前夜発個人テント山行 北アルプス 
大猫山〜猫又山〜赤谷山
 
 
【メンバー】 TI、(CL=YH)、(SL=Y)他 3名
 【期日】 2010年08月06日(前夜発)〜08日
【コメント】
  剣北方稜線上の僧ケ岳、毛勝山〜釜谷山〜猫又山、池ノ平小屋〜小窓〜三の窓〜剣岳と登って来たが、猫又山から池ノ平山の間の「アカタン越えてよ」と歌われている赤谷山はいつかその頂上から剣岳を見てみたいと思い続けていた山だ。たまたまHUさんの伝手でYHさんの個人山行に便乗することができ、久恋の山を踏む機会を得た。

覚悟はしていたが猛暑の最中に重いテント泊装備を担いで大猫平まで急斜面樹林帯を登るのは辛かった。 梅雨明け20日後では当たり前だが大猫平から猫又山下まで雪が消え、当てにしていた雪田も雪解け水も見つからなかった。しかし草地と池塘の水が利用できたので満足すべきだろう。

日没と 夜明け前に雲海の上に姿を現した剣〜立山〜大日連峰は太陽が上がるにつれ、雲に隠れてしまった。猫又山と赤谷山の頂上でも遠望がなかったのも天気予報通りとは言え、残念だった。2010年の夏山は私を晴天で迎えてくれない。

猫又山頂上もハイマツが立ち上がり、雪の上を下った猫又谷を覗くこともできなくて驚いた。残雪期とは印象がまったく違う。良い山は四季全てを歩いてみたいものだ。

全コースを通じて踏み跡も目印もしっかりしており、まるで一般登山路のようであった。馬場島に宿泊すれば軽装で大猫山〜猫又山〜ぶなぐら峠周回、ぶなぐら峠〜赤谷山ピストンをそれぞれ1日づつで実行できるのではないか?

足腰が元気なうちに赤谷山〜池ノ平山の間を歩いてみたいが、アルパインクライミングの世界ならもう自分には無理か・・・
【コースタイム】  
 08月06日
     前夜、上野駅に集合してリーダーの車で関越自動車道から上信越高速道路を経て北陸自動車道を名立谷浜PAまで走り、仮眠冷凍トラックのエンジン音に悩まされる。
    夜明けと共に起床して朝食、滑川ICから一般道に下りて馬場島に到着、早月尾根登山口への道を右に分けてゲートを抜け、今にも抜けそうな橋を2つもビクビクしながら通過、06:50取水ダム前の広場に到着した。広場には練馬No.の車が駐車していた。陽射しはあるが山肌に霧が纏いつき、空を白い積雲が通り過ぎる。蒸し暑い上にメジロアブが周りを飛び回り不快標高約950m
取水ダム前広場  7:15発 登山口目印は壊れた吊橋基礎を西側に延長した斜面下にある。足元を良く見ると石に大猫山と矢印が書いてある。踏み跡とテープがしっかり着いているので迷うことはない。
    広葉樹薮林の急斜面を電光状に登る。尾根では広葉樹と天然杉が混じる。7:32杉大木に到着、小休止。急登は標高1300m辺りまで、傾斜が緩やかになってP1400mに8:50到着。コルに下って上り返し。9:25下り岩場があるが固定ロープがあるので安心。標高1600〜1800m辺りまでまた幾分の急登だがアップダウンを挟み、池塘脇草地を進むようになると平坦な尾根道に代わる
大猫平 11:25 草原、ここが大猫平というような目印・標識はない。休憩、登山路下の湿原まで降りて小池塘で水汲み
      ニッコウキスゲ等が咲いた草付きを登る。雲の中に入ったので周囲は霧。標高1900m辺りからまた急登り
    12:27霧の中、休憩。標高2000m、右(東側)斜面は草、尾根から西はシラベ林に、ブナクラ峠から周回してきた男性(練馬No車)が下ってきた。水場は猫又山下までないとの情報、お互い、無事下山を祈って分かれる。
    12:54東芦見尾根に出る→P2055.5m分岐に出る。登山資料にあった深い水溜りは消失、薮、三角点探しは諦め東へ→尾根にはハクサンコザクラ群落が残る、雪が解けてまだ日が経っていないようだ→薮道に分岐→先ず左へ→
大猫山 13:06 コメツツジの薮、等高線で2070m、GPSで2084m、手作りの赤地に黒テープで大猫山と記した山名標がシラベの木に霧でなにも展望なし→分岐に→分岐を下る→池塘脇を抜け、登り返すと目の下に草地→
   13:15 大猫山東の草地に平坦な場所を見つけてテント設営、汗みどろになった衣服を乾いた上下着替えてひとまず落ち着く草地はチングルマが花盛り。ここまで踏み跡、目印テープしっかり、まるで一般登山道のようだった。
      池塘まで湯沸し用水を汲みに歓談→14:40ようやく雲が切れ待望の剣岳が見える→夕食
就寝 16:00 17:00過ぎにテントを雨粒が打ち始め、雷鳴も、19:00頃には本格的な雨に
     
08月07日
大猫山東草地   03:00には雨も上がり、月明かり
起床 3:20 テント撤収、朝食、出発準備、雨具をつける。剣〜立山〜大日にヘッドランプ、小屋の明かり、カメラのストロボが光る
   4:45発 昨夜の雨で草・笹・潅木に露たっぷり。雨具も靴も濡れる→4:57草地に顔を出している岩の上に大猫山山名標板、GPSで標高2108m、ここはまだ最高点でもないのに。05:05地形図大猫山最高点GPSで標高2116m通過
小さなアップダウンが続く→剣が朝日で染まる→P2135m東の小峰に頭を丸めた三角点石杭があった→
→雲の下に鹿島槍〜五竜、剣から東は雲・雲海
    猫又山へのアップダウンが続く。乾き気味のお花畑・草地にはピンクのシモツケソウが群れる
大岩脇 6:45 大岩を巻いたら平坦な草地、踏み跡を辿ると目前に小さな雪田があった
雪田下分岐 6:50 石の上にT字マーク、GPS標高2306m、まず雪解け水を飲む。次いで大ザックをデポ、空身で猫又山へ草着き、お花畑を登る
猫又山 7:04 2378.0m、霧で囲まれた頂上には石仏の周りに石と賽銭、ハイマツの薮に手作り山名標、三角点はどこ?
山頂裏にはトウヤクリンドウがあちらこちらに
霧と薮で展望も無く、残雪期の記憶とまるで違う。猫又谷への下り口はどこだったのだろうか
各自記念撮影
  7:09発 チングルマの咲くお花畑を下る。踏み跡しっかり
    雪田を下ってデポ場所に、ザックを回収して分岐を7:23に後にする→草地を下ると大きな雪田に→雪田を注意して下る→
大雪田水場 7:39  休憩、振り返ると猫又山は雲が切れて青空の下に、麓をみるとその向こうにうっすら見えるのは白馬か→お花畑から目印テープを頼りに低木笹薮林に入る。残雪期に目印を見つけるのには大変そうだ
    →身の丈ほどの笹薮を下る→8:38ヘリコプターが頭上を通る→8:47このあたりが1910m標高点→8:57蝶の撮影にブナクラ峠から来たという男性に会う、ヘトヘトでもう下るとか→急降下→
    →岩場のお花畑、シロウマオオギ、カライトソウなど→岩場を回ると突然刈払い道に変った→下る→ブナクラ峠が目の下に→
ブナグラ峠 9:14着 食事休憩後、雨を心配してザックカバーを掛けて大ザックをデポ、アタックザックに雨具と水を入れて出発
  9:37発 →岩峰へ登る、これは北東にまいて次の小峰を登りこす。猫又山は青空の下だが赤谷山は雲の中→10:02標高点1825m→境界尾根を外れて北側巻き道を進む→10:22巻き道から石沢を登る、急登10:47雪田が沢を埋める→10:52尾根に登りつめる→
    霧の立ち込める尾根を休憩を挟んで登る→2ヶ所ほど薙場あり注意して通る→時計回りに頂上部を進むと草地の下に大きな雪田、空気が雪に冷やされて表面から霧が立っている→
赤谷山 11:40着 平坦な場所に石仏、ここが頂上?踏み跡は最高点と思われる岩まで、岩の上に立つ
霧の中から時折丸い頭を出すのは白萩山か?剣、北方稜線、池ノ平山は雲の中
  11:59発 往路を帰る→12:32石沢へ→12:56沢から巻き道→13:14池塘脇で休憩→
ブナクラ峠 13:47着 白馬連峰がうっすら、峠と言うからには折尾谷を下って小黒部谷へ繋がる道があったのだろうか?大ザックを回収
  14:01発 笹薮を急降下して大岩の積み重なるガレ場を下る→すぐに左岸の藪道へ14:20→
    →傾斜が緩くなり、潅木と笹が茂る河原と山腹巻き道を延々と歩くようになる→右岸から流れ出る沢を渡渉を2回→15:38岩屋→河原に降りたら湧き水が増えて水の中を歩くようになる→16:15巻き道に上がる。若いガイドと中高年男性がこれからブナクラ峠へ登るとか、こんな時刻に?→天然杉が広葉樹に混じりだす→16:36杉大木、踏み跡は右上に、水流跡・道迷い踏み跡が川に下っている。目印テープがぶら下がっていて水流跡には杉材が横に渡してあるので注意すれば迷わない→右上へ→沢押し出しガレ横断→沢が広くなる、大ブナクラ谷はどこだったのだろうか→
    →取水ダムが見えた→最後の難関は林道末端、石垣の脇を固定ロープを使って下る→
取水ダム前広場 17:07着 夕立が来た。雨粒に追われるように車に乗り、馬場島荘へ。夕立はどんどん強くなる、あの2人はどうしているだろうか
    馬場島荘にお願いして入浴→、夕立で小沢から石が押し出された林道を下る。大きな虹→早月川は濁流と化す→一般道から滑川ICで北陸道に、糸魚川ICで降りて辰巳旅館に素泊
08月08日
    辰巳旅館を07:25出発して糸魚川ICから北陸・上信越・関越高速道路を途中のSAで休憩しながら通り、所沢ICで降りて11:40新座駅で解散
     
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