| 奥多摩 岩松尾根から滝入ノ峰(1,310.0m) |
| 読図と積雪期の奥多摩/入門 |
| 2013年02月23日(土) |
| 【参加者】CL=TI、NS、SO、KY、NU |
| 【アクセスとコースタイム】 北朝霞駅06:28⇒新座駅06:32⇒06:47西国分寺06:55⇒07:01立川07:05⇒拝島⇒07:42青梅 07:52⇒08:28奥多摩(タクシー)08:58⇒09:18倉沢BS |
| 倉沢バス停9:16〜倉沢の檜登り口9:20〜9:39倉沢の檜9:48〜9:50広葉樹林に〜NHKTVアンテナ9:56〜10:26伐採地展望ポイント、ようやく積雪10:31〜大岩(等高線960m)10:49〜11:56昼食11:29〜11:44トボウ尾根合流〜12:04横すず尾根縦走路(NHK TVアンテナ)〜12:26滝入ノ峰12:35〜13:10横すず尾根縦走路〜道標13:17〜13:44簡易水道施設脇で休憩14:24〜14:42東日原 |
| 東日原14:50⇒15:15奥多摩15:26⇒15:56青梅15:56⇒16:16拝島駅⇒16:29立川16:32⇒16:37西国分寺16:45⇒17:00新座⇒17:03北朝霞 |
| 【記録】 快晴の奥多摩駅は久しぶり、奥多摩駅から吐き出された大勢の登山者を吸い込んで西東京バスは四方に散らばって出て行く。東日原行きも定刻08:35に最後に発車してしまった。駅前では不審な男性登山Gと我々だけが残ったが我慢して拝島で合流できなかった2人を待つ。その間にKYさんが駅待ちタクシーの女性運転手さんに相談、5人ならバス料金と大差ないと判明、交渉ありがとう。追っかけで奥多摩駅に到着した電車から降りてきた2人と無事合流し、「私鉄電車が4分遅れたため」と聞く。待ってよかった。女性運転手さんが呼んでくださった優しい男性運転手(佐藤さん)の大型車で倉沢バス停にそんなに予定時刻から遅れずに到着できた。 |
| 谷の向こうの北に面した斜面を化粧している雪を意識しつつ、雪山入門篇だからと足回り(オーバーズボン、スノースパッツ)、上着(オーバーヤッケ)などを重ねて着込み、スノーストックも伸ばして倉沢バス停を倉沢檜登り口までSOさんを読図リーダーに、バス道を70m(看板の通りだと)進む。快晴無風で天気は最高の条件だ。倉沢ノ檜登り口で立てかけてある気の杖の束を冷やかして、観光客が利用する電光道を尾根道まで登る。積雪の気配は全く無い。広い石だらけの徒歩道を歩んで 倉沢の檜 に到着した |
| 倉沢の檜は立派な石垣で囲まれ、これまた立派な説明板が立てられている。この檜は都内で最大、都の天然記念物だと分った。奥多摩は江戸時代から森林を保護されているので、巨木が至るところにある。年をとったら巨木めぐりの良いなと思う。とはいえ、南向き斜面のせいか雪の気配が全く無いので休憩しながらスノースパッツ、オーバーヤッケなどを脱ぎ、額の汗を拭った。 |
| 落葉が積もった倉沢沿いの道を見下ろし、倉沢の檜の裏から尾根筋を登る。杉・檜の人工林から広葉樹林に代わり、「これぞ、読図、日向ぼっこに最適の山筋」と心も明るくなった。葉が落ちて青空しかないミズナラ、ブナの尾根筋を登る。気持ちは良いが、急傾斜の上、落ち葉が積もって靴が滑り、なかなかの気が抜けない登りだ。急斜面から緩面斜面に代わって、目の前にNHKTVアンテナが設置されていた。日原の人々のTVデジタル化対応なのだろうか?民放はどんな設備かなと思う。が、急な尾根が続き、目の前のどの木、どの石を掴もうかとコース選びしか考えなくなった。樅の大木が混じった人工林が再び現れたが、標高800mでも積雪が全くない。雪山入門訓練との想定がどんどん失われてゆく。 |
| 展望ポイント(標高点855m)に到着、伐採地で植林した幼樹を守るため鹿除けネットで隔離されていた。情報ではこのあたりで10cm積雪があったとあったが薄い積雪が日蔭にあるだけである。ここは なかなかの展望地である。伐採地脇でのんびり日向ぼっこ休憩、読図しつつ、山座を同定した。伐採地の向かいは川苔山、これははっきり、大岳山は人工林の陰にある峰かその東のおっぱい山か見分けがつかない。どっしりとしているとの笙ノ岩山は、読図入門生には尾根筋の瘤と判別不能であった。休息した後、大岩に向かう。雪の上にはハの字型の大きな登山靴跡が続き、重なるように獣の足跡が残る。見上げれば急斜面の木立に古いのやら新しいのやら目印のテープも目障りと思える程あった。深刻な地図読みは必要ない。左右の尾根を確認しながら岩松尾根を辿るだけだ。いつ大岩に遭えるかと楽しみを現在地を地形図上で読むだけだった |
| 急上昇する狭い尾根筋を塞ぐようにそこそこ大きな岩があった。踏み跡も岩の左右を回り、なにも岩登りしないで大岩を越すことができた。帰宅後GPSトラックログで照合したところ等高線960mの地点であった。現在地確認には大変役立つと思う。適当に息継ぎ休みや昼食休憩を取りながら滑り易い落葉を踏み締め、小木や根を掴んで急登して行く。ミズナラの林には初秋に熊が作った熊棚の残骸らしい枯れ葉が着いた枝がミズナラの幹高く、あるいはその根の周りに落ちていた。この標高になっても積雪がない。ザックにぶら下げた12本歯のアイゼンの重さが羨ましかった。左の支尾根とその西の トボウ尾根と岩松尾根が合流してようやく緩やかな広い尾根筋に乗ることができた。 |
| トボウ尾根は落葉が積もった平坦な尾根であった。下る場合には地図読みが難しい場所だ。緩やかに登る尾根を進むとようやく尾根を薄く雪が覆うようになった。左(西)側に檜の人工林があるせいで西日が遮られて雪が残ったらしい。林間を通して黄色の人工物が斜めに伸びているのが目に入った。暗い人工林を抜けるとNHK日原TVアンテナが立ち、通行止めテープの向こうは横すず尾根縦走路であった。これで本日予定のバリーエーションルートの1本を踏破したことになる |
| 横すず尾根道から滝入ノ峰がある雪が白く線になって光っている尾根筋に向かって急登する。地形図でみると60m余の標高差がある。腰が痛くなるほど反りかえって見上げると獣道と見間違えるような踏み跡が細い木々や岩を縫って続いていた。各自、登りやすいルートを選んで、好きなペースで登る。何度か息を継いでどうにか先頭に追いついた。 |
| 滝入ノ峰は1310.0mの三角点ピークである。前回、三ツドッケにから横すず尾根を下った時、巻き道に釣られて乗り損ねた前科がある。その昔通った時の記憶では狭くて暗い出っ張りピークという印象であった。しかし今日の滝入ノ峰は、落葉した木々を通り抜けた陽光が残雪に輝いて明るい。カロー谷も底まで見えるようだが大滝はどこだろうか。雪は尾根に沿って残って、なるほど先日の大雪直後ならナイフリッジだったかもしれない。手作り山名標の前で写真撮影した後、残雪から顔を出した三角点を撫でた |
| 滝入ノ峰を出発して雪と落葉で斑になった尾根を下る。カロー谷側の木立の向こう遠くには白い奥多摩主稜が聳えていた。コルから小ピークに登り返し、また下る。SOさんが筋攣りを起こしたが無事回復し、標高点1184mを通過して雪原に着いた。平坦な 尾根筋から先行者の足跡は左に登山道へ向かっていた。その昔、初夏には尾根筋をそのまま真っ直ぐ下った気がするが踏み跡の通り、登山道へ下り、横すず縦走路に出た |
| 落葉絨毯の横すず尾根縦走路で皆で地図読みして現在地を確認し、東日原に向かって巻き道を下る。杉・檜人工林が縦走路に被さると大勢の人が踏んだ雪が凍って氷道に変わっていた。登山靴が滑る。巻き道が尾根と合流した場所に見慣れた道標があった。尾根から踏み跡が道標の後に下ってきている。かって此処まで尾根通しで歩いて電柱も目印にしたような気がする。電柱は見当たらない。気がかりも残して縦走路を下った。ふたたび杉・檜人工林が縦走路を覆うと凍った踏み跡が続く。足を滑らせて尻餅を搗いた。おお怖い。雪道を外して杉・檜人工林の中を斜面の土止めに沿って歩く。下るにつれて次第に気温が上がり、電光道から氷や雪が消え、ホッとした。バス停上の簡易水道施設まで到着したが既に東日原13:30発のバスに間に合わない |
| 簡易水道施設横の芝地で東日原発14:50のバスに合わせて時間待ち休憩をとった。日向ぼっこしながら持参した飲み物や間食を分け合って歓談をした。頃合を計ってバス停に向かう。ちょっと見ないうちに竹薮が枯れてしまって邪魔をする竹を払わずに歩けるようになっていた。最奥一軒家のおばあさんに挨拶して東日原の酒屋直前に下山した。奥多摩駅下のスーパー小川で飲み物を購入することにして、奥多摩駅行きバスが待っている停留所に直行して無事に本日の山行を終えることができた(by TI) |
| 【コメント】 積雪期の奥多摩入門コースと聞いて、新座山の会の皆様に声を掛けたが、今回はその甲斐がなかった。やはり奥多摩南面の尾根で雪を楽しむには大雪が降った直後に出かけないと駄目だ。 |
| バリエーションコースであるが踏み跡も目印テープもふんだんにあるので読図に頼らずとも岩松尾根も滝入ノ峰も少し山慣れした方なら踏破することができると思う。 読図が必要で慎重に行動しなければならないのは岩松尾根とトボウ尾根とが分れる平坦で広い尾根を下りにとったときであろう。この広い尾根ではコンパスを使い、岩松尾根を見つければ道迷いのリスクはない |
| 全体に急傾斜であるので適切な間隔で休憩をとりながら登ることが大切だ |
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![]() ※ TIさんから提供されたGPS-NAVIのTrackLog付コース概念図 |
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