残雪の北アルプス
        奥穂高岳 (3190m) 涸沢岳 (3103m)
                                    2011年5月6日(金)〜8日(日)前夜発
  【メンバー】 CL:MS SL:KY ES YS (4名)
 コース
  タイム
 5/6  前夜・新宿西口発23:00(バス)→上高地着5:30→日本山岳会上高地山岳研究所発6:30→明神着7:35
 →徳沢着8:35→横尾着9:55→本谷橋着11:40→涸沢ヒュッテ着13:55
 5/7  ヒュッテ発6:50→穂高岳山荘着9:40→奥穂高岳山頂着11:10 →穂高岳山荘帰着12:20→
 涸沢岳山頂着13:15→穂高岳山荘帰着13:35→涸沢ヒュッテ帰着15:20
 5/8   ヒュッテ発6:20→本谷橋着7:10→横尾着8:25→徳沢着 9:35→明神着10:30→上高地帰着11:20    
 
←写真は1日目
   涸沢小屋との分岐、ヒュッテの鯉のぼり
   が見えてきた

 
 【コメント】
 <1日目>例年になく雪が多くて、上高地から横尾までの道の両側はしっかり雪が残り、芽吹きも見られません。でも、青空の下に屹立する明神岳の岩峰を見上げながらワクワクする気分です。
 本谷橋でアイゼンを着け、デブリですっかり埋った道をゆっくりと高度をあげて涸沢ヒュッテに到着。GW直前に起こった雪崩のせいか1張もテントが見当たりません。テラスで生ビールとおでんを味わいながら、、前穂のタヌキ岩や北穂、涸沢槍など眺めながら至福のひととき・・・。

 <2日目>いよいよ奥穂にアタック。天気はまずまず。小豆沢を一直線に白出のコルめざして登ります。傾斜がどんどん急になり、コル直前は35度にも。コルでひと息ついて核心部の奥穂の頂きへ。ハシゴ2基を越え、急斜面にピッケルをしっかり打ち付け、滑落防止のネットがあっても落ちたら終わりだと肝に命じます。
 山頂は私たちのひとり占め。雲が立ち込めて展望はありませんが穏やかな天候です。下山では緊張が一層高まります。急な雪壁をバックステップで下り、1ヵ所ロープで確保してもらいました。ロープ1本でこの安心感はすごいものです。無事コルに降り立ち、次いで涸沢岳を往復。赤い鶏冠をつけた雷鳥に出会えました。
 小豆沢の下山はガスの中。近くで雪崩の音がし、すぐさまザイテングラート寄りに避難。ザラザラ、サラサラと、ほんの表面の雪が長く尾を引いて涸沢に向かって流れてゆきました。傾斜が緩くなってヒュッテが見えたときはホッとしました。登頂できた充実感と無事下山できた安堵感で、ワインが心地よく回りました。

 <3日目>夜半に雨から雪に変わり、天候悪化のきざし。風に泳ぐヒュッテの鯉のぼりを振り返りつつ下山へ。本谷橋までの道は雪崩の跡が無数にあり、早く抜けるに限るとばかり懸命に歩きました。横尾近くの道端に群生するフキノトウを見て、ようやく気持ちが和みます。憧れの残雪の奥穂高岳に登れた達成感に浸りつつ、リーダーと良き仲間に感謝の気持ちでいっぱいでした。     (記:YS)                     
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