| 北アルプス 剣岳・北方稜線 |
|---|
| 【期 日】 2012年9月20日(木)〜23日(日) 【メンバー】 L=MS (会員外)TK, YO |
| 【経路・コースタイム】 9月20日(木) 新宿西口0:15発(夜行バス)〜富山駅6:30着〜アルペンルート〜室堂9:55着・10:30発 〜剱沢キャンプ場13:30着(テント泊) 9月21日(金) 剱沢キャンプ場7:45発〜真砂沢ロッジ9:40着〜二股吊り橋10:55着〜仙人峠13:40着 〜仙人池小屋13:55着(小屋泊) 9月22日(土) 仙人池小屋4:55発〜池ノ平小屋5:40着・朝食・6:00発〜小窓雪渓〜小窓7:40着 〜三ノ窓10:00着・10:20発〜池ノ谷乗越11:00着〜長次郎谷左俣コル12:15着 〜剱岳山頂13:00着・13:20発 〜剱沢キャンプ場16:15着(テント泊) 9月23日(日) 剱沢キャンプ場6:45発〜室堂9:25着・10:00発〜立山駅11:07着 〜入浴・砂防博物館見学〜立山駅14:49発〜電鉄富山駅15:45着〜JR富山駅16:57発 〜越後湯沢〜大宮19:46着 |
| ※山行のインデックスページに戻る |
| ※サムネール写真をクリックすると拡大写真を表示します |
| 【コメント】 9月20日(木)曇り一時雨 室堂は、入山前の予報と異なり今にも雨の落ちてきそうな空模様。日本山岳会青年部のYOさんとTK君の若い二人に引きずられ、早いペースで剱沢キャンプ場に向かう。テント泊用具一式にピッケル・アイゼン・ロープを加えて22Kgは、かなりコンパクトにまとめたつもりだが、それでも雷鳥坂の登りはキツイ。 剱御前小屋からは、源次郎尾根とその背後に八峰が、流れる霧の中で霞んでおり、剱岳本峰は見えない。 剱沢キャンプ場管理事務所の横には、昨日から北方稜線に向かっている、立山在住の日本山岳会員会員稲葉英樹ガイドをリーダーとする先発隊のテントが張ってある。隣にテントを設営し、先発隊が戻るまで小宴会。16時頃から雨。 17時過ぎに先発隊が戻り、懇談しながら夕食となる。 剱御前小屋の発電機が動いている間は、携帯電話のアンテナが有効である。天気予報によれば明日は雨とのこと。明朝5時にテントを出発し剱岳本峰を越えて北方稜線経由で仙人池に向かう予定であるが、明後日の天気が良くなるのであれば、明日は逆コースから仙人池まで行き、明後日、北方稜線から剱岳本峰を越えて、別山尾根経由でテントまで戻ることをメンバーに伝える。19時30分就寝。 |
| 9月21日(金)雨のち曇り時々雨、のち晴れ 予定通り3:30起床。外は雨。朝食を採り、ラジオで5時の天気予報を確認。やはり今日は雨予報であるが、明日は晴れそう。昨夜の打合せ通り、今日は仙人池ヒュッテ泊まりとし、雨が小止みになるまで、また、シュラフにもぐり込む。 雨が小降りになったのを見て、7時45分出発する。剱沢の雪渓はかなり減っており、両サイドは縦にクラックが走っている。雪は固いが平蔵谷出合まではアイゼンなしで歩く。傾斜が少し急になってきたので、源次郎尾根の取り付き地点でアイゼンを装着。長次郎谷の出合でアイゼンを外し左岸の夏道を行く。 真砂沢ヒュッテ前でエネルギー補給。 剱沢の河原を歩いていると、陽射しが出て気温も上がって来た。二股吊橋を渡り雨具を脱いで乾いた石の上に並べ、 30分の昼食タイム。仙人峠の登りでは、明日歩く北方稜線も、三ノ窓や小窓の雪渓も上部まで良く見え、明日への期待が高まる。 仙人峠を経て仙人池ヒュッテに着くと、外までお茶を持って出迎えてくれた。前日に泊まった I ガイドが我々の話をしていたとのことで、すでに風呂の用意も出来ていた。風呂上がりの缶ビールが美味しい。夕食までの間、雨具を乾燥室に並べ、仙人池からの眺めを楽しむが、剱岳本峰の雲が消えることはなかった。 今日の宿泊者は我々を含めて4名。夕食は、小屋の心尽くしの手料理。他の大きな山小屋ではできないような家庭の味を楽しみ、つい日本酒の量も増えてしまった。明日に備えて19:30就寝。 |
| 9月22日(土)晴れ時々曇り 午前2時頃目が覚め外に出てみると、星空に、八ツ峰の黒いシルエットが浮かんでいる。部屋に戻って布団にもぐり込むが、気持が高ぶり眠ることはできなかった。午前4時からパッキングを開始。朝食は弁当に変更して昨夜の内に受け取ってある。ヒュッテの方々も起きており熱いお茶をいただく。 小屋の前で写真を撮ってもらい、4:55出発。 仙人峠に着いた5:10頃にはヘッドランプも不要となり、池ノ平小屋横のヘリポートで、ゆっくりと朝食を採る。朝露に濡れた岩場のトラバースに注意しながら鉱山道を歩き、やたらとペンキマークの多い小窓雪渓の取り付きに降りアイゼンを着ける。 雪渓上部から下って来る時は、この地点が発見しづらいと聞いていたが、左岸寄りを下り、岩壁部分が途切れて草付きとなる地点のすぐ手前と覚えておくと、ガスっていても間違えることはないだろう。 小窓雪渓は上部まで雪渓がつながっていて、青空の下、陽射しの中を気持ち良く登る。雪は柔らかく、ピッケルを手にする機会はなく、全行程を通じてストックが有効だった。 小窓で小休止した後、小窓ノ頭下の小雪渓をトラバース。2ヶ所あると聞いていたが、時期が良かったのか、1ヶ所の雪渓は既に消えていた。 小窓ノ王手前から馬場島側に乗り越すと、発射台と呼ばれる小窓ノ王南壁の斜傾バンドの下りとなる。下からガイドに引率された2パーティが登って来たので、細かいガレで落石を起こさないよう確実に下り、通路を空けてかわす。 正面には、険悪そうな池ノ谷ガリーが待ち構えている。発射台を下りきり三ノ窓に上がると、平坦な良いテン場がある。ツェルトを持参すれば、いろいろな登り方が出来そうだ。三ノ窓で休憩し腹を満たす。 落石を起こさないよう、慎重に池ノ谷ガリーを登ると、反対側は長次郎谷右俣。この池ノ谷乗越には、昨年8月に八ッ峰の頭から懸垂下降しており、見知っている地形は安心感がある。計画通り11:00丁度に池ノ谷乗越に着く。池ノ谷尾根の頭へは、ルンゼをルートとする情報が多いが、細かなガレで落石の危険があるため、右寄りのしっかりした岩場を登る。ホールド・スタンスが豊富で快適な登りである。先頭をYOが楽しげに登っていく。 長次郎ノ頭は中段をトラバースし、やや難しいルンゼ状の岩場を先頭で下り、長次郎谷左俣のコルに到達した。あとは、剱岳本峰に登ると、別山尾根の夏道を下るだけである。剱岳山頂も予定通り13:00丁度に到着。結局、ロープを使う場面は一度もなかった。 昼食・記念撮影の後、夏道を下る。剱沢小屋で缶ビールと日本酒を仕入れてテントに着いたのは16:00を過ぎていた。八ッ峰パーティ、チンネ左稜線パーティの帰りは18時頃になるので、我々と剱岳ピストンパーティの6人で、登頂祝いと夕食。夕方からの雨予報は外れたようである。 全パーティが下山したのは18:30。先に下山した5人を除き、13人が揃い改めて乾杯した頃には、睡魔に襲われ、 20:30にはシュラフにもぐり込んだ。 写真・コメント MS |