八ヶ岳 横岳・杣添尾根
【参加者】CL=MS, SL=TI, IS,YS & ES

【コースタイム】 休憩たっぷり
2/5(土) 朝霞台駅 6:00発〜6:30所沢IC〜八王子JCT〜長坂IC9:00着〜9:35登山者用駐車場10:12〜0:14登山口(標高1,760m)10:18発〜標高2,145m付近12:18着*テント設営(泊)
2/6(日) テント6:20発〜森林限界7:58着〜三叉峰9:30着〜横岳(標高は大権現 2,829m)9:57着・10:10発〜12:18森林限界〜テント着12:18・テント撤収・下山開始12:52〜登山口13:43〜登山者用駐車場13:45着・14:12発〜延命の湯入浴15:05着〜小淵沢IC〜八王子JCT〜所沢IC19:13〜朝霞台 解散


【コメント】
2/5(土) 運の良いことに2月に入っても関東地方は暖かく、これまで八ヶ岳に大雪が無い。そのせいか登山者用駐車場からしっかりした踏み跡が続き、ラッセルをする必要は無かった。海ノ口自然郷別荘地の広い舗装道路を数本横切って実質登山口に到着、どうもタクシーなどが入ってきている様子で、登山歩道もここから広く堅くさらに歩きやすくなった。南八ヶ岳林道の貯水池までは唐松、樺、白檜などの林中の平坦な道を登る。貯水池から、傾斜が急な樹林帯を肩に食い込むザックに耐えながらキックステップで進む。平坦地を白檜の間に見つけてテントを設営して荷物を放り込む。天気、雪量、足跡から判断したCLから偵察中止、早や歓談の指令が出た。全員大歓迎。日が暮れると梢間に星、樹幹に町の灯りが煌いた。18:40頃には寝袋に潜り込み熟睡。夢の中で猛吹雪の中、腰までの雪を掻き分けている姿を見た。樹林を2、3度風が渡ったせいだろうか?

2/6(日)
目覚ましが鳴って目が覚めた。テントに露が光るが結氷はない。暖かな一夜を過ごすことができた。寝袋を収納して餅・スイトン雑煮でエネルギーをチャージし、アタックザックを背負い、クランポンを履き、ヘッドランプの灯りを頼りにテントを出発した。足元の雪はサラサラしているが良く踏まれているのでクランポンの爪が気持ちよく食い込む。東の朝焼け雲海から朝日が登り、樹幹を橙色に染めた。小枝も揺れない木立を通して夜明けの空に富士も顔を出す。次第に青さを増す空には飛行機雲の条痕だけ、CLから「樹林帯を抜けると絶景がある」と激励が掛かる。白檜の低木疎林を通り過ぎるとその青天白銀の絶景があった。南側に小さくせり出した雪庇を避けて続く真新しい踏み跡を辿る。雪瘤に「ザックがある!」。見れば大きな三脚を担いで尾根を下ってくる男性がいた。今朝、3時に駐車場から登ってきたが「夜明けに間に合わなかった」と残念がる。急斜面手前、雪の上に顔を出したシラベの幼木にストックをデポしていよいよピッケルで支点を取りながら登る。ハイマツや石楠花の群落が風でクラストした雪面から覗く。部分的に透明な氷があるが登りを邪魔するほどではなかった。CLの指示を守って三叉峰分岐まで登り、八ヶ岳の主稜線に到着した。

巻雲が高空を流れ始めたが、霞の雲海より聳え立つ東西南北の高山が展望できた。何度もここから四囲を眺めているが今日ほどの風景はない。人通りも増え、絶え間無しに登山者が往来する。我々も横岳頂上に向かった。鉄梯子2箇所でCLから「クランポンを履いた時はこう足を進めなさい」、「狭い岩の間にはこうする」と実地・具体的な授業があった。感謝!横岳頂上で逆光ながら富士と赤岳をバックにハンサムな若人に集合写真を撮影して貰った。

好天と白銀の世界を堪能して横岳山頂に別れを告げ、三叉峰分岐に帰る。急斜面降下の際にクランポンの歯をどう立てるかをCLに教えてもらいながら無事に緩斜面に降り立つことができた。準備したロープやスリングを使わなくて済んでホッとした。緊張して登って来た往路の雪尾根も樹林帯急斜面もクランポンの使い方になれたせいか余裕をもって下ることができた。途中、標高2440m辺りにテント跡を見つけた。テント設営にはこの尾根の最適地と思われる。我々のテント場はさらに標高差300mを下ったところであった。テントを撤収し、荷造りを終えて、若い男性と前後しながら樹林帯を登山者用駐車場まで下山した。

登山者用駐車場でビーコンの使用法をCLを先生に実習、今後の集団登山には山の会の3台を先頭、中間、最終に分けて利用しよう

この比較的短いコースには目印も道標もたくさんあり、迷うことは無い。樹林帯の雪道、広い雪稜、雪が着いた急斜面そして雪と岩の八ヶ岳主稜線と変化もある。雪山経験にはもってこいのコースと思われた。

なお復路に汗を流した小淵沢の延命の湯(¥600、0551-36-6111)は洗い場も数あり、露天風呂も湯上りの生ビールも気持ちよく楽しめた。

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