| 前夜発個人山行 | 北アルプス 錫杖岳 |
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| 【参加者】 | TI、(CL=YH、SL=Y、I、O、YK、T、SK) | ||
| 【期日】 | 2010年08月28日 | ||
| 【コメント】 | 青年時代に読んだ雑誌記事に錫杖岳の岩登りがあった。西穂高の稜線からこの山を始めて見た時、「錫杖岳の岩の峰々に何時か」と憧れたが、周りから岩登りと冬山は禁止されていたのでその思いだけが長い間残り続けていた。 近年、錫杖沢を登りつめて登頂できるとの記録や情報が増え、機会を待っていたらYHさんが個人山行をするという。HUさんの伝手でぜひと申し込んだら幸運にも参加を認めて貰うことができた。 このルートで錫杖岳を登ってみると涸れ沢登りと藪漕ぎ続きで岩壁・岩登りの山というイメージと大違いであった。しかし南峰頂上からの360度の展望はすばらしい。できれば北アルプスの峰々は頭を雲で隠さないでほしかった。 記録では南峰から北峰(本峰?)まで片道5〜20分、皆から登頂を薦められたが、往復40分もかかるなら皆と別れて単独で行くのしたくないと遠慮した。すこし残念。 右股登りの途中でIさんが体調不調で「下山時合流」と皆と分かれた。復路はコルの踏み跡を忠実に辿ったせいで左股を下ってしまった。携帯電話を何回も掛けたが相互連絡つかず、また二股から右股を登り返して捜索したがIさんを見つけることはできなかった。リーダー判断でそのまま下ったところ、Iさんは無事に錫杖沢出合で我々を待っていた。途中待機する場合にはリーダーと当事者・付き添いができるだけ細かく、場所、連絡方法、時刻、追いかけるか、下山するかなど取り決めておく必要があると思った。 |
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| 【コースタイム】 08月28日 | |||
| 前夜、上野公園口に集合、20:00に出発して練馬ICから関越自動車道、上信越自動車道、長野自動車道を経て、24:00過ぎに松本ICを出た。これで割引区間は土日高速料金k¥1 | |||
| 松本ICからR158、R471を通って栃尾を過ぎ、無料駐車場でテントを張って仮眠 | |||
| 04:00に起床してテント撤収・朝食をとり、中尾高原口バス停の駐車場に移動して出発準備 | |||
| 中尾高原口 | 5:11 | 薄明の中、中尾橋を渡って槍見館への道へ、途中でタクシー(平湯バスターミナルからk¥5)に追い抜かれる | |
| 槍見温泉登山口 | 5:17 | 登山届提出、広葉樹林の斜面についた急峻な巻き道を進む | |
| 第1飯場 | 5:41 | 尾根末端の小さな広場、周りには杉人工林、休憩、タクシーの二人に追い越される(これから岩屋まで前後) | |
| 渡渉 | 6:06 | 要所には折れそうな古い丸太が架かる 谷間の奥にようやく錫杖岳の前衛岩峰が見えた |
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| 06:30に向かいの斜面に岩沢が見えたが、錫杖沢出合はさらに先、槍見〜笠ケ岳24の道標を過ぎる。06:41笠ケ岳・錫杖沢分岐を左に沢へ下る。ジャコウソウ、カメバヒキオコシ、セキヤノアキチョウジ、下りついた沢はなんなく渡渉、見上げた錫杖沢は涸れ岩沢、ザックに縛り付けてきた沢靴は無駄のよう | |||
| 錫杖沢出合 | 6:42 | 大岩が積み重なり、清冽な伏流水が何箇所も湧き出していた。休憩 | |
| 沢を登る。注意してみれば至る所にテープ、ペンキ印、ケルンがあった 大岩で沢登ができない場所には薮や草付きに巻き道があった。 左岸の薮を巻いていると踏み跡分岐、右は前衛岸壁岩登り道、左の赤テープに従う。先行していたタクシーの二人が声を掛けてくれ、その方向へ薮を分けて下る |
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| 錫杖の岩屋 | 7:15 | 雨宿りができそうなオーバーハング、タクシーの2人が待つ。我々も休憩、情報収集 東京から高速バスで平湯バスターミナル、ついでタクシーで、昨年は雨に降られて撤退したとのこと、この沢なら直ぐに激流、7:22発 | |
| 振り返ると雲を被った西穂高稜線が展望→沢が急傾斜に、岩もより大きく、雨が降って水が出たら怖わそう→大岩が沢の中央に、二股か?テープに従い藪へ入り、藪から再び沢に返った、二股ではない→7:49休憩 標高約1690m 向かいの山の上で光るのは新穂高RW山頂駅 7:56 男性1人→谷間の上には青空が覗いた、流れる雲で尾根までの近さ分かる→ | |||
| 二股 | 8:12 | GPS等高線で標高1740m、記録によると左(右岸)は大岩が重なり上りにくいとのことで、上りやすい右へ(左岸)→ | |
| →目の前に岸壁、谷の奥に岩峰→沢が狭くなり両側は短い笹の藪、ウメバチソウ、モウセンゴケが生える草つきになった→08:40 湧き水がある沢筋でIさん、心臓不調、登山中止・我々の下山を待つことにして分かれる→イワショウブが咲く草着きに入り左へ曲がり、草つきからザレ場に代わった急斜面巻き道を辿る。テープ・目印はしっかり、迷うことはない→尾根(これが高見の岩の下部)を越して左側の谷へ下り、沢筋へ09:00→沢筋の右(踏み跡というより雨裂)を登ると笹が徐々に高くなり、人の背を越える薮に、登りつめて針葉樹林に入った→ | |||
| 本峰のコル | 9:29 | コル最低部より本峰寄りの幾分高い場所(標高約2020m)に出た、コメツガらしい針葉樹にテープが一つ結んである。記録では枯木に多数とあったが→ | |
| 先頭のHさんが稜線沿いに藪漕ぎ、目印を見失う、稜線左下に赤テープ発見、下ると迷い込む人が多いのか、長い白テープがまるで稜線に進入禁止と言う様に左右の木の間に張ってあった。左下に明確な踏み跡を見つけて巻道へ入る。周りはコメツガ・シラベ林で踏み跡の中すこし広い場所で休憩したが手袋置き忘れた。路傍にはハナイグチが何本か開いていた。 | |||
| →踏み跡道は岩峰を時計回りに巻く。コメツガ・シラベ笹の密林、岩壁と笹草付き境の狭い踏み跡を繰り返しながら回り込む。薮・林が開けた場所で振り返ると錫杖沢コルの向こうに大木場ノ辻が美しい姿を見せていた→岸壁を巻くとようやく笠が岳から西へ伸びる稜線が見えてきた。再び急な岩場の巻き道に代わり、低いコメツガがかぶさり、枝にザックを引かれて難儀した→ | |||
| →10:18に狭いガレ場到着、幸運にも固定ロープが掛けてあって一人づつ渡ることができた。後は岸壁に沿ってコメツガなどの潅木を握り、潜ったり跨いだりしながら登る。最後にチムニー状の斜面(水流跡?)を登ると視界が開けて岩峰の上に出た。ウスノキ、クロウスゴが実を着ける岩場をわずかに歩む。 | |||
| 錫杖岳南岳 | 10:38 | 等高線で2150m 、北端にセメントで固定したピッケル、それには北峰(三角点峰2168m)においでとロープがぶら下がる。 皆に行っておいでと進められたが、北峰まである記録では片道5分、他の記録では20分だそうで、もしも往復40分かかるならと単独で行くのを遠慮した。
昼食休憩 展望 北面は笠ケ岳まで峰々が続く、振り返ると大木場ノ辻、乗鞍、御岳は雲の中、右手に焼岳、霞沢岳、雲を被って穂高、槍は見えなくなっていた。 発10:59→ |
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| 再び針葉樹の薮に入り、チムニー状の踏み跡を下る。下りついたらまた薮、潜ったり、跨いだりして巻き道を下る。 | |||
| →ガレでYHさんがストックを流す、ロープを出して無事回収、ツガ・シラベ林に入り、往路置き忘れた手袋も回収→往路と違い尾根筋を通らず、西側巻き目の笹薮踏み跡を辿り、登って来た地点の赤テープ見送りそのままコルに向かった→ | |||
| 本峰のコル | 12:07 | 枯木に目印、多数のテープが巻きつけられている。標高もGPSによれば往路より10mは低かった→ | |
| 沢の右岸を濃い笹薮を急降下し、高見の岩を見下ろす→笹薮を越えた沢左岸に往路の赤テープ確認、 Iさんと落ち合うために赤テープを目指して一度笹薮を越えて左岸に出たがYHリーダー達は登り返し笹薮漕ぎを敬遠したのかそのまま下る→ なるほどこれは大岩コース、固定ロープが出てきた、都合ロープ3箇所→ | |||
| 二俣 | 13:10 | Iさん探しに、休憩中の皆さんを残してOさんと右股を登り返す、約1850mまで登ったが結局見つからず 、休憩場所へ、出発13:40→ | |
| →14:11沢から薮へ→ | |||
| 岩小屋 | 14:20 | 休憩 数匹のアサギマダラが岩壁に舞う 14:33→ | |
| 錫杖沢出合 | 14:50 | 休憩 Iさんと無事合流、テント3張、岩登りの連中でもう睡眠とか14:59→ | |
| →渡渉→15:04笠分岐→ | |||
| →15:21 我々より年配男性4人連れと出会う、岩屋でテント泊とか→針葉樹の幹に飲み込まれた道標(槍見1.5km)15:23→15:25男性1人笠ケ岳へ、この時刻に→15:39渡渉→15:43杉林中飯場跡→広葉樹林斜面の巻き道→槍見館脇登山口16:18→ | |||
| 槍見駐車場 | 16:25 | Aコープで公衆電話を見つけて下山報告 | |
| 奥飛騨温泉郷オートキャンプ場(道の駅併設、車1台k¥4、1人¥500、ゴミ¥300、露天風呂無料ドボンのみ、シャワー8分¥200)テント 泊 | |||
| 翌08月29日⇒平湯バスステーション⇒関越自動車道⇒所沢IC⇒12:05新座駅 解散 | |||
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