| 下越の山 菱ケ岳〜五頭山縦走 残念ながら途中撤退 |
| 【参加者】CL=TI、IS、YS、SO |
| 【記録:コースタイム】by TI 03月04日(金) 菱ケ岳登山口駐車場(テント&車泊) 03月05日(土) 菱ケ岳登山口駐車場06:21→夏道入口→381点07:15→姿見平付近尾根→519点付近08:16→ →09:09北山→09:25杉端の急斜面下 撤退09:36→09:52北山→519点付近10:16→姿見平付近尾根→ →381点11:11昼食11:39→尾根筋を降下→12:09菱ケ岳登山口駐車場 |
| 【記録、コメント】 by TI 昨年、二王子岳で地元の人から「1月から何度も菱ケ岳〜五頭山に出かけてきた」と教えられたので、地元の人たちの踏み跡を辿れば菱ケ岳から五頭山を9時間余で周回できるだろうと目論んだ。好都合にも03月05日に移動性高気圧が日本を通るというし、通り過ぎた新潟平野も一面茶色の地面が出ていた。 しかし、営林署の若い職員から「2月にはなかった雪が3月に入ってから降り始めて菱ケ岳〜五頭山に新雪が積もっている」との注意を受けて、広い駐車場から沢沿い夏道の踏み跡に取り付いた。起きかけた薮、垂れ下がる蔓、カモシカの溜糞、新雪が覆う踏み跡などと、どうもこの二、三日誰も歩いた形跡がない。10分登っては息継ぎ休みを入れて急斜面を登る。枯れた幹も立つ赤松混合林の尾根に登って、今度は新雪に覆われた踏み跡と赤テープを探しながら進む。雪の上には兎やテンの新旧足跡が入り乱れていた。北の谷を登山口の方を見下ろすとスキー場跡、ゲレンデ跡が見える。 標高点381mを過ぎ、姿見平辺りに来たが尾根筋を通ったので供養塔は確認できなかった。雪が積もった低木尾根だが東から南南東そしてまた東へと思いがけない方角に屈曲がありルート判断が難しい場所でもあった。もう古い足跡は新雪に埋まり、吹き溜まりを避けてアイゼンが利きそうな線を探しながら進む。メンバーも再々、踏み抜いて悲鳴を上げる。 標高点519mを過ぎ、北山の上に立つと菱ケ岳〜五頭山の稜線には北西から雪雲が流れ着き、手前の杉端の崖に新雪が張り付いているのが見えた。ここ北山(西峰)まで標高差400mを2時間50分、夏歩程の2倍ほどかけて登ってきた。菱ケ岳山頂まで残り標高差も300m、そして崖のような杉端冬道と頂上直下の急斜面を登らねばならないと頭の中で計算してみる。杉端に近付くにつれ踏み跡をピッケル先で探すのにも時間がかかるようになった。 杉端の急斜面下に到着して冬道と夏道の分岐にあるという目印を探すが雪に隠れてか見当たらない。意を決して目星を付けた雪壁に踏み込んだが新雪の下も柔らかくアイゼンが利かない。この雪壁は冬ルートでないと判断した。ルートを探しながら50mの急斜面を登ることはできても、下るのは危険と考えて、ここで撤収する決断をした。 日本海から吹き上がってくる雪雲を被り、姿を隠す菱ケ岳〜五頭山稜線に未練を残し、北山に帰ってきた時、フッと地元の男性が目の前に現れた。「駐車場を07:30に出発し、我々の踏み跡を辿って(ということは2時間20分かけて)来た。菱ケ岳を往復する」とのこと、話をしているとダブルストックの男性が登って来た。彼は「縦走する」と一言いって特急で追い越した。メンバーに「追いかけてもう少し登ってみようか?」と提案してみたが「もう下山ムード」とのこと、リーダーへの心遣いに感謝した。 北山から往路を下るに連れ、単独、2人連と、さらに4人が登って来た。我々が歩いてきたトレースはすでに立派な壷足道に変っている。標高点381mで休憩して昼食をとり終えた時、先ほど登っていった1人が下山してきた。「杉端は越えたが山頂直下にも杉端のような急斜面がある。見ると山頂稜線は吹雪。寒い上に展望なしだろうからつまらないので下山してきた。菱ケ岳・五頭山の雪を楽しむならは4月〜連休が良い」と教えてくださった。彼について我々も夏道に下らずに尾根通しで駐車場まで下山した。駐車場には27台の車が入り、五頭山から下ってきた人たちがもう帰り支度をしている。「四合目まで立派な踏み跡、登り2時間、下り1時間。皆さんだともう少しかかるかも。だが今日は五頭山の稜線も風雪」とは橋を渡ってきた男性から聞いた話だ。 どうも今回は地元の人に、しっかりした踏み跡をつけて差し上げるという皮肉な作業で終わったが、何度か雪山に登ればこんなこともある。登山口出発は地元の人たちが登山を始める07:30過ぎにするのが賢明と作戦をたて、「次回は4月の好天下縦走」とメンバーと約束して、安田温泉 やすらぎのゆ(\800タオルセットつき)に向かった。 |
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