| 茶臼岳登頂と雪上訓練 |
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| 【期 日】 2013年3月1日(金) |
| 【メンバー】 L/MS、SL/ES、メンバー/YI、MU、HY、MN、TY(計7名) |
| 【天候・コースタイム】 2月28日(木) 新座駅 20:20発〜志木駅20:40発〜那須道の駅 23:30着〜テント設営(泊) 3月 1日(金) 晴れ時々曇り・風弱い 起床4:00・朝食後テント撤収5:20発〜大丸温泉駐車場5:40着・6:10発 〜 アイゼン歩行・ピッケル操作訓練・耐風姿勢訓練〜峰の茶屋8:00着 〜 ロープ使用登攀訓練(3ピッチ)〜茶臼岳山頂10:30着 〜急斜面の下降・トラバース訓練〜 登山指導所12:30着〜滑落停止訓練13:20終了 〜大丸温泉駐車場13:50着〜入浴〜 志木駅18:30着(解散) (記録 TY) |
| 【コメント】 3月1日(金)道の駅前夜泊で雪上訓練に行った。道の駅は芝生でしかもその日は気温も高めでテントは快適だった。道の駅なので、トイレ(すごく綺麗)、水道、飲み物の自販機もあったので前夜泊にはもってこいだった。 翌朝は4時起床、5時半出発の予定だったので、テントを張ってすぐに就寝。起床後は朝食をとって出発。登山口近くの駐車場に車を止め、オーバーパンツ、スパッツ、アイゼン、スリング、ヘルメットを身に着けて出発。ピッケルバンドは手に通すものより肩掛け式の方が落失のリスクが少なく安心。ピッケルバンドを身体に掛けてからザックを背負う。 冬の茶臼岳は風が凄く登れないことも多いそうだ。この日は風が強いように思ったが、茶臼岳にしては風が弱い方らしい。だんだん天気が下り坂の予報だったので、先にアイゼン歩行訓練を兼ねて登頂し、また、アイゼン歩行訓練を兼ねた下山をしながら、適した場所で滑落停止訓練をすることになった。 直登のために逆ハの字やアイゼンの前爪を使った歩き方を練習。疲れたときは別の歩き方として、足を山に対して平行にして交互に運んで歩く。アイゼン歩行はいつも思うが雪質によって楽だったり、難しかったり・・・。私としては今回の茶臼岳は比較的歩きやすかった。また、ピッケルの使い方も習う。氷に一振りで支点を作るのはなかなか難しく今後の課題だ。何事も安定してやるには経験が必要と強く感じる。 登りのトラバースと下降のトラバースは理論としては真逆のステップになるのでセットにして憶えたらすぐに身に付いた。標高が高くなると共にさすがに風が強くなった。耐風姿勢を何通りか教えてもらい、それを学ぶのに良い場面が多々あった。リーダーからは風には呼吸があるから、強く吹いている時は耐風姿勢を取り風が弱まったら歩くことを教えられた。 峰の茶屋避難小屋前で小休止。緩やかな夏道ルートを行くかバリェーションの急斜面を行くか、思案の結果経験と楽しみのために急斜面を登ることになった。途中リーダーがやはりロープを出してくださり,皆、安心して登れた。この登りが今回一番楽しかった。1時間位で茶臼岳山頂に立った。皆、茶臼岳の登山経験があるという。小学生の時、家族旅行でロープウェイで茶臼岳に来ただけの私とはさすがに違うな・・と思った。しかも、その時は確か、ガスって展望も悪く山登りも好きではなく、いやいや登った記憶しかない。 下山は出だし、雪があまりなく砂利や岩がつづいた。アイゼンで岩や石の上を歩くのはバランスも難しく普段なかなか出来ないので良い経験になった。下山はピッケルを真横に刺し膝を軽く曲げお尻を落とす感じで下りていく。雪が比較的歩きやすいので下山もしやすい。 滑落停止練習場所を探しながら下りるものの雪が溶けて岩が見えていたり、雪が重くなって 身体が滑らず滑落停止の練習にならなかったり、どんどん下山していった。何とか見つけた鳥居の近くでザックを置き、空身で少し登り返したところで滑落停止の練習をした。ピッケルを胸の辺りで構え、しっかり固定した状態で身体を反転させ、素早くピッケルを刺して体重をかけ、同時に足を後ろに上げて止める。この後ろ足を上げる理由としては、足を下についたままでは、固い雪や氷の場合、アイゼンが雪面に刺さり身体が反転し更に滑るという事故を防ぐためだそうだ。ただ、やり方には色々な考えがあるそうだ。雪の緩斜面なら足を上げなくていいとか、氷だと上げないといけないとか・・。そんなことは滑っている時に判断できないので、先ずは教えて頂いた形を覚えることにする。 また、胸で固定したピッケルも反転の反動で顔の近くに行かないよう脇を締めてしっかり固定する。顔を切ることがないように。リーダーに一人ずつ基本姿勢を確認してもらい実践も2回くらい出来た。 その後、登山口まで下山している途中に、ルート上に良い滑落停止練習場所があり、全員が実践出来た。今度は凄く滑った。身体を反転させるとともに足を後ろに上げピッケルに体重を乗せる。2〜3mくらい滑って停止した。すぐに止まるものと思っていた私は少し驚いた。スピードがつくと案外止まらないものだと思ったが、固い雪であればピッケルの制動が利いてもっと早く止まるそうだ。リーダーが言うにはそれでも止まらなければ、2回でも3回でもピッケルを刺しなおすそうだ。それが私に出来るかどうかは分からないけれど、頭の片隅においておこうと思う。 無事下山して温泉に入りIさんの運転するレンタカーで岐路に着く。 今回のアイゼン歩行練習、急登ルートをロープ確保で登ったこと、耐風姿勢のとり方、ピッケルの使い方、メインの滑落停止。どれも大変勉強になった。そして、私はこんなことを考えた。 たとえば買い物に行く時、現金で買うなら大体買うもよりお金は多めに持っていく、もちろん安心のためである。足りないと物が買えないので困る。今回の練習もそれに似ているように思う。私には必要か必要ないか分からないけれど、雪山をやっている以上、雪山で起こるかもしれない危険の回避の仕方は経験としてみんながやったほうがいいように思った。スリップしない歩き方の習得と危険回避の訓練は双方大切である。理由は買い物でお金が足りないと買えないからお金を多めに持っていくのと同じである。備えあれば憂いなし。だ。 余談だが…、今日少し外に出たら風が強く、私は自転車に乗っていたのだが危うく横からの突風でひっくり返りそうになった。下りてすぐさま耐風姿勢をとった。昨日の練習が身についていて良かった。(記 M/N) |
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| (写真・コメント MS) |