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| 【日程化】 2014年9月12(金)~9月16日(火) 【メンバ-】 L O/T(外部) K/N I/K(外部) 【コース】 9/12(金) 新宿7:00-スーパーあずさ1号―9:39松本9:56―10:21穂高―タクシー11:00中房温泉 ―16:30燕山荘(泊) 9/13(土) 燕山荘5:00―9:57大天井ヒュッテ(休憩)―10:31貧乏沢―14:00北鎌沢出会い―(泊) 9/14(日) 北鎌沢出会い5:15-北鎌沢右俣―9:27北鎌沢のコル―13:30独標--16:10―(泊) 9/15(月) 6:00発―7:33遭難碑-10:00チムニー-―10:40槍ケ岳登頂-―15:30槍沢ロッジ(泊) 9/16(火) 槍沢ロッジ7:00発―8:55横尾―-11:40上高地バス乗り場―新島々-―松本 【コメント】 1日目 9/12 中房温泉から燕山荘まで行きました。 前回同じ季節に来ているので、サッサか登れました。 合戦小屋でのスイカはいつ食べても美味しい! 燕山荘では食事時にオーナーより「ホルン」と山のお話があった。 2日目 9/13 大天井ヒュッテで休憩し、軽くテラスで朝食を取る。こじんまりとした、きれいな小屋だ。 今日は天気がいいので小屋の布団が赤い屋根一面に干してあった。休憩後出発。 いよいよ貧乏沢の入口だ。この貧乏沢は、始めは、藪こぎのような状態で下り、 そのうち大きな石のゴーロを降りる。 左に踏み跡を探しながら、急勾配を下っていく。 長い長い下りで、いつまでたっても、天井沢の出会いまで着かない。 やっとのことで、はるか下のさらに下の方に川の流れを見た時は、ほっとした。 そこから、北鎌沢の出会いまで、20分ほど、ゴーロ河原の上流を歩きながら、徒渉点を見つけ対岸へ渡る。 水量が多く、かなり上にいかないと靴を脱いで渡ることになる。 なんとか渡り、ツエルトを張る場所を見つけ、張る。 夕食前に、明日の偵察に行く。その後、さっさとツエルトに入り休む。 15張り以上あるテントやツエルトからは、いいにおいが漂ってくる。 周りはたき火をおこし、明日に向け楽しんでいる様子だ。 そんな中でも、物言わぬ静かな闘志がピーンと張り詰めていて、あたりの空気が緊張感で充満していた。 夜中、ひたひたと歩く足音がする。ツエルトの周りを確かに歩いている。水袋をカシャカシャと鳴らす音。 誰かが、何かが、外にいる!怖~い! シュラフなしで寒いのに、さらに背筋が寒くなり、体に緊張が走り、その後、寝られなかった。 3日目 9/14 今日も晴天のようだ。昨日偵察しておいた道を、北鎌のコルに向かい朝から、急騰を登る。大きな岩を登る。 岩登りのようなもので、否、岩登りと変わらない。岩登りを、普通の速度で、歩くような感じだ。 上部のかなり上まで、岩から、水がしみ出していた。その岩肌に直に口をつけ、その水をすすり、 のどを潤す。 狭く急駿な沢を登り続けると、草付きにでた。草付も、「ゴボウ」の要領で登っていく。 アザミや、草の根を掴み、ひっぱり、ガンガンと力任せに登る。 ジグザグ、ジグザグ登り、登り詰めると、北鎌沢のコルに着いた。 ここは、テントが1~2張れるよう平らなスペースになっていた。昨日誰か泊った形跡が見られた。 最初の小さなピークを越え、次のピークの上で、救助ヘリが何度も頭上を、ホバーリングしていた。 それも頭上低く、である。やがて、救助隊員が降りて来ながら、尾根上での確実な待機を指示された。 すごいプロペラの風圧だ。隊員が処置をしているのかしばらく時間が立ち、 その後、事故者を釣り上げ、救助ヘリは青空の中を飛び去っていく。 目と鼻の先で事故に遭遇し緊張が走る。天狗の腰掛を過ぎると、独標が大きく見えてきた。 ここからがさらに険しい岩稜で、又、足元の岩は脆く、足場の石や岩は不安定で、 正しいルートなどはどこにもなく、踏み跡らしきものは、たくさんあるが、 途中で消えたり、踏み跡と踏み跡の間が、切れ落ちていたりで、 どうやってたどり着けばあの先の踏み跡に行きつくのかと悩む箇所も多かった。 ルートファインテイングの楽しさもあるが、ノ―ザイルなので、踏み外しや、滑落の怖さと背中合わせでも あった。 いったん岩場を下り、また登りかえし、と、時間が予定より、かかった。独標の基部にたどり着く。 ロープで直登クライミングしたかったが。時間がかかるということで、独標山頂部は通らず、 トラバースしていくことにした。 独標を越し、ピーク13地点ぐらいの連続する痩せた尾根上の一つの地点で、 時間切れとなり、ビバーグすることにした。 ここが大変ビバークには困難な場所で、尾根は狭い上に、斜面なため、 尾根上のハイマツにカラビナとシュリンゲで自分の体とザックをビレイしておかないと 滑り転げ落ちていくのだ。 そこで、ほぼ一晩中座ったままの姿勢で、過ごす。 うとうと眠り、寒さで起き、またうつらうつらの、幾度となくの繰り返しを一晩中して、 うつ伏せの座った姿勢で、朝を迎えた。 風がある分ツエルト内部は結露せず、体が濡れることはなかったが、寒さは昨夜の何倍も感じた。 4日目 9/15 オオー!素晴らしい夜明け! いよいよ今日は槍に登るのだ!! 歩きだししばらくすると、ビバーグポイントが2か所あった。とりあえず平らで、横になれそうな個所だった。 ここで、ビバーグしたかったと思う。でも先客がいたかもしれず、空いていたかはわからないので、 昨日の場所で仕方なかったのだと気を取り直した。 ここからは稜線にまた戻り、進みたいのだが、そこに行くまでが、足場の悪いザレザレの所を下り、 もろく、つかみどころのない岩場を登り返す場所も何箇所かあった。 道など無いのだから当たり前だが、自分がきめたルートが自己責任の道なのだ。 やがて稜線を直登する斜面の岩の登りで、大きな落石に遭遇する。 ホンの一つの手のひら2倍の小さな浮き石が動き、外れたようで、その上に乗る大きな石群の塊を落下させ、 その落下した岩が、下の岩石を押し流し、 爆音とともにさらに下の岩にぶち当たって轟音とともに、砕け散っていった。 まともに当たれば、もう防ぎようがない。脇50㎝横を通過した奇跡のような幸運を喜ぶ。 息を整え、とりあえず一旦下に下降し、とび跳ねた石にあたっていないか、怪我がないか、 お互いに確認しあう。幸いなことに、大きなけがはなかった。 気を更にしっかり持ち、注意力をマックスにし、トラバースぎみに槍の上に、上に、と登攀していく。 槍ケ岳山頂直下のチムニ―を越え、すんなりと、凹壁から槍の頂上に飛び出た。やったー!!頂上だ!! 若い男の子たちが「スゲー!こんなところから・・マジスかよ~」と言って、山頂に飛び出た、 中年のジジババ隊の写真を喜んで撮ってくれた。 この時、初めて、3日ぶりの笑みがこぼれた。 どこも疲れていない自分の状態や、三人元気で無事そろって登頂できたことが、嬉しかった。 頂上で十分に休憩し、槍の山頂を後にした。槍ケ岳山荘のテラスで、ラーメンを食べ、槍沢ロッジに向かう。 槍沢ロッジまでの道々、木イチゴがたくさん実をつけていたので、のどを潤すと共に、美味しく戴いた。 天狗原分岐すぎで、猿も出てきた。槍沢ロッジ泊 5日目 9/16 槍沢ロッジから上高地に下り、松本に出た。 楽しく充実した「リーダーの65歳を記念する山」であった。 |
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