厳冬の上高地から蝶ヶ岳
   期 日    2012年12月25日(火)〜27日(木)
   メンバー    L:MS、SL:YS、メンバー:IS、MN (4名)
  コースタイム  (1日目) 新座駅前6:00発〜波田駅9:20着・10:00発〜釜トンネル10:45着・
  11:05発〜河童橋13:40着〜明神15:00着〜徳沢16:40着・ テント設営(泊)  
 (2日目) 起床4:30〜テント7:00発〜長塀尾根2000m地点10:00着・下山開始
  〜テント帰着10:55〜テント撤収〜徳沢13:00発〜小梨平16:15着・ テント設営(泊)
 (3日目) 起床5:00〜テント撤収〜小梨平7:00発〜釜トンネル出口9:20着 〜
  予約タクシー乗車〜波田駅10:30着〜松本・瑞祥11:20着〜入浴・昼食 〜
  松本13:00発〜新座17:30着                   (記録 M/S)
 コメント  (記 M/N)
 12月25日(火) 雪
  朝、新座駅に集合し松本電鉄 波田駅を目指す。高速道路は順調。Iさんが安全運転でハンドルを握ってくださる。波田駅に到着後Sさんの予約しておいたタクシーに乗車。釜トンネルを目指す。夏に来た時は上高地まで当たり前のようにバスで通った道だが・・この時期はバスが無いので釜トンネルから目指す徳沢まで歩く。傾斜があってもなだらかで、そんなに苦にはならない。ただ、雪と風で、景色が見られないのが残念だった。
  程なくして上高地のバスターミナルに到着、夏山シーズンはあれほどの賑わいを見せていたのに・・・・・・・・。
  寂しそうに吊るしてある寒暖計は−8℃。波田の駅は+1℃だったから、上高地は随分と気温が低い。小休止後、出発。途中、明神館でも小休止を取る。雪が多くトレースもところどころ無く、視界も悪く、雪がかなり深かった。徳沢の手前でワカンをつけた。
  徳沢に到着後、Sリーダーの指示でテントを張る。その後、徳沢の冬季小屋にビールと水を買いに行った。小屋番?の黒い犬がかわいい。小屋の方の情報だと、昨日前に数人が蝶を目指したがトレースが無く散々だったらしい。それを聞き少し不安になったが、なるようにしかならないので仕方ない!!
 夕食はお鍋。Yさんの選んでくれた材料でお腹を満たす。すいとん入りで身体もテントの中も温まった。早々に就寝したが、夜中、テントに当たる風が強く何度か目が覚めた。
 12月26日(水) 晴れ  
  朝から快晴!穂高連峰もよく見える。これだけでも儲けもの。昨晩の鍋の残りにご飯を入れた特製(笑)の雑炊を食し、長塀尾根から蝶ヶ岳を目指す。
  登りだしは良かったけれど・・・・ラッセルのしがいがある・・・。樹林帯の間から穂高連峰が見える。憧れの山だけに、それだけがうれしい。樹林帯を抜けるところまで、いければ、すばらしい景色が待っているが、それが、問題である。     出発して3時間で標高2000m。このまま登っても樹林帯は越えられそうにない。つまりは、見事な穂高は見られないというわけである。蝶へはピストンの予定なので、このまま下山してロケーションの良いところから穂高を見たほうがよいというSリーダーの判断で撤退となった。    
  下山して昼食時にリーダーが、お汁粉を作って振舞ってくれた。写真も撮ったし、まだ時間も早い。リーダーの判断でテントを撤収し小梨平まで戻りテントを改めて張りなおすこととなった。午後1時に徳沢を出発。小屋の方が特製の野沢菜を届けてくださった。他の人には内緒だそうだ(笑)   
  小梨平までは、ほぼトレースもあり、ワカンもアイゼンも必要ない。4時過ぎには着いてテントを張りなおした。水は、近くの清水川から汲んでくる。  
  心なしか気温が低い。徳沢より体感温度が低いように思った。徳沢でも小梨平でも時々うなる様な音がする。穂高を風がなでていく音だと気がついた。夏には聞かなかった音。   
  夕飯はYさんが選んでくれたメニューでクリームシチュウ。身体もテントも温まった。  
  この夜は満月で、月明かりにぼんやり照らされる山がきれいだった。
 12月27日(木) 晴れ  
  朝、4時半過ぎに起床。とにかく寒い。後で、日本山岳会上高地山岳研究所のモニターでは−19.9℃だったと聞いた。朝食はちくわと三つ葉の入ったリーダー特製の雑炊。テントをたたみ、パッキングを済ませ出発。今日は釜トンネルまでなので余裕。河童橋では朝日の当たる見事な穂高連峰を拝む。また途中、大正池でもすばらしい穂高連峰を見ることが出来た。   
  冬にここに入った者にしか見ることが出来ない景色であることがうれしい。後で写真を見返しても、自分の目で見た景色にはかなわないのである。  
  釜トンネルの中を歩きながら、3日間の山行中に出会った動物と人をカウントした。雉×1(これはリーダーしか見てない) 犬×1 猿×1・・これは桃太郎ではなく・・それに、女×9 男×4。 夏では考えられない数。人が入ってなく、しかも積雪も多く大変だったわけである。
  この山行で学んだのは、冬山はトレースと積雪量、天気がかなり重要だと言うこと。10回目指しても条件が悪ければ山頂には立てない。逆に条件が合えば1回の山行でもピークに立てるわけだ。人がたくさん入ってもその後の積雪や風が吹いてトレースが消されてしまうこともある。天気とトレースのかみ合わせは運もかなり関与してくる。
  それでも、山経験値の低い私にとって、今はどんな出来事も明日の糧になる。
  すばらしい山行を山の神様とご一緒させていただいた方々に感謝して。
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 ※写真をクリックすると拡大写真を表示します。             (写真・コメント M/N、I/S、M/N)
 (1日目)
 (2日目)
 (3日目)