奥多摩 三ノ木戸山  (1177m) 
 【期  日】:2011年11月23日(水曜日)
 【メンバー】:S/K(単独)
 【コースタイム】
三ノ木戸林道終点9:10→登山道分岐9:40→石尾根合流10:50→三ノ木戸山11:10〜12:40→
→石尾根分岐12:55→登山道分岐13:25→三ノ木戸林道終点14:10
 【山行報告】
 4日前に日光白根山を計画したが、悪天候の為断念し、代わりに伊豆ヶ岳へ3人で雨天歩行訓練をした。
 今日は、また一人で奥多摩に来た。快晴・無風の低山だからピクニック気分だ。
 奥多摩の三ノ木戸(さぬきど)山は、雲取山からJR奥多摩駅に向かって東に延びる『石尾根』の東端付近の山で、石尾根登山道は山頂の北側を巻いているので、山頂に登る人は少ない。尾根通しに山頂を通って石尾根を歩く事も出来る様だが、登山者にとってはあまり興味のわかない山の様だ。なお、山名は「さぬきどやま」か「さぬきどさん」か、自信が無い。
 今日は、三ノ木戸山の南側山腹を走る三ノ木戸林道の終点から、石尾根の六ッ石山と三ノ木戸山の鞍部に登る道を歩きに来た。
 この道は、登山地図では点線(・・・・・)で表示され、三ノ木戸林道の終点からの取付には『迷』の表記があり、歩くのに躊躇していた。
 しかし、今月12日に六ッ石山に登った際に石尾根上に『三ノ木戸林道をへて奥多摩駅』の道標があり、道もしっかりしていそうだった。でも落葉が敷き詰められていて、歩かれた跡が無く、日没間際だったので下山に使うのはやめた。(歩き通せない場合に、登り返す時間が無い)。帰宅後に調べたインターネット情報では、問題の無い道の様なので、今日は確認しに来た。念の為、登りに使えば、歩き通せなかった場合も戻れば良いだけだ。不明瞭な道は好きでは無いが、この道が歩き易いなら石尾根からのエスケープルートに使える。三ノ木戸林道に出てから、舗装道路を延々と歩く必要があるが、悪天候時や日没後は登山道より安心だ。「マイカー登山なら六ッ石山に楽に登れる」という下心もある。

 三ノ木戸林道終点にオートバイを停めて登山準備。車は数台とめられそうだが、林道の奥から農作業用のモノレールが延びているので、地元の方の農作業の邪魔にならない様に停めてほしい。もちろん、車が方向転換できるスペースも必要だから、多くは駐車出来ない(写真@)。
 登山道はモノレールに沿ってしっかりと登っている(写真A)。道標も「六ッ石山・雲取山」とはっきりと表示されているので安心して歩き出す(写真B)。
 最初はモノレールに沿って登る。木橋を2ヶ所通過する。乾いていれば不安は無いが、濡れていたり、凍っている場合は心配だ。しばらく登るとモノレールが左に下って行き、登山道と別れる。その後、登山道が二股に分かれる。当然、左下に下って行く道には行かず、右上に登る道に進む。この分岐には小さな道標があった。
 かなり登ったあたりで、左に分岐する道があるが、ロープで閉鎖されている。そこから、そこそこ登った所で、左から登ってくる道が合流するが、ここもロープで閉鎖されている。以前はこの左側の道を通っていたのかもしれないが、何らかの理由で右側に道をつけ代えたのだろう。このすぐ上で石尾根縦走路に出る。数日前に見た標識があるので間違い無い。
 石尾根縦走路を東に行く。小さなピークを南側から巻き、小さな鞍部に着く。石尾根縦走路はこの鞍部から三ノ木戸山の北側を巻いて行くので、三ノ木戸山へは尾根通しに東に登る。すぐに尾根は岩場になるが、岩場の南側に踏み跡があるので問題なし(写真C)。すぐに山頂らしき所に着くが、山頂部はなだらかで、どこが最高点かわからない。尾根筋に何か所も境界石があるが、山頂標識が見付からない。山頂標識は無いが、小屋(壁の無い、屋根だけの建物)と檻かカゴかわからない物が置いてある。山頂標識を探して、どんどん東に行くと、若者二人が休憩中だった。
 この若者二人は登山者では無く、東京農業大学の学生さんで、研究の為に登って来たそうだ。三ノ木戸山の北側は東京農業大学の演習林で、さっき見た小屋や檻のようなカゴも研究の為の設備だそうだ。お会い出来た記念に写真を撮らせてもらった(写真D)。
 学生さんと別れて、山頂を探す。なだらかな山頂部を西から東まで歩いたので、山頂には到達したはずだが、どこが山頂かはっきりしないのは登山者としては気分が悪い。三角点が無い山なので仕方が無いが、スッキリしない。根気よく探すと、山頂部東側の木の幹に、ビニールのテープの様なものに『三ノ木戸山』と書いて貼ってある。かなり字がかすんでいた(写真E)。山頂部中央付近には「三ノ木戸山1177m」と彫り込んだ割れた木の板の標識がある(写真FG)。結局どこが山頂かわからなかったが、ヒマラヤでは山頂は神が宿る場所だから、一番高い所は踏まないと聞いた事があるので、三ノ木戸山もこれで良い事にしよう。真っ青な空と、葉の落ちた林を眺めてゆっくりと昼飯。そして、カサカサと落葉を踏みしめて下山する。

 石尾根縦走路から三ノ木戸林道に向かう分岐点で、休憩中の登山者が「ここを下りるのですか?」と聞いてきたので「はい」と答えた。さらに「大丈夫ですか?」と聞いてきたので「大丈夫です」と答えた。素直に答えただけだが、ちょっと不親切だったか?今日の午前中に登って来た道だから、私にとっては当然「大丈夫です」だが、聞いた登山者にとっては「地図では点線で、『迷』の表記もあるが?」と聞きたかったのかも知れない。
 しかし、親切な答えは「この道なら、迷う方がむずかしい」と言うべきだったか?「不安な道は、下山で使うべきでは無い」と言うべきだったか?それではチョッと説教がましいか。登山地図が全て正しい訳では無いが、通りすがりの登山者の方が信頼出来る保証は無い。・・・いや、もしかしたら、私の事を心配して忠告しようとしてくれたのかも知れない。50過ぎの単独登山者だから当然だろう。特に人通りの少ない道は危険だ。「大丈夫です」の前に「今朝登って来た道ですから」をつけ加えるべきだったか? 

 なにはともあれ、今回は楽ちんコースで、天気も最高だったので、余裕で下山報告。・・・次は榧ノ木山だ。
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