奥多摩・七ッ石山 (1757m) 
 【期日】2010年6月6日(日曜)

 【メンバー】S.K(単独登山)

 【コースタイム】
≪登り≫自宅5:00⇒鴨沢⇒(林道を車で)⇒小袖集落7:15〜7:30→水場8:40〜9:00→堂所9:30→道標10:00→
     →七ッ石小屋分岐@10:15頃→七ッ石小屋分岐A10:30→七ッ石小屋分岐B11:00→ブナ坂11:15→七ッ石山山頂着11:35
≪下り≫七ッ石山山頂発11:50→(昼食)→ブナ坂12:15→七ッ石小屋分岐B12:25→七ッ石小屋分岐A12:40→
     七ッ石小屋分岐@12:50→堂所13:00→水場13:23→小袖集落14:10⇒(林道を車で)⇒鴨沢⇒自宅
 【コースタイム】
≪登り≫自宅5:00⇒鴨沢⇒(林道を車で)⇒小袖集落7:15〜7:30→水場8:40〜9:00→堂所9:30→道標10:00→
     →七ッ石小屋分岐@10:15頃→七ッ石小屋分岐A10:30→七ッ石小屋分岐B11:00→ブナ坂11:15→七ッ石山山頂着11:35
≪下り≫七ッ石山山頂発11:50→(昼食)→ブナ坂12:15→七ッ石小屋分岐B12:25→七ッ石小屋分岐A12:40→
     七ッ石小屋分岐@12:50→堂所13:00→水場13:23→小袖集落14:10⇒(林道を車で)⇒鴨沢⇒自宅
【山行記録】
  新人の「K君」です。奥多摩の七ッ石山に行ってきました。同行者を募ったのですが、申し出が無く単独登山となりました。「せっかく入会したのに単独登山をしていては意味が無い」という気持ちと「ひさしぶりに一人でのんびり歩きたい」との気持ちが半分づつでしたが、単独登山を戒めるトップページの言葉が胸にささります(とっても反省してます)。
 山行日は、6月5日(土)を予定してましたが、天気予報を信じて一日延期する(山行管理者へは6/4深夜に連絡。留守番電話で良かった、深夜にお電話すみませんでした。)。今年の天気の運は3月22日に使いはたしましたが、できれば雨を避けたかったので、当初から土・日のどちらかを選択できる予定にしていて正解でした。今日は一日暖かく安定した天気でした。

 七ッ石山は、雲取山から東へ伸びる石尾根の途中にあり、南側の鴨沢からの登路は、そのほとんどが雲取山へのメインルートと重複しています。そのため、良く整備されていて、登り勾配もほどよく、他の登山者にも適当に出会って、歩き易く、割合安全なコースです。このコースは夏冬共に何回も歩いた事があります。入会当初からの目標であった「雲取山日帰り」の準備として、とりあえず七ッ石山まで往復して、時間的にも体力的にも雲取山まで足を伸ばせる余裕がある様でしたら、雲取山日帰り山行を計画するつもりです。そのため、今回の目標は『体力的に余裕を残して、15時までに小袖集落に下山』する事でした。が、無事目標をクリア。

 目標達成の為に、早朝に自宅を出発。鴨沢の登山届ポストに登山計画書を投入(住所・氏名・電話など個人情報満載だが、山に悪い人はいないので大丈夫です。本当かな?)。舗装された林道を登り小袖集落の近くに駐車。林道終点はUターンの為に駐車禁止なので、その少し手前の道幅の広い所に駐車(林道なので駐車違反では無い。念のため「6/6七ッ石山日帰り」と表示)(写真(1))

 小袖集落の林道終点の消火栓の右横から山道に入る(写真(2))。標識は全く無いが、ジグザグ道を踏跡のハッキリした方を探しながら急登をあせらず約15分登れば鴨沢から雲取山へ登る登山道に登り着く(写真(4))。(途中のジグザグ道は、いくつか分岐しているが、どう登っても、登り切れれば鴨沢から雲取山へのハッキリした登山道のどこかに出るので、よほでひどいルートを選択しない限り大丈夫(写真(3))。 鴨沢バス停から歩くよりは往復1時間程度は楽できる。
 鴨沢から雲取山への登山道に登ってからは、ちょうど良い登り勾配の歩き易い登山道を、ペースを抑えぎみに黙々と歩く。あせって途中でバテてはダメ、亀の様にコツコツと登れば必ず山頂に着くはず。『登山は人生と似ている』という誰かの言葉を思い出す。・・・登山道の幅も、後から追いついてくる登山者に道を譲るのが苦にならない、いい道です。「こんにちは」「お先にどうぞ」の会話が自然に出来る(私が追い抜く事はまず無い)。 この登山道で残念なことは、廃屋を解体撤去後の登山道下にゴミが散乱している事だ(写真(5)(6))。

 この先は、歩き易いが、展望も変化も無い単調な登りが続く。高校3年生の時に初めて登った時はツエルト・寝袋・自炊道具を担ぎ「何でこんな苦しい事をしているんだろう」と思ったが、何度登っても同じ思いがする。・・・と禅問答の様な事を思いながら、水場の音が聞こえると、地図で自分の位置がわかり、「もう少しで堂所だ」と元気が湧く(写真(8)(9))。この水場は、昔は『命の水』と表示されていた、私の大好きな水場です。単調な登り道の、良い目標地点でもあります。水場は登山道から10mほど山側へ登りますが、最近は登山道脇にも引かれてます(写真(7)。水場から登山道を約10m進むと谷側に小広いスペースが有り、10人程度のグループには良い休憩場所です(写真(10))。

 水場で顔を洗い、水を補給した後は、また黙々と登り続ける。単調な登りにさんざん飽きた頃に、金属製の「堂所」の標識が立つ尾根に飛び出す(写真(11)(12))。尾根を乗ッ越して反対側の谷へ立派な道が延びている。どこへ続いているのだろうか?堂所の標識から尾根沿いに登山道の反対側(鴨沢方向)に見えない所まで行くと花摘み・キジ撃ち適地。(紙くずは埋めて下さいね)
 「堂所」の標識から登山道を5分程進んだ所に広場があり、大グループの休憩適地(写真(13)登山者は居合わせた人)。本来はこの辺りが堂所と呼ばれていて、昔は山小屋があったとか賭場があったとか?(30年前に読んだガイドブックには小屋があったと書かれていた記憶がありますが自信は無い)

 堂所からが、このコースの最もきついところだ。相変わらず樹林帯の道だが、勾配が今までよりきつい。それに気が付かずに、今までのペースで登るとバテてしまう。最初にここを登った時は、地図ではほとんど巻き道に見えるブナ坂手前で急にへばった。
 堂所からしばらくは、ほぼ尾根沿いに上り、登山道が直角に曲がるところに道標がある(写真(14))。「登山道ではありません」と表示された、直進する立派な道も何処に続いているか?知っている人がいたら教えて下さい。登山道はこの先、尾根の東側を巻く。しばらく登ったら、今度は登山道が西側を巻き始める。すぐに尾根筋へ登る道が分岐する。ここが七ッ石小屋への最初の分岐の様だが、昔はもっと細い道だった記憶で自信が無い。、現在は標識が無いので、知らない人は気が付かずに通過するだろう。(写真(15))

 七ッ石小屋への分岐は3ヶ所あるが、登山地図によっては表示は色々だ。2番目の七ッ石小屋への分岐は片倉谷最上部を渡る橋の手前で金属製の標識と立派な道がある(写真(16))。私は歩いた事が無いが、七ッ石小屋はすぐ近くの様だ。さらに、いくつかの支尾根を乗っ越し、七ッ石山を巻く道をやっと登りきり、あとはブナ坂へのほぼ水平道になる支尾根にたどり着いた所が、3番目の七ッ石小屋への分岐で金属製の標識がある(写真(19))。七ッ石小屋への分岐がいくつもあるので『営業熱心な小屋だな』と最初は思いました(33年前の事です)。

 2番目の七ッ石小屋への分岐のすぐ先にある、片倉谷最上部を渡る橋は、今は立派な橋で、太い丸太の骨組に床板が張られ、山側だけだが丸太の立派な手すりもあり、安心して渡れる(写真(17)(18))。しかし、33年前は細い丸太の梯子を横に渡した橋でした。当時の登山道としては立派な橋の部類だったのだろうが、重荷を背負った単独登山で、足を滑らせれば命が無いかも?18才のK君は、なりふり構わず、四つん這いでこの橋を渡りました。あの時の慎重さ(臆病)を忘れずに歩こう。

 やっと石尾根縦走路のブナ坂へたどり着く(写真(20)(21))。ブナ坂は石尾根縦走路と、日原側からの唐松谷林道と、私が歩いてきた道の十字路の交差点で、どんな大集団でもゆったり休憩できるほどの広場だ。ここまで来ればあとひと息、七ッ石山の山頂に向かって20分の急登。このコース唯一の展望を楽しみながらの登り(写真(22)登山者は大学生風のグループ)。携帯電話のタイマーで山頂での写真を撮る(写真(23)写っているのがK君です)。天気は良いが、富士山など遠方の山は見えない。雲取山は良く見えた(写真(24))。山頂で昼食にしようとしたが、ハエが多くすぐに下山開始。すこし下山した所でアンパンをひとつ食うが、やはりハエが寄って来てすぐに下山する。近くにトイレは無いので、汚いハエでは無いだろうが、やはり良い気はしない。暖かくなるのも良し悪しだ。

 40歳を過ぎた頃から、下山がつらく感じる様になった。若い頃は、登り切れば、ほとんど登山は終わった様なものだったが、最近は登りと同じ位に下りが過酷だ。足・ふくらはぎ・膝・ふとももをいたわりながら、登りと同様に根気よくコツコツと下る。どうしても辛くなった時の為に、折り畳みの杖をリックに入れてあるが、富士山以外では使ってない。最近入手した中古の革製登山靴で3回目の山行だが、だいぶ足が靴に合ってきてくれたが、左足の親指が痛い。まだ足が靴に合ってない。(残念・・・もう少し靴下を工夫しよう。中古スポーツショップを何件も回ってやっと出会い僕のもとに来てくれた、昔ながらの革製登山靴に罪は無い。足が痛いのは、足が軟弱なダケ)・・・ それでも何とか無事下山ああ疲れた。

 最近に限った事では無いのだろうが、いろいろな人がいる。下山中の13時半頃、堂所下の水場より少し下で、Tシャツ・ショルダーバック・運動靴・ペットボトル(ほとんど空)を片手に持って登ってくる30歳位の男性に『雲取山の山頂はまだ先ですか?』と声をかけられる。『ハァ???』と言いたい気持だったが、ハイカー以前の様子なので、『地図を持ってたら出して』とやさしいオジサン口調で聞く。登山は初めてで、地図も方向磁石も無い、小袖乗越に車を置き1時間登って来たそうで、汗びっしょり。私の地図を見せて駐車位置・現在位置・雲取山山頂を示し、適当なところで引き返す事を勧める。下りの事を考えると登山靴が必要な事も説明する。『御丁寧に、ありがとうございました』と礼を言われた。登山については非常識だが、社会人としては常識人だった。

 なにはともあれ、無事七ッ石山をクリアできた。

 さて、次は雲取山日帰りに挑戦だ!先輩方、どなたか一緒に行って下さい。よろしくお願いします。


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