた。山岳部って、楽しいところだったんだ。
 私も高校時代に山岳部に出会っていたら、ずいぶんと人生そのものが変わっていたことだろう。

 8/8(月)弓折り岳までは登山者が大勢いた。弓折り乗越しの分岐では,鏡平方面に行く
 登山者がほとんどであったため、笠ヶ岳方面は私達を含め5〜6人にも満たない。
 この登山道は、秩父岩と抜戸岳が面白い。抜戸岩は通り過ごす時に大変面白い。
 笠ヶ岳のテン場に着く。ここは山荘から20分位はゆうにある。また山荘まで、大きな岩と、
 ゴロゴロした石の間を縫うようにしていかねばならない。
  ひとまずテントを張り、中に荷物をデポし、最低限の笠ヶ岳登山の装備とありったけの
 水筒と水袋をいくつか持って、笠ヶ岳山荘に向かう。勿論登りだ。この山荘は物価が安い。
 牛乳、ビール、スイカ300円と何でも安い。小屋番さんも親切だ。ひとまず笠の山頂に向かう。
 小屋の目の前なのであっという間に着く。ピストンして、ゆっくり休憩しテン場に下りて来ると、
 テントが数張り増えていた。次から次に笠ケ岳に向かう登山者が私達のテントの脇を通る。
 60代のおばちゃん登山者が、「何人かで来たんだけど、私遅れちゃって・・・。すみません
 その水くれませんか?水ないんです。」「???」「水は20分も登らないと無いので、沢山は
 上げられませんが・・・」と仲間が断り差し上げた。見ず知らずの私達に、声をかけるのは
 よっぽどのことだったのだろう。お礼にと言って千円よこしたが、受け取るわけにはいかない。
 おばちゃんの仲間はどうしちゃったんだろうか。
  その後も二人パーテイがほとほと疲れたのだろうか、うずくまって動けなくなり、しばらく
 休憩している等、私達のテント前はいろいろな登山者の光景が見られた。山荘までもう少
 ですよ〜皆さん頑張って!!おいしいスイカが待っていますよ〜。と声をかけてあげたくなる。    

 8/9(火)本日は笠新道を降りるのみ。この笠新道だが、アップダウンの激しい登山道だった
 登山口に着くと、脇の水場の水を何倍も飲んだ。左手のわさび平小屋から降りて来る登山者が
 多かった。腰をあげて林道を歩く。中崎橋を過ぎ、風穴を通過するときに冷たい風が頬にあたり
 何とも気持ちいい。新穂高温泉に到着。ロープウエイでなべだいら高原までいき、そこから
 駐車場まで最後の30分を頑張って歩いた。一路、いつもお世話になる、平湯の温泉に向かった
 ここは本当にいい温泉で、食事も美味い。何年も何回となく行っているので、温泉場のおそうじの
 おばちゃんとも顔見知りになってしまい、「今日は何処のかえり?」といつものように尋ねられ、
 いつものように山談義をしてしまう。今回は、笠新道のしんどさの話で盛り上がった。夕食は
 食堂で、和牛ステーキを食べた。 今回の山旅は ゆっくりのんびりといこう!と話していた
 のだが、やはりのんびり歩きはできませんでした。 体力も、気力にも、足の状態にも、天候にも
 恵まれ、充実した山旅であった。まだまだ行けそう!!担げそう!テント泊は本当に楽しい!
 テン場は10代20代の若者が沢山いて、エネルギーに溢れていて楽しい。そして、いつも運転
 して下さるHさんに感謝!!                              (N/K)      


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