北アルプス       奥穂高岳ジャンダルム飛騨尾根 

 【日 付      2011813日〜816
メンバー L=Y/N  S/A, 他会員外4名(Y/N,N/K,T/T,K/N)計5名

コメント
・雪崩による崩壊後、新装となった岳沢小屋のテント地をベースにして、第一目標をジャンダルム飛騨尾根、次にコブ尾
 根、もしくは奥穂高岳南稜の
登攀山行とした。
・涸沢からのアプローチも長く,登り残していた飛騨尾根を、今登りたい岩尾根として選び,体力との勝負で頑張った。
・幸い天気にも恵まれ、先行パーティーがあり時間が多少かかってしまったが、快適な登攀で、久しぶりに穂高の山と
 岩を存分に楽しむことができた。

・この時期の飛騨尾根は岩登りそのものの難易度は、いわゆる3級程度で容易であるが、特にアプローチの長さに耐え
 得る体力と、βルンゼ下降時の注意、そして飛騨側の天気への行動判断にある。

アプローチとβルンゼ下降・・・・
 岳沢から天狗のコルを経由して、βルンゼ下降口まで
4時間以上かかる。
・登攀用具を身につけ、不要な物をコルにデポし下降開始。
・ルンゼ降り口の石のゴロゴロがいやらしく要注意、すぐ進行方向右から左の西穂側に移り側壁とのキワを下降する(踏み
 跡あり
)(しばらくして、右へ移って草付交じりの壁を飛騨尾根へ向かってトラバース出来るが、これは間違いで上部
 より派生している手前の尾根に出てしまうか
ら注意)。
・やがてルンゼ中央にある大きな岩に達するが滝になっておりそのまま真下には降りられず右端のルンゼをクライムダ
 ウンする。

・更に下降を続けると再び滝の上に出るが(下降用のハーケンも打ってあるが)ここもクライムダウンで降りられる。
・この辺りより、ルンゼの石も大きくなり安定してくる。

・滝の下から右側の草付をトラバース、さらに斜め左上にハイマツ帯を登ると、 まもなく飛騨尾根T3である。
 (ある記録では、15分程のルンゼの下降とあったが、慎重に降りると3040分はかかる、さらに途中、上からの落石
 は要注意である。(実際、我々も恐らくジャンダルムにコルからあがる一般道からの落石にあい、危ないところで
 あった)

飛騨尾根登攀
・ここからは、取りつきは尾根手前のフェースからでも良いし、あるいは岩稜に出て、取りつきとしても良いが、T2 
 までは縦走路と同じような岩稜なので
全員フリーで登り、T2からロープをつけた。
・あとは岩稜の登攀であるが、左側はT2・T1フランケとなって、スッパリ切れ落ちているので、ルートは岩稜のや 
 や右側フェースにとっていくが、ホールド、スタンスが豊富で、さらに見た目よりも登りだすと斜度がゆるいので、歳
 をとってきた我身でも、快適な登攀を楽しむことが出来た。
核心は5ピッチ程であった。
・又、ギアを使えるクラックや、残地ハーケン、確保になるピナクルも要所に適当にあり、最近の記録では飛騨尾根は 
 あまり登られていないようなので・・・とか、浮石が多く、注意等の記載があったが、当日は4パーティーも入ったし
 、岩は堅く、しっかりとしていて、そんなことは全く感じられなかった。
まもなく、終了点である、ロープを解きコル
 に到着した。
今回は、自身の装備の忘れ、不備、また体調不良や、指の怪我等で飛騨尾根の登攀のみで終了し、反省点
 もただあるものの、久しぶりに穂高の飛騨側に入り、緊張し、充実した時間を過ごしたことで満足であった。
そして、
 同時にすばらしい仲間達に感謝したい。                            (吾妻記)

飛騨尾根登攀記録
   
  
13日 上高地740―岳沢小屋1020  南稜、コブ尾根取付偵察 テント泊
         14日 出発430―天狗のコル715735―ジャンダルムとコブ尾根頭との
              コル(βルンゼ下降口)840930―飛騨尾根取付(T31035登攀終了1415―コル14
         :
301500―天狗のコル1610―岳沢小屋1800
         15日 休養
         16日 下山
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