| 八ヶ岳 阿弥陀岳北西稜 個人山行 |
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| 【参加者】M/S・K(会員外)・G(会員外) | |||
| 【期日】2010年11月21日(日)前夜北杜市の知人宅に宿泊 | |||
| 【コメント】 阿弥陀岳には南稜・中央稜・北稜・北西稜などの岩稜がある。この内、北稜・北西稜は積雪期に登られることの多いルートであるが、今回は積雪期の下見の目的で北西稜に挑んだ。 前日は、知人のM氏が開拓した太刀岡山ハサミ岩左岩稜(各ピッチ4級程度か?)を4ピッチ登る。クラック、ナイフリッジ、空中散歩のような岩塔登攀に続いて、締めはクライミングシューズのフリクションでかろうじて登るスラブ。このスラブは靴底のフリクションだけで体重移動して立ち上がり、ようやく次のホールドに手が届くという際どい登りだったが、このムーブが雪の付いた北西稜の脆い岩に乗る良いトレーニングになった。 南沢の登山道は岩が多いので、明るくなってから歩きだす。行者小屋まであと15分程の北西稜への分岐には、黄・白・赤のテープが木に巻き付けてある。北西稜への急斜面に踏跡はあるものの雪が被っていて分りづらい。樹林帯を抜けるとリッジ状の尾根は次第に細くなり、ナイフリッジの先を第一岩峰がさえぎっている。 第一岩峰基部でハーネスを装着。晴れてはいるが北面で陽が当らないため、気温はマイナス6度。第一岩峰の細かなホールド・スタンスには雪が付いている。右側から慎重に5m程登るとナイフリッジと草付の急登が連続しており、正面に見える第二岩峰の垂壁基部までの3ピッチをKがリードする。ザックを背負っているため、先行パーティの一人と我々だけで狭い基部は満員状態。足元が北壁側に切れ落ちているため、先ずはディージーチェーンでセルフビレーをとりロープを整理する。 この第二岩峰が今日の核心部。先行パーティは岩峰の右側を登っているが、我々は切り立った断崖に沿った左側の細いバンドを20m程回り込み、ビレーポイントから右上し左手のスラブに取り付く。途中まではホールドもスタンスもとれるがスラブはフリーでは難しい。スラブの抜け口では、残置ハーケンにヌンチャクを掛け身体を一杯に引き上げ、頭上のガバを掴み強引に乗り越えた。積雪期であればアブミがなければ抜けるのは難しいだろう。 摩利支天を経て阿弥陀岳山頂までなだらかな尾根をたどり、意外に早く登攀終了。今回はピッケル・アイゼンを持たずに登れるギリギリのタイミングだった。第一岩峰基部までのルートも積雪期はロープが必要になり、より時間を要するだろう。日陰となる北西稜で風が吹いた時の厳冬期の寒さは想像もしたくないが、摩利支天に向かって伸びる純白の峰の魅力は増すばかりである。 |
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| 【コースタイム】 11月21日 | |||
| 美濃戸6:30発〜北西稜への分岐8:20着〜第一岩峰基部9:15着〜第二岩峰基部10:30着〜第二岩峰上部11:50着〜摩利支天12:30着・昼食〜阿弥陀岳山頂13:10着〜行者小屋14:30着・14:50発〜美濃戸16:30着 | |||
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