南アルプス  北岳(3192m)間ノ岳(3189m)
   期  日.  2010年9月12日〜14日(前夜発)
   メンバー  CL:T K SL:MU SW IS HS
  コースタイム  〔9/12〕 芦安5:10(タクシー)→広河原6:00〜25→白根御池分岐6:50→二俣9:00〜25→上部二俣10:40→
八本歯ノコル12:05→北岳山荘トラバース分岐12:25→吊り尾根分岐13:35→北岳山頂13:55〜14:20→
吊り尾根分岐14:30→北岳山荘15:30
 〔9/13〕 北岳山荘発12:30→中白根岳13:00→3100mピーク13:30→間ノ岳14:05〜10→北岳山荘16:15
 〔9/14〕 北岳山荘発5:45→トラバース分岐6:40→八本歯ノコル7:00〜10→上部二俣7:55→二俣8:40〜9:00
→白根御池分岐10:00〜30→広河原11:15
 【9月11日(土)】  夜Wさんの車にピックアップしてもらい22時過ぎに芦安市営駐車場着。例により軽く宴会して就寝。車の特等寝室から見ると、たくさんの星が瞬いている。明日の晴天は約束されたようなもの。

 【9月12日(日)】 晴れ。芦安Pからは一般車は通行止め。広河原行きのバスと同じ時間帯に乗り合いタクシーも100円upで運行するのでタクシーで広河原まで行く。1時間近く乗る車中で朝食。今日は十数年ぶりの北岳登頂だ。野呂川に架かる吊橋を渡り、沢沿いの樹林帯の中を進む。キツリフネ、レイジンソウ、オオハンゴンソウ、タカネナデシコ、ミソガワソウ、ボウフウ、ヤマハッカなどまだまだ沢山の花が群落となっていて心和む。白根御池小屋との分岐を過ぎると清冽な流れの大樺沢の登りとなる。 二股となり八本歯に突き上げる左俣コースを進む。雪渓が左手に見え、右手には有名なバットレスの岩壁が迫る。まさに9年前の今頃、新座山の会の10周年記念行事として、このバットレスの4尾根を7名が登攀した。プロガイドの訓練を何回も受け、この岩に挑戦した人達も、退会したり亡くなったりして、今はYSさん一人しかいない。
  上部二股からは梯子の急登の連続となる。池山吊り尾根の八本歯のコルに辿り着くも、まだまだ梯子が続きガレ場の急登となり、北岳山荘近道の分岐を左に見てなおも登ると尾根分岐。ザックをデポして山頂へ。涼しい風の吹く山頂で、甲斐駒、鳳凰三山、明日から歩く間ノ岳、農鳥方面の景観を十分堪能して北岳山荘に下る。山荘は立派なトイレ棟を改築中。食堂の窓からは富士山のシルエットが正面に浮かぶ。

  【9月13日(月)】 風霧のち晴れ。夜半から唸るような風の音がしていたが、朝になっても吹き止まず、雨も混じる。小屋の天気情報では風速25mとか。今日はヘリも飛ばせないと無線で話している。この尾根上を歩いたら吹き飛ばされるだろう。様子を見ることにした。Uさんが調子が悪いと起きて来なかったが、昼頃にはお粥を食べられるようになった。風も少し和らいで、時折陽も射すようになったので、間ノ岳を往復することにした。 13時、サブザックで出発。3000mの稜線は岩塊ばかりで、ペンキ印を忠実に追って歩く。いくつか棒が立っているピークを越え、中白峰の標識のピークに着く。ここは3055mだ。間ノ岳の山頂(3189m)は茫洋とした感じ。この辺りのウラシマツツジの群落の紅葉は見事だ!風は強いが晴れ間も見え、鳳凰三山と甲斐駒の花崗岩が雪のように白く光っている。足元はもう一面の草紅葉。16時15分、無事山荘に戻る。

  【9月14日(火)】 晴れ。爽やかな秋晴れのもと今日は北岳を下るのみ。下山はいつもちょっぴり淋しい。 夏の終わりの花々を鑑賞しながら下る。イワベンケイは花も紅葉して真っ赤な口紅のようだ。 ヘリが昨日飛べなかった分を挽回するようにひっきりなしに飛び、荷を運搬している。 バットレスに取り付いている人達を眺めながら「すごいな〜」と感嘆。ミソサザイがちょこちょこ前を歩いている。オコジョにも初めて出会った。大樺沢の石の色合いの美しさも鑑賞する余裕が出来る。 三千米級の山を五つも越えるダイナミックな白峰三山縦走は叶わなかったが、そのうち三つは踏破でき、北岳初登頂の人もいて、間ノ岳にも登れたので良しとしよう。芦安の温泉に浸かり夕刻には帰宅できた。お疲れ様でした。         
 (記=TK)
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