西丹沢(高指山・菰釣山・城ヶ尾山・畦ヶ丸) 
山中湖から丹沢へ東海自然歩道を歩く 
 【期  日】2013年3月30日〜31日
 【メンバー】 L:M・U、J・I、K・I、S・K、会員外1名
 【コースタイム】      
 3月30日: 平野11:00→登山口12:00→高指山12:50〜13:10→大棚ノ頭14:20

→西沢の頭15:20→菰釣山17:00→菰釣避難小屋17:25
 
 3月31日: 菰釣避難小屋7:00→中の丸7:20→城ケ尾山7:50→モロクボ沢の頭9:15

→畦ケ丸9:45→西丹沢自然教室12:45
 
 【山行報告】
 今回の山行は、リーダーから「丹沢で避難小屋利用の一泊二日」とだけ説明され、誘って頂いた。即答で参加を希望し詳細な計画書を待った。
 丹沢の避難小屋はいくつもあるが、水場のある避難小屋は少ない。近くで水を汲んで担ぎ上げるとしてもコースは限られる。あれこれ想像していると、このコースだったので想定外だった。『途中に水場が無いので、各自で自分の一泊二日分の水・食糧を担ぐ。共同装備はコンロセットとツエルトだけ』が条件だった。
 雪山なら別だが、私は日帰り山行で水を2リットル近く飲む。宿泊用を含め、一泊二日で水6リットル、寝袋・防寒着・食糧などをリックザックに詰めたら20kgだった。
 服も悩んだ。前日の金曜は、街中では暑いくらいだったので、千m級の登山では「暑い」ことも考えられる。しかし天気予報では寒くなるらしい。
 荷物は重たい、避難小屋の夜は寒いだろう、歩くコースは短くは無い。救いは、登山口と山頂の標高差が少ない事だが、途中のアップダウンがどの程度か?私にとっては過酷な課題だが、きっと誰かが与えてくれた試練なのだろう。

1日目:最初の試練は富士急行の乗り換えだった。乗り換え時間が3分しか無いのに、パスモ・スイカが使えない、あわてて切符を買ったが、間に合わない大勢の乗り換え客は結局は改札を素通りして車内で清算している。私もそうすれば良かった。
 次の試練は水だった。富士山駅には水飲み場が無い。みんなでトイレの洗面所の水をペットボトルに汲み、なんとか準備完了で、バスに乗る。
 身支度を整えて、平野バス停留所から歩き始める。天気予報では「今日は晴れ、明日は雨」だったが、朝から小雨が続いている。別荘地内を通り抜けると、原っぱに出て道が途切れる。まず、地図と磁石で確認するが分からない。携帯電話のGPSで現在位置を確認すると、「北緯35度25分56秒、東経138度55分13秒」なので、北緯35度25分と26分の中間位と思ったら、U先輩から「60進法だから北緯35度約26分」と教えられた。教訓@地図には緯度経度を大きく書いた上で老眼鏡を用意しておこう。教訓A「無知の知」を自覚しよう。
 道を間違えていると思ったら、はっきり分かる所まで引き返すのが登山の鉄則だが、実際には軌道修正して正規ルートに行こうとする場合が多い。でも、今日は原則通りに引き返す事にした。途中で別荘地の住人に出合い道を尋ねたら、登山ルートまで案内して頂いた。親切なおじさん、大変ありがとうございました。とっても助かりました。
 20分のロスタイムで計画ルートに復帰し展望の良いはずの高指山で休憩。大きな富士山が見えるはずだったが、今日は一面真っ白だ。
 ここまで登れば「あとは、なだらかな縦走路。本日のクライマックス菰釣山まで標高差はわずか」と思いきや、小さなアップダウンが延々と続く。途中で山岳ランナーさんとすれ違う、今日登山道で会ったのはこの一人だけだった。バテてきたので後半は、頻繁に休憩をさせてもらう。途中、リ−ダーから『避難小屋着16:50分の見込み』と言われ、「結構ギリギリだな」と思ったが、実際に避難小屋に着いたのは、本当にギリギリだった。
 すでに暗くなりかけている避難小屋の中で食事の準備をする。水・食糧は各自で持参なので、メニューはいろいろ。でも、みなさんに、サラダ・漬物・缶詰・御菓子などを分けてもらった。本当に、ありがとうございました。また、夜の語らいも私にとっては大変有意義なものでした。

 2日目の朝は、寒くて目がさめた。携帯電話が圏外なので、ラジオの天気予報を聞くと「本日は雨。夕方には止む見込み。ただし、真冬並みの寒さ」だった(水は凍らなかったので真冬並みはおおげさか)。
 朝食後に小屋の掃除をして出発準備完了。朝ゆっくりしてしまうのは悪い癖か?あわてず・ゆっくり山を楽しめる様になったという事?最近はヘッドライトの明かりで歩き出す事が少なくなったな。
 小雨だが、しりもちをつくかもしれないので、カッパは上下着よう。歩き出せば暑くなるだろうから、セーターは着ずに下山後の為にビニール袋に入れてリックザックへ。などと相談しながら、2日目のスタート。
 歩き出して間もなく、リーダーが立ち止まる「熊の気配」、リーダーが鈴を大きく鳴らし、ゆっくりと進む。「先頭を交代しようか?」と聞くと『大丈夫』の返事、よかった。昨日と同様にアップダウンが続く。畦ヶ丸避難小屋に着いたら「後は、ほぼ下るのみ」。でも、この年になると標高差750mを下るのも大変だった。沢に下りたところで、リーダーは対岸の砂礫を少し登って行き、立ち止まる『ルートが違うかも?』、後ろのK・Iさんが川原沿いにピンクテープを見つけてくれた。リーダーが崩れ易い砂礫の斜面を戻る時に「ロープ使う」と聞くと『いらない』と明確な返事、確かに砂礫と共にズルズルと行っても、約4mくらい下の平坦な川原に滑り下りるだけだ。
 その先の川原歩きも結構長い、木橋は滑りそうで苦手だ。単独登山の時は四つん這いで渡る事も多い。2日目もみんなの足を引っ張りながら、なんとか西丹沢自然教室に到着した時はホッとした。
 下山後に中川温泉で汗を流す予定だったが、バスは1時間半待ち。ここから中川温泉までの為に駅前のタクシーは来ないだろう。でも、念のため西丹沢自然教室で相談すると、中川温泉にタクシーがいるので、それなら来てくれるだろうと教えてもらえた。御親切に、ありがとうございました。「中川温泉まで歩く」という最後の試練は免除してもらえた。温泉で汗を流すと、ちょうどバスの時間で帰る事が出来た。リーダーをはじめ、メンバーのみなさん、本当にお世話になりました。過酷でしたが、とっても楽しい登山でした。        記:S・K
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写真・写真のコメント:M・U