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| 【期日】2014年9月4日~6日(前夜泊扇沢) 【メンバー】MS(単独) 【コースタイム】 9月4日 扇沢7:30→8:55室堂着→9:15室堂発→10:05一の越→11:15雄山山頂(お祓い・昼食)→11:45雄山発→12:10大汝山→12:20大汝小屋発→12:45富士の折立→14:30別山分岐→15:00剣沢キャンプ場 9月5日 雨・強風のためテントで待機 9月6日 4:00剣沢キャンプ場発→4:40剣山荘→5:10一服剣→6:00前剣→6:40平蔵の頭→6:55カニのたてばい→7:25剣岳山頂→7:50下山開始→8:05カニのよこばい→8:20平蔵の頭→8:50前剣→9:35一服剣→10:00剣山荘→10:30剣沢小屋→10:37剣沢キャンプ場(テント撤収)→11:30キャンプ場発→12:20剣御前小屋→13:45雷鳥沢キャンプ場→14:40室堂着→14:45室堂発→16:21扇沢着 記録MS |
| 【コメント】 9月4日 扇沢で車中泊、夜中に雨も降って、天候はいまいちだ。だが室堂行きのチケット売り場にはすでに登山客が並んでいる。トロリーバス・ケーブルカー・ロープウェイ・トロリーバスを乗り継ぐ。朝1番のためかほとんどが登山客で平日のためか空いている。室堂からは一の越を目指し、雄山に向かう。ガスであまり視界はよくないが室堂にはまだまだ高山植物がたくさん咲いていて、道中を楽しませてくれる。 雄山までの登山道はガスがかかっており、岩だらけのルートを間違えないように登る。山頂には雄山神社の社務所があり一番高い山頂の神社でお祓いをしていただき、お神酒も頂く。次に大汝山を目指す。大汝小屋では「春を背負って」のロケをしたそうだ。このあたりから風とともに雨が強くなってくる。カッパを着込んで立山三山最後の富士の折立を目指す。天気も悪くなってきたせいか、ここまで来ると登山客はほとんどいない。岩に囲まれた富士の折立からは別山に向かう尾根筋が一望できる。途中、だんだん風雨が強くなり、真砂岳を通過してひたすらキャンプ場まで下っていく。 ガスの中、うっすらとキャンプ場が見えたときは、これで重い荷物を下ろせるのだと思い、とても嬉しかった。 受付を済ませてテントを張るが風が強く大変だった。石が多くてペグが曲がり、ペグはあきらめて石を利用してテントを張った。 とりあえずテントに落ち着くが明日の天気はどうなるか気が気でない。天気予報を何回も確認するが、何度見ても雨の予報。 5日に剣岳に登る予定だったが、これは無理かもしれないと思う。となると天候の回復を待つしかない。 幸い6日まで休みなので、時間は1日伸びても大丈夫。急遽予定変更を考える。 が、食糧とガスが足りないかも。・・・ガスで濡れた物を乾かさなくてはならないし。軽量化のため、ガスもハンパなのを持ってきてしまったのだ。なんて馬鹿な私。・・・ テントの中で食糧を広げて1日分延長の算段をする。仕方ない、最悪、剣沢小屋があるから何とかなるだろうと小屋まで向かう。剣沢小屋は10分くらい登山道を下ったところにある。小屋でガスが売っていることを祈ったが無いと言われた。ところが小屋のご主人が「これ使っていいよ」と、ガスを貸してくださった。雨で1日待機するかもしれないことを伝えると「雨降っても剣は登れないことはないけど、天気予報は変わるし、今年は天気が変わりやすくて合間に結構登れることが多いから準備だけは怠らないようにとアドバイスを頂いた。本当に感謝です。助かりました。テントに帰って、濡れた物を乾かし、明日に備えた。 夜間、雨風がますます強くなり、内側からテントを押さえることも数回あった。フライがバタバタして飛ぶんじゃないかと心配した。 天気の概況では寒冷前線が近畿地方を通過中ということだ。やはり明日は無理か。 9月5日 3時。早朝からテントに打ち付ける雨の音が激しい。真横から雨が打ち付けている。 フライの隙間から周りのテントを見てもどこも動きはなさそう。山もガスってて何も見えない。 9時頃まで、待機するが雨風は止まない。時折雨が弱くなった隙に急いでトイレに行ったり、テントの張り綱を石で補強したり、テントの周りに石を積む。一時的に雨足が弱くなっても又すぐ激しく降ってくる。 今日は間違いなく待機だ。食糧もなるべく節約することにした。 待機と決まったら、やることがない。スマホで暇をつぶしたいがバッテリーも貴重だ。2回分のバッテリーは持って来ているが貴重な情報源のため無駄使いしないようにする。本も重いので車に置いてきてしまった。チョコレートを数個食べてお昼にしたが、空腹感はなくならない。 雨がひどくてテントから出られない。1日中テントの中でのみ過ごすのは実に辛いものだと実感した。 テントの下を雨が小川のように流れたが、テントにしみることもなく、時折テントの内側下部を拭く程度ですんだ。もし、天候が回復しなければあきらめて明日帰らなくてはならない。 不安な気持ちで、1日数回ガスで湿気ったものを乾かしたり、天気予報を見たりを繰り返す。 やっと15時半ころから雨が小降りになってきて、周りのテントの人も外に出始めた。 初めて前剣とその向こうの剣岳が姿を見せ始め、周りの人達から歓声がわく。雲が切れて青空も見え始めた。やっと天候が回復してきたのだ。 9月6日 3時起床。満天の星空。絶好の登山日和になった。 4時にヘッドランプの灯を頼りに、キャンプ場を出発。すぐに剣沢の雪渓を渡らなくてはならないが朝早いため凍っていてツルツル滑る。四つん這いに近い姿勢でどうにか渡り、剣山荘まで向かう。遠く剣岳を見ると上の方にライトが動いている。 途中の鎖場を越え一服剣まで行くとだんだん空が明るくなってきて、ヘッドランプなしでも歩けるようになった。 登ったり、下ったり何箇所も鎖場を越えて浮石に注意して前剣を目指す。朝早いせいかまだ人もそれほどいない。 途中、前剣からは剣沢がよく見えてキャンプ場や山小屋など一望できる。途中の鎖場は登りルートと下りルートに分かれているところがほとんど。鎖もしっかりついているし、足場もあって楽しい行程だ。 そのうち噂のカニのたてばいに出た。人が少ないので一気に登る。足場はしっかりしている。カニのたてばいから少し登ると早月尾根との分岐にぶつかった。もう少しで頂上だ。 稜線を進み、剱岳の頂上に出た。すでに人が結構いる。 眺望は抜群で360度のパノラマを堪能した。今回はダメかもしれないと覚悟していたので感慨深い登頂になった。いつまでもいたかったが帰りの時間が気になり下山する。下山開始してほどなく今度はカニのよこばいだ。高度感はあるがここも足場はしっかりある。でも渋滞したら1時間待ちとか。待っている方が大変だろうなあと思う。 行きに来た道を戻るが、登ってくる人がいないので下りの方がルートがわかりづらい。ここかと思って岩場を下ったあとに上を見上げると岩に✖が書いてあったりする。下り専用の鎖場や下り専用登山道を使い、無事に下山する。 剣沢キャンプ場に戻ってテントを撤収する。テントの前には迫力ある剣岳と北方稜線の姿。本当に抜群のロケーションだ。 名残惜しいが、剣御前小屋まで帰途を急ぐ。 久しぶりに担ぐザックが湿気もあってとても重い。 剣御前小屋の前まで行くとたくさんの人。雷鳥坂を下り室堂まで急ぐ。14時台のトロリーバスに乗ることができ、扇沢まで帰って一路帰路に着いた。 コメントMS |
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