【日 付】 2019年8月6日前泊~8月8日
【メンバー】 CLM/S(会員外) SL M/S Y/S (会員外)
【コースタイム】
8月6日(火)塩尻健康ランド泊
8月7日(水)6:30上高地日本山岳会山岳研究所~7:55明神~9:30徳沢~9:44新村橋~10:45パノラマコース分岐~14:00奥又白池(テント泊)
8月8日(木)5:10奥又白池~6:35踏み替え点からA沢~7:20A沢雪渓取付き~8:20雪渓上部~8:50稜線~9:00前穂のコルザックデポ地点~10:50明神主峰頂上~12:30ザックデポ地点~13:20前穂高岳山頂~14:20紀美子平~17:00岳沢ヒュッテ~20:10上高地日本山岳会山岳研究所(泊)
8月9日 7:30上高地~帰宅
【コメント】
8月7日
上高地から明神・徳沢に行く途中に左手に見える雄々しい山、、それが明神岳である。ずっと登ってみたいと思っていた。
丁度Sさんが多摩支部のメンバーと上高地で合流する前にさきがけて登ることになった。
奥又白池までも急登が続き荷物が重くてしんどかったが、天気が怪しくなってきて常念岳の方から雷雲発生、池に着く10分くらい前にとうとう雨が降り出した。
池に着いたらテントは手前に2張り。私たちは奥の水場に近い方にテントとツェルトを張った。そちらにはご夫婦のテントが1張り。池滞在を楽しまれているようだった。
雨は小雨で降ったりやんだりしていたそのたびにテントに入ったり出たりと忙しかった。
近くの雪渓はいつもより小さいそうで水場がいつまでもつかわからないが、私たちはたっぷりと手に入れることができた。
8月中に枯れるかもしれないと思った。山は時折雲に隠れたりしていたが夕方には虹も出て明日からの天気を期待させた。
翌日もし、視界が悪ければ危険なため、あきらめて下りることになっていた。
荷が重くあまり嗜好品も持って行かなかったため、やることもなく早めに寝た。
8月8日
朝は暗いうちに起きると星も出ていて、いい天気だった。。
前穂高連峰と明神岳の稜線も見える。前穂高のモルゲンロートが美しかった。
A沢までは何となく道がついていて踏み替点までは問題なく行けた。
A沢下部はは岩が不安定で一歩も気が抜けない。ザレ場とガレ場を慎重に抜けて行く。雪渓取付きで軽アイゼンとピッケルを装備する。慎重に足場を切りながら登っていく。一歩一歩ピッケルでステップを作り、ハイダガーポジションで支点を作りながら登る。後半は雪が腐ってきて余計アイゼンが当てにならない。YSさんが途中から右側のガレ場を登ると言い出した。だが、登るYSさんの足元でカラカラと岩の落ちる音がする。嫌な音だなあと思いながら自分も1歩を出すのが精一杯。
突然物凄い音がして地が崩れるように大きな岩が何個も落ちて行った。私の位置からはYSさんの姿が見えず、巻き込まれたかと思ったが彼の通過後の石が振動で落ちたらしい。無事で安堵した。
余りに危険なためYSさんも再びアイゼンを履いて雪渓の真ん中に戻った。
やっと雪渓終了点まで来たが、そこも非常に不安定。動かない岩がない。サイドの大岩を掴みながら登った。
やっと稜線まで出てまっすぐ立てて一安心。緊張が解けてホッとして喉が渇いた。。A沢は核心だった。
明神岳までは重いザックをデポしサブザックに変えて身軽で行く。ルートを探しながらいくつもの岩を乗り越える。
前衛の山には残置のロープもあったが使わずに登った。岩が固くて快適な登りだった。
明神岳には標識も何もない。ただ眺めは360度素晴らしく、感動的だった。
南アルプス、八が岳、富士山、浅間山。今まで下から見るだけだった山頂にやっと立てた。
長七ノ頭も茶臼ノ頭も手に取るように近かった。
ザックを回収して前穂高の山頂を目指した。コルから前穂高岳稜線までは道がついていて今までに比べるととても楽であった。
山頂からは又素晴らしいパノラマが見えた。剱岳まで見えた。先週1度も姿を現さなかった槍ヶ岳もドーンと聳えていた。
だが、いつまでも眺めているわけにはいかない。
今日中に上高地まで下りて山岳研究所ですき焼きをするために材料を預けてあるので早々に下りなければならない。
重太郎新道は本当に長かった。天気が良いのは有難いが下山するごとに暑くなり荷物も重くて、行動時間も長く水も切れてきた。
岳沢小屋で水を補給し炭酸飲料で元気をつけるが最後の1時間は暗い中をヘッデンを付けて歩いた。
真っ暗な風穴の側でしばし涼んだ。岩の中に万年氷があるのが見えた。
暗闇の明神南沢あたりは上高地とは思えない不気味さで道路に戻り山研の灯りが見えた時には、もう歩かなくて済むと思って嬉しかった。あとで、山研の管理人の方に最近毎日のように近くを熊がうろうろすることがあると伺って出会わなくてよかったと思った。
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