紀伊山地の霊場と参詣道

熊野古道小辺路を歩く   



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野山〜熊野本宮大社u
 
 
        【期 日】 2016年10月27日(木)〜10月30日(日) 前日発&前夜発

      メンバー   CL:Y/S  SL:S/O  T/K S/W I/K N/M H/S S/T K/Y M/I  会友:K/T

                      1日目 (10/27)高野山〜大股
【コースタイム】 高野山・千手院橋8:50→金剛三昧院入口8:55→ろくろ峠9:10→大滝口女人堂跡9:25→薄峠10:05→
          丁石10:35→スカイライン合流12:10→(昼食)12:15〜12:40→水ケ峰分岐13:05→林道合流13:45→
          東屋14:05→今西辻14:40→平辻14:55→大股バス停15:50  
  小辺路(こへち)は弘法大師・空海が816年に開いた真言宗の総本山・高野山と熊野本宮大社の2大聖地を結ぶ、全長72キロの参詣道です。いくつもある熊野参詣道の中でも、1000m級の3つの峠を越えて行くので大峯奥駆道を除き、観光ではなく登山のエリアだと言う。 このルートは熊野古道では最短距離で、紀伊半島をほぼ直線に南下しています。 信仰心は無くとも、日本人の心のルーツのような熊野古道を歩きたいと願っていたのがリーダーの尽力で実現しました。
 
 前日高野山の宿坊泊組と夜行バス組が9時前に千手院バス停で合流して金剛三昧院の参道から古道歩きの開始。
世界遺産に指定された所だけに標識は分り易く整備されています。 山道を少し登ると「ろくろ峠」という不気味な名の峠があり、明治初まで女人禁制だった高野山には周囲を回る、女人道が7つあった内の1つの女人堂跡です。この峠から高野山の大伽藍を見ようと首を伸ばしてろくろつ首のようだったとの謂われのようです。弘法大師の姿を刻んだ昔の丁石があったり、水ヶ峰では「右こうや、左くまの」とはっきり読める丁石が古道の面影を残していますが、今日のコースは車道に出る事が多く、道路脇に和歌山県と奈良県の県境標識がありました。途中にコンビニこそないものの、要所にトイレもあり、ススキが逆光に輝く頃本日のゴールの大股に到着。民宿「かわらび荘」に電話して迎えに来て頂きました。
 到着後、温泉まで送迎してくれて、とても親切です。そうこうしているうちに、高野山見学の後発組2名が到着。俊足に驚きました。 夕食はボタン鍋を囲んで賑やかこの上ないのは言うまでもありません。               (T.K記)
                      2日目(10/28)大股〜三浦口
【コースタイム】 大股7:45→萱小屋跡8:35→桧峠9:30〜9:40→伯母子岳分岐10:15→伯母子岳10:40→
          伯母子峠11:00〜11:30(昼食)→上西家跡12:20→水ケ元茶屋跡13:35→待平屋敷跡14:40→
          伯母子岳登山口15:25→三浦口15:50
 今日のコースは殆ど山道歩き。最も高い伯母子岳へ登るので、展望も期待出来、晴れて欲しいとの皆の願いも空しく、朝から小雨・・。
途中で合羽を着て杉林の中の急登を黙々と登ります。高野山は高野槙の大木が多かったが、熊野古道は杉の大木と苔蒸した道。
分岐を伯母子岳へ。雨のため360度展望無し、残念!避難小屋があり、そこで民宿で作って頂いたお弁当で昼食にします。
伯母子岳を後にして小一時間行くと、平坦な場所に広く石垣が残っている旅籠・上西家跡に着く。説明板によると、ここは江戸初期まで街道上の旅籠で、伯母子峠を越えて馬に荷を積んで旅人も多く大賑わいだったとか。昭和9年頃まで人が住んでいたとは、こんな山深い所に?と信じられません。先には茶屋跡もあります。アプローチの交通もままならないのに、平安時代から続き、「蟻の熊野詣」と言われた時期もあって貴賎を問わず熊野に詣でた古の人々の信仰心に驚嘆します。県道に出て神納川に沿って五百瀬(いもせ)のトンネルを抜け、三浦口バス停近くで、今宵の宿の農家民宿「山本」に電話をかけ迎えをお願いする。  (T.K記)
【コースタイム】 三浦口7:55→吉村家跡8:40→三十丁の水9:40→三浦峠10:40〜11:15(昼食)→
          古矢倉跡11:40→出店跡13:05→矢倉観音堂13:40→西中バス停14:30
                      3日目(10/29)三浦口〜十津川温泉
  昨日の雨は上がり、農家民宿「山本」の車で、三浦峠登山口へ送っていただく。 船渡橋を渡り三浦峠まで700メートルの登りである。登りはじめるとすぐ石畳になり風情はあるが登りづらい。吉村家跡にある防風林はなかなか迫力がある。 三十丁の水で喉を潤しゆっくりと登っていくと、三浦峠山頂で待ち合わせていた奈良在住の会友Tさんが到着しない私達を気遣い、迎えにきてくれる。再会を喜び、話はとまることなく、三浦峠山頂に到着。
 風は強いが休憩所、トイレもあるので昼食タイムとなり、その後ブナやナラの森を下り、西中大橋へ下山する。ここから十津川温泉昴の里までは2時間の車道歩きになるがTさんの車でピストン輸送をしてもらう。おかげで源泉掛け流しの温泉を十分味わい、楽しい交流の輪が広がりました。                                  (S.O記)
 【コースタイム】 昴の郷7:25→登山口7:40→果無集落8:30→観音堂10:15→果無峠11:05〜11:30(昼食)→
           三十丁石12:45→七色分岐13:10→八木尾バス停14:00〜14:13(バス)⇒熊野本宮大社14:23
                     4日目(10/30)十津川温泉〜熊野本宮大社
 昴の里から20分ほどで果無峠登山口に到着。いきなり石畳の急坂である。やがて果無集落に到着。「天空の里」と呼ばれるこの地区は昔ながらの風情のどかな集落である。
 有名な世界遺産の石碑前で揃って写真を撮り、いろいろな表情の三十三観音像の石仏を数えながら、登っていく。山頂に眺望はなく、昼食を済ませ、急な箇所もある下りを、休憩を取りながら慎重に歩く。八木尾の集落に出て、民家の間を抜けると八木尾バス停がある。
 十津川に戻るTさん、Kさんのバスの時間を考え、4キロ程を残し、ここからバスで熊野本宮へ向う。熊野本宮でバスを降り、道路を横切り、立派な鳥居に続く階段を上り本宮を参詣し、山行が無事に終了したことを感謝する。  (S.O記)
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※サムネイルをクリックすると、拡大写真のページを開きます      (写真:K/T  S/T  I/K)        
                   1日目(10/27)   高野山〜大股
 
                    2日目(10/28)    大股〜三浦口
 
                    3日目(10/29)   三浦口〜十津川温泉
 
              4日目(10/30)  十津川温泉〜熊野本宮大社