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[期 日]:4月28日(土)〜30日(月) [メンバー]:CL;S.A,
SL;Y.U, E.T, T.O,
Y.I, Y.N 計6名 |
| [コメント] 3年前、久しぶりに目指した雪倉岳に蓮華温泉からの朝の出発が遅かったのと、体力不足で途中の 台地で時間切れ、悔しい思いをしたリベンジ・ツアーである。 今回は最高の天気に恵まれ、しかもスキーの技術・各人の体力とも足並みがそろったことで素晴ら しい山岳スキー・ツアーとなった。 4月28日 積雪量は例年より多く、連休中のスキー・ツアーとしては良い条件、そよかぜ快晴の天気で 登りは暑いぐらい、やや重の滑走であったが、標識に従い迷うこともなく蓮華温泉に到着。 さっそくアイゼンの歩行練習を兼ねて、露天風呂に出かけた。宿泊客は60人程。 4月29日 スキー滑走が可能な明るさを待ち、トップで4時40分に出発した。 天気は快晴、30分足らずで兵馬ノ平着、峠までは全員スキーを担いで登歩行、木に標識のテープ もあり、瀬戸川渡渉地点に6時過ぎに到着、川は殆ど雪で埋もれており、これから登る沢も雪でび っしり、見渡す限り雪崩も崩壊の心配もない程の良い状態である。 ここでシールを装着、長い沢の登りが始まった。急な斜面ではシールのまま、あるいは担いでの 登歩行と各自適時選択をし、雪で覆われていてる雪倉の滝の南側の沢を詰めて小尾根を乗り越し て滝の沢の上部に出た、更に沢底に沿っての急な登りで高度を稼ぎ、源頭部で右斜上トラバース、 緩やかな稜線に出、そのまま直上、頂上からの雪倉岳の広く雄大な斜面が広がる台地に出た (2180m)。 ここまで5時間の行程である。 あとは、頂上へ向けてただひたすらに登るだけであるが、自身体調が悪く、ここからが辛い時間 となった。 突然、上部で異変が起こったようだ、熊の出現である。山頂から左手前に延びる稜線上、2,500m付 近に人が3人立ちつくしているのが見える。そして、そのうちの一人に向かって右手から熊が走って いくのが肉眼で見えたからだ。遠くて声も音も聞こえないが先行する私の仲間が「熊だ!!」と叫 んでいる。起伏と遠近の関係でそのまま何事もなく熊は私からは見えなくなってしまったが、その3 人にとっての恐怖は相当なものだったであろう。 頂上の右手、沢の源頭になって下へ続いている斜面があり、そこだけは雪がなくハイマツ地帯とな っている、冬眠から目覚め餌を求めて彷徨っていた熊が登山者に驚きハイマツ地帯から飛び出して きたものと思われるが、過去にも熊とは結構お目にかかってはいるものの珍しい体験であった。 そうこうしているうちに、ようやく頂上着、8時間余りもかかってしまった。 山頂で360°の眺望を楽しみ、あとは待望の雪倉岳山頂からの滑走である。思い思いにまた、途中T さんのビデオ撮りで相応の被写体になりながら、最後の兵馬ノ平からの登りを頑張り、ロッジに到 着した。それにしても12時間余の長い1日であった。宿泊客は100人程 4月30日 曇り空の歩きやすい天候の中、順調に振子沢を登り返し、4時間で栂池に到着した。 〔あとがき〕 @ 蓮華温泉の食事内容がとても良くなりました。 1日目は何とロッジで揚げたての“とんかつ”でした、味噌汁の具も種類があり多くなってます、 全員満足でした。 A 天気が良く雪倉岳山頂からも良く見えていた白馬岳から三国境―小蓮華岳へ続く稜線、4日後に 北九州在住の医師6名が遭難死しました。前日に栂池ヒュッテのテラスで元気そうな彼らの姿を お見かけしましたが、当日はこの時期余り体験したことのないような建物が揺れる程の強風にな り驚きました。 あらためて山の怖さそして山に対する構え、さらに先日の竜巻を含め、最近の ついても考えさせられる事故でした。 |
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