【山行目的】 会津100名山の内、11/17~19に6山を登る
【山行期間】 2022年11月19日(土)
【参加者】 L:(久曾神) 礒田 (合計2名)
【アクセス】 富士グランドホテル駐車場7:30→7:47小田山公園駐車場7:51~小田山~奴田山(青木山)~10:38小田山公園駐車場10:44→R401→会津美里町 市野→11:52大谷地12:00~高尾嶺~14:15大谷地→市野→15:20会津坂下IC→郡山JCT→16:19郡山IC→16:47トヨタレンタカー16:52→16:54郡山駅(やまびこ66号17:06)
【コース及びコースタイム】
・小田山公園駐車場(250m)07:51→8:18小田山(372m) 8:19→9:24奴田山(青木山)723.3m9:30→子供の森→10:38小田山公園駐車場【所要時間02:47】
・大谷地集落跡12:00→13:04高尾嶺869.1m13:07→13:49廃道→14:13大谷地集落跡【所要時間02:13】
【コメント】
1. 会津若松駅前富士グランドホテルから小田山、奴田山(青木山)
最初の順番(6:30)で朝食を頂き、部屋でパッキングし直してチェックアウト後、富士グランドホテルの駐車場へ向かった。昨夜と違って間違うことはない。久曾神さんの運転でナビに従ってまずはR64に、南下して細い住宅道路へ東(左折)、さらに道標に従って右折して花見ヶ丘三丁目、谷間にある小田山公園駐車場到着した。標高は約250m、登山車道下の狭い空き地にはすでに一台の車が止まっている。谷間の畔にはたわわに実った柿が光っていた。会津は身しらず柿が名物だがこれらは西条系長柿である。柿の木の上、その先の雑木林の上には青空が見えたが総論は曇り、木々から黄葉を飛ばしている冷たい風も吹いている。駐車場にある小田山史跡看板にダンプ通行注意の張り紙が貼ってある。公園は工事中であるに違いない。谷の奥から草刈りの音も響いてきた。
小田山公園車止めゲートを過ぎる。左(西)の斜面は既に黄葉を終えて落葉した樫類の樹林である。ダンプが通れるほどの巻道から尾根道にと、広い九十九折道の上に出た。まずは会津を鎌倉時代から400年支配した蘆名氏の墓地がある。この一帯は蘆名氏の小田山城があったところだそうだ。800年前からの道なりに進むと北西に会津若松城(鶴ヶ城)を見下ろす地点にでる。看板他によると「戊辰戦争では新政府軍の数基の砲が据えられた。城まで直線距離で約1.5㎞、当時の大砲でも砲弾が届いた」と解説してある。小田山公園には蘆名、松平、それらの家来衆、明治以降に出世をした子孫などにゆかりの大きな墓石や記念碑も立っていた。会津若松市民が散策を楽しみ郷土の誇りを感じる公園だそうだが思えば物騒である。残念な事だが小田山城址の標杭が倒れたままになっていた。道が細くなる。
小田山山頂標372mに到着した。なるほどゆっくり歩いて30分もあれば着く。東側の背炙山方向に展望があるが他の向きは樹木が隠していた。
小田山から奴田山へ向かう。ダンプが通れるほどに広い道は既に終わっているがしっかりした踏み跡が尾根筋を南へ伸びる。分岐が出てきた。地形図は頼りになるか? 徒歩道と分かれて尾根筋の境界標・杭とテープに従う。薮を踏んで徒歩道に合流した。やはり里山は地形図に記してないコースが主流だ。地形図に頼りすぎないこと、この後は尾根筋の徒歩道を素直に登る。分岐にまた出くわした。「ヒメシャガ群生地・青木山・奴田山」と標識が3つもある。久曾神さんの計画書どおり奴田山に向かう。青木山とは何だろう。奴田山のこちらなのかあちらなのか、調査不足を悔やむ。次の分岐には「子供の森スキー場・青木山」と道標が立つが「小田山」がない。尾根を道なり進むとクマ除けの一斗缶がぶら下がる。久曾神さんがガンガン叩いた。落ち葉道を進む。「山頂周回コース」との案内標があり分岐になる。「妙見様案内」という道標もあったが奴田山はどこなのだろうか。
あっけなく、疎林の山頂に到着した。山頂標「奴田山723M」をまず見て風よけテントの向こうへ進むと立派な「青木山」山頂標が立っていた。驚くことに奴田山と青木山と同じ山だ。三角点を確認して陽だまりで小休止になった。展望は全くない。ここが会津100名山とは、なにか登山とは別の選択理由があったのだろうか?
奴田山(青木山)を9:30に下山と言うか引き返した。往路で背にした磐梯山が前に見える。やはり会津若松の名山は磐梯山だ。青空の下、会津盆地の向こうに白い山波、飯豊かな? 陽射しが出てブナの白肌が輝く。右手(東側)には谷間を挟んで昨日登った羽黒山~背炙山の尾根が見える。往路をどんどん引き返すと「もみじ平」と標識、なるほど紅葉した楓の落葉が積もっていた。同年齢の男性とすれ違う、本日会った最初の方だ。往路でも気になっていた黄葉し始めたイカリソウの群落が道脇に続いた。尾根分岐を直進せずに濃い踏み跡の巻道に入る。樹林の中の下り道だ。道を間違えた。出会った地域環境保護団体理事さん夫婦にまずは「ここはどこ、この道はどこに」と尋ねた。まずは「青木山の先の東山貯水池まで歩かれたら絶景」と教えていただき、次に小田山公園駐車場に向かう帰り道を教えていただいた。
まずは「子供の森」に下る。人がどんどん登ってくる。「子供の森」はキャンプ場のようだ。広場の端にはトイレ・駐車場がある。駐車場は小田山公園駐車場の空き地よりはるかに広くメインテナンスされている。ここに駐車した方が賢明と思えた位だ。教えていただいた「子供スキーゲレンデ」に向かう。まずはゲレンデを横断する徒歩道を登った。右手の谷を挟んで背炙山方向には大規模墓地が見える。もちろん芝生の「子供の森」も見下ろせる。嫉妬を覚えるほどの素晴らし公園環境だ。徒歩道から小田山への道を歩む。登り着いた見覚えのある九十九折道には多くの方が朝の散歩をされていた。九十九折の道でまたしても四方山話のついでに同年齢の男性から公園駐車場への近道を教えていただいた。今朝、草刈りの音が響いていた場所だ。ご一緒に谷を下って頂いて小田山公園駐車場に帰着した。里山の地図読みは本当に難しい。地形図にはない道がいっぱい、地形図の破線路が消えている場合もある。
2.小田山公園駐車場から高尾嶺を経て郡山
小田山公園駐車場から会津美里町へ向かう。インプットしたナビに従って久曾神さんが運転である。感謝!高尾嶺は昨日(11/18)登った銀山峠のすぐ南にある。市野集落で一般道から曲がりくねった細い車道(軽トラ道で廃道?)に入り道なりに辿って廃屋近くの場所に駐車した。見上げれば薄曇、青空もある。これが廃屋か?どうも大谷地溜池(貯水池)管理のための作業小屋としか思えない。見回しても過去の生活臭が覗える大谷地集落の廃屋はなかった。畑跡と思われる場所は一面が薄の薮だ。降車して地形図の破線路入口を探したが周りのどこにも見つからない。
駐車ポイントを出発して軽トラ道沿いに登山口を探す。途中の分岐道は放棄された畑への道らしく入ったが先がなかった。軽トラ道終点近くの溜池堰堤右手に赤テープを発見し、ここから踏み跡を頼りに薮、萱場をかき分ける。ところどころに赤テープが下がっていた。先ほどの駐車ポイントの薄薮に繋がっていると思われる平坦な登りだ。2分位で地形図破線路(廃道)に乗ることができた。薮をようやく抜けると廃道が峠となる。杉林尾根(二番目尾根筋)にテープを発見、ここから南に向かって取り付いた。杉の木の間から見上げた右向こうの広葉樹尾根が高尾嶺か、目測標高差約100mで15分もあればなんなく登りつけると思った。この広めの尾根は曲者、なんと5分も登ると猛烈な薮に入る。赤テープが巻いてあるので先行者はいたのだろう。地形図からは予想していなかった細尾根にかわる。ミズナラの木が尾根に立って通せんぼし、根が段差を作っているので足元が悪い。その上、林床は猛烈な灌木薮が続く。傾斜が緩くなったら今度は密な笹薮になる。もうテープも踏み跡も見当たらなかった。笹薮をかき分け泳いで久曾神さんが待つ最高点に着いた。三角点の標高869.1mよりGPSLの表示は20mほど高い。腕時計を見るとここまで峠から42分もかかっていた。頂上稜線は南北に長く、湾曲している。地形図と尾根筋を見比べて北へ向かうと窪地の先に高尾嶺山頂標、三角点869.1mを発見することができた
高尾嶺山頂に着くことができた満足感とこれ以上の苦労はないとの脱力感とが募る。落葉したミズナラ林の中、笹薮の小さな空き地でともかくテルモスの暖かいコンソメスープと薄皮餡パンで活力回復を図った。見回しても林の中で頂上稜線以外の展望はない。風がなく柔らかな日差しがあるのが幸いだ。黄葉の囁く音しか聞こえない。三角点から稜線を北に向かい北斜面へ下ることにした。稜線はやはり薮、薄いところを探して進む。7分掛かって行政境界が西へ曲がる稜線分岐地点についた。廃道を目指して北尾根に下る。北尾根の広葉樹林の笹薮を漕ぐ。落葉松林との境は笹薮が薄い。GPSL標高800mになると落葉松林との境の薮は笹が消え灌木になった。薮の灌木を掴み、一歩一歩滑りを止めて下る。落葉松林の先に杉林が見えてきた。直下降は滑落だ。地形図では読めない沢筋を越えて落葉松林へ向かう。蔦・蔓の邪魔を振りほどいて落葉松林から杉林に入り赤テープを見つけた。廃道に下って一息つぐ。三角点から標高差約100mを下るのに約30分もかかっていた。登るときに廃道をもう一尾根進んで落葉松斜面を目印にすればよかったと悔やむ。あとは赤テープを探して廃道を東方向へ踏み跡を辿る。廃道も所々が崩落個所や密薮になっている。苦労したが谷間から北会津の山々の黄葉と白い飯豊を望んで愛でる余裕ができた。登りに取り付いた峠を通って萱場に帰って来た。軽トラ道はすぐそこである。堰堤の端に着いたので大谷地溜池を覗いてみた。水は少ない。引き返して軽トラ道を廃屋前へ久曾神さんを追いかけた。2時間15分かかったが高尾嶺を無事に往復できた。なんでこんな薮山が会津100名山の一つなのだろうか。
大谷地を出て細いくねくね軽トラ道を走り市野から会津美里町を抜け会津坂下ICで磐越道に乗った。磐梯山SAで休憩して郡山JCTで東北道に、郡山ICから一般道に降りた。ガソリン満タンにしてトヨタレンタカー郡山に帰着した。思案岳を降りた時に頂いた2本の重い大根のうち1本を窓口の方に献上した後郡山駅までサービスカーで送ってもらった。運よく郡山駅でやまびこ66号に乗車できた。自由席は三密を配慮して座るコロナ流満席であった。すでに自主的コロナ対策緩和が始まっている。 (記 礒田)
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