前夜発個人山行 白神山地 
藤里駒ケ岳・白神岳
 
【参加者】 CL=MU、SL=TI、UI、TI、IS
【期日】 2010年10月29〜30日
【コースタイムと コメント by TI】  10月29日
    前夜、和光市駅南口に集合、TI、UI夫妻の車で21:30に出発
和光ICから外環自動車道、川口JCTから東北自動車道を北上
泉PA 1:30 到着、仮眠、5:00起床して出発。紫波姫あたりで雁の群れ、もう北から伊豆沼へ渡ってきている
岩手山SA 7:30 朝食、薄化粧した岩手山、八幡平が青空に映える。台風14号の影響はまだ及んでいない
     東北道を十和田ICで降りて西へR103、R7を通って二ツ井へ、道の駅で休憩してR317へ曲がって藤里へ(ナビをホテルゆとりあ藤里0185-79-1070をインプットすると間違いやすい分岐も楽々)
     谷間とともに舗装道路が狭くなって黄葉の太良峡へ、橋の上で男性二人が黄葉と清流を撮影
分岐をくるみ台森林スポーツ林(野営場)へ、岳岱自然教育林のブナは小木ながら黄葉の最盛期であった
藤里駒ケ岳黒石沢登山口 10:54 広い駐車場に公衆便所、谷を挟んで黄葉した白神山地南部の小岳〜冷水岳尾根が
  11:08 駐車場に車を残して登山口から雪が残る階段を登り、ブナ、イタヤ、ハウチワカエデなどの落葉が積もった登山路を進む
新道コース分岐 11:18 田苗代湿原へ、湿原入口の道標も→下ると雪が積もった木道となる。先行者の踏み跡を辿る。湿原は草紅葉も終わり雪斑模様のただの原っぱ
    木道から落葉の山道へ、湿原コースは道標(頂上までの距離)と合目標(20から0まで)が整備され、道も広くはっきりして迷うことはない
  12:00 幾分、急傾斜の石沢に入る。雪が残っているが柔らかく軽登山靴のままで登ることができた。雪の上にはミネカエデ、イタヤカエデ、ハウチワカエデの落葉も、所々にヤマドリらしい足跡が先行
    見通しが良くなり振り返ると(北方向)に二ツ森〜小岳〜冷水岳稜線、その向こう遥かに白神岳、向白神岳
新道コース分岐 12:37 平坦な尾根筋にを進むと、雪が吹き付けられた駒ケ岳東斜面の崖が見えてきた。尾根道東側の笹藪下は崖、北東遠くに岩木山が霞む、岩木山の上空は雲
駒ケ岳 12:49 東北百名山、1157.9m、三角点、御影石製方位盤もある広場、周りは笹・潅木の薮、展望は良いが標高1000m級で揃っている白神山地の峰々を同定するのは我々には困難、昼食後樺岱登山口分岐へ足を延ばす
    樺岱登山口分岐には二ツ井山岳会が設置した山名頂上板と緑色鉄製記帳箱があった。CLのMUが新座山の会を代表して記帳、山頂へ帰る
  13:19 頂上から下山
新道コース分岐 13:28 尾根コースへ、直ぐに藤里町遭難対策委員会が設置した携帯電話(ドコモ)が通じるポスター地点へ
    明るい尾根筋を下る。尾根の東側に回ると積雪、雪解けで泥濘み、登山靴が汚れる
    13:54に「登山口へ1.5km」道標を通過
    尾根から斜面へ、ムキタケがブナ枯木に発生
新道コース分岐 14:25 目の下に田苗代湿原の木道が見えたと思ったらもう分岐
藤里駒ケ岳黒石沢登山口 14:36 駐車場に到着、公衆便所の洗い場で靴の泥落とし、考えてみたら白神山地に登る前に靴についている外来生物の種などを洗い落とせと言うことだった
    15:01に登山口から入浴予定のハタハタ館へ向けて出発
    往路を二ツ井まで下り、R7からR101を北上、海岸に出て16:22〜45まで日本海に沈む夕日と暮色を楽しむ
    17:15食堂「海」0125-77-2812で夕食、八森町物産店ぶりこ0185-70-4040を冷やかした後、ハタハタ館0185-77-2770で汗を落として道の駅はちもりで一泊した
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【コメントとコースタイム by TI】  10月30日
    今朝は台風14号の影響か青空がない。6:35に道の駅はちもりを出発して大間越街道を秋田県から青森県の岩崎へ、白神橋を過ぎたところで待望の白神岳登山口の道標を見つけて右折、林道に入った
    林道の周囲は人工林、立派な杉の林に見とれているうちに広い駐車場に、林道はさらに奥に延びているがロープで閉鎖され登山者は進入禁止
白神岳登山口駐車場 6:55 このオフシーズンにも拘らず、数台が駐車、大宮ナンバーの車から同年輩の男女が出発、我々も登山準備に
  7:05 駐車場を出発して、道標などの指示に従い休憩舎の左を登る。ついでに休憩舎の中を覗くと広いタタキと板の間、洗面所に公衆便所まである
    黒松林の中の簡易舗装林道に出て道なりに
林道終点広場 7:15 記帳舎、登山指導看板、白神山地地図などがある。ここがガイドなどにある登山口では?土の道に代わる
    黄葉しかけたミズナラ・ブナ林の中、緩やかな傾斜の道を歩む。林床にはネズコ(アスナロ?)の幼木も
二股分岐(新道)分岐 7:56 登山者に自然保護、ルートを教える看板と道標が暗い森の中にあった、新道は急登とのことで蟶山(まてやま)コースヘとMUリーダー、先日の切断騒動のせいか、ツル植物も保護をと訴えるポスターが道標に
    基本的にはブナ、トチ、ホウ、サワグルミなどの広葉樹林だが所々にネズコの高木が混じる
最後の水場 8:37 3番目の水場、細い塩ビ管から水が流れ出ていた。すぐに平坦な巻き道から羊歯(オシダの類?)が茂る急な沢道になる。ダブルストックの男性に道を譲る。沢道から急斜面に着いた電光道に代わり、周囲が黄葉最盛期のブナ林となった。曇天で陽光がないのが悲しい
    電光道が終わり平坦な尾根に出た。ブナ疎林
蟶山(まてやま)分岐 9:23 Sさんを残し、空にで道標に従い蟶山へ、ブナ-笹林の中の曲がりくねった踏み跡をたどる
蟶山(まてやま) 9:25 841.1m、三角点、ブナ疎林末端、葉が落ちているので木立を通して日本海や周りの尾根が見えるが緑の時期は展望がないと思う。尾根上の瘤、麓からは山に見えるのかな。三角点にタッチして直ぐに分岐へ
蟶山(まてやま)分岐 9:29 道標「頂上まで3.15km」すぐザックを背負って出発
    歩き易い、緩いアップダウンの尾根筋を進む。葉を落としたブナ高木林が続く。9:46に標高点858付近、10:17尾根に山頂の建物がポツンと見える。平坦な道の上にはブナの落葉が積もる。10:20標高点977m辺り、10:28笹薮に「頂上まで1.5km」道標
    平坦な支尾根から主尾根の斜面に、次第に笹薮に背の低いダケカンバ、ブナ、ミネカエデ、ナナカマドが立つ急斜面を登る。平坦になったところで休憩、振り返れば深浦と日本海が展望、曇り空で水平線は漠然。下山してきたダブルストックの男性から主稜線、頂上は風が強く寒いと情報。皆、オーバージャケットを着て出発。笹と菅に植生が変わった。なるほどそこそこの風があるがそれほどの寒さではない
十二湖分岐 11:13 約1210m、雪や水溜りが凍った尾根道になる。平坦だが一寸したアップダウンがあるので足元に注意して進む。草地に西を向く祠2基、石碑1基、ここは白神神社らしい。南の空にも雲の切れ目が出てきた。
    立派な公衆便所(下からみえたのはこれ)、次には避難小屋、ザックを置いて頂上へ
白神岳 11:33 深田クラブ200名山、1231.9m、三角点、広場に能代の男性が一人立つ。藤里駒ケ岳から見たより大きな岩木山が傘雲を被り、日本海から送られた薄い霧のスカートをはいていた。足元から白神山地最高峰の向白神岳への尾根が延びる。八甲田、八幡平、岩手山なども見えると言うがこの曇り空では、海岸線を南に辿ると男鹿半島(本山)らしい影が見えた
    11:40に頂上から避難小屋へ帰り、昼食をとって12:03に下山開始
十二湖分岐 12:22 往路を日本海に向かって下る。登って来た若い女性に会う。長靴を履き、幾つも熊鈴をつけた地元の方らしい。12:33に平坦な支尾根に、12:49には「慎重に」と記した標柱を通過、12:53道標「蟶山1.65km」に着いた
    切り株にクリタケ、立ち枯れした木に大きなムキタケを発見、ニガクリタケ、ツキヨタケとの見分け方を学ぶ
蟶山(まてやま)分岐 13:43 休憩、我々の後を歩いてきた男性に蟶山はすぐそこと教える。彼は新道コースを登ってきたが急峻でロープでよじ登って腕もバテバテとのこと
    尾根から斜面へ、14:04「登山口まで3km」道標、まだまだ、黄葉最盛期のブナ林が続く
最後の水場 14:29 通り過ぎて水量の多かった最初の水場で補給、長靴女性が熊鈴を鳴らして追い越していってしまった
二股分岐(新道)分岐 15:11 休憩
    15:19道標「登山口1km」、15:31入山者カウンター、15:40黒崎登山口記帳所前に到着、CLのMUが滞りなく記帳する。看板を読むと「向白神岳付近崩落で立ち入りご遠慮」とあった。白神山地核心部は立入禁止と思っていたが入山する人もいるのだね
白神岳登山口駐車場 15:15 駐車した車は2台になっていた。白神岳蟶山コースは長いが体力を消耗する急傾斜路と回復できる平坦路が微妙に組み合わさっているので刈払いされた道なりに歩けば楽々白神岳山頂を往復できよう。水場、道標、避難小屋、公衆便所も整備され安心して登山できた。
    16:01休憩舎で一休みした後で日本海の落日鑑賞を兼ねて下山
    ガンガラ穴海岸で落日鑑賞、地元の人に教えてもらった和田商店で食材購入、不老不死温泉に向かうも立ち寄り湯は16:00で閉、宿泊客でも日没で露天風呂は閉とのことでウエスパ椿山で入浴、夕食をとった
    翌10月31日、台風14号は太平洋遥か東へ去ったのか青空の白神岳(小屋がポツン)を見て、R101、R7と通って十和田ICから休憩をとりながら新座まで往路を帰り、各自の自宅近くまで送ってもらって流れ解散した