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北アルプス  上高地散策と乗鞍岳山スキー

  

【日  付】2021年2月26日~28日

【メンバー】CL/S.A 会員外T.S、Y.S 計3名

【コースタイム】

2月26日 新座から車乗合~(中央道)~坂巻温泉
2月27日 坂巻温泉~釜トンネル入り口~上高地河童橋往復
2月28日 坂巻温泉~乗鞍高原~乗鞍岳位ヶ原往復

【コメント】

冬の上高地は今回で3回目となる。最初は大学山岳部の合宿で重装備に喘ぎながら上高地を素通りした時である(徳沢から慶応尾根に取り付き、前穂高岳北尾根に出て5,6のコルにテントを張っての合宿)。
次は社会人になってから冬の滝谷を登りに行き、涸沢から北穂高岳南稜を登って冬季小屋に入った時である。この時は帝国ホテルの傍に営業していた木村小屋に泊まっての上高地であった。風邪をひいて熱を出し3日ばかり小屋で寝込み、熱いお茶とピンク色をした凍ったダイコンの漬物の味は今でも忘れられない。
いずれも45年以上も前のことであるから釜トンネルは昔のトンネルである。もちろん当時は国道158号線、飛騨方面へ抜ける安房トンネルがなかったので冬季は通行止めとなっていて沢渡から歩きとなるしトンネル内は狭く、凍っているのでアイゼンでの歩行であった。
そして、トンネル出口からは暫く急斜面のトラバースとなり、何時雪崩が襲ってくるか分からず恐ろしく、ましてやスリップでもしたらそのまま梓川へ落ち、お陀仏となるところであった。今は新トンネルが出来ていて、そうした危険箇所は無くなり、そのため冬の上高地へ簡単に入れるので登山者や散策をする人で賑わってきている。
◎正月の八方尾根周辺山スキーで一緒だった親友兄弟と3名で早春の上高地散策と焼岳スキー登山を計画し実行した。
 一日目は7時半に出発。釜トンネルの入口まで宿の車で送ってもらい、真っ暗で結構急な釜トンネル内を30分程歩き、出口からはテレマークのスキー装備で除雪されている道路をシールを付けて進むとすぐ大正池に到着した。池の向こうに穂高連峰が見える定番の景色であるが、さすがに冬の穂高の威容は更に素晴らしい。大正池ホテル前からはお決まりの雪の木道コースを行き、途中の橋で向こう岸に渡り河童橋までの散策を楽しんだ。冬の上高地は、どこの店も閉まっており静寂そのものであるが、この日は数組が訪れ楽しんでいた。
 二日目は予定していた焼岳への山スキー行は周辺の積雪が少なく取りやめとして急遽、乗鞍岳山スキー行に変更し、乗鞍高原スキー場からリフトを乗り継ぎ、シール登行でゆっくり3時間、標高2,350mの位ヶ原まで往復した。

(S.A記)

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【坂巻温泉】






【釜トンネル】






【上高地】










            












【乗鞍岳】