表妙義縦走  白雲山〜金洞山 
                     【期日】2014年10月2日〜3日

  【メンバー】   CL/MS(men)  MS(woman)

  【コースタイム】
10月2日
ひしや駐車場6:00発→白雲山登山道入口6:12発→大の字6;51着→奥の院7:31着→見晴8:02着→玉石8:22着→大のぞき8:44着→天狗岩9:22→タルワキ沢のコル9:50着→相馬岳10:10着→相馬岳コース分岐10:45→茨尾根のピーク→堀切分岐12:25→中間道13:10→妙義神社15:10→ひしや(泊)
10月3日
ひしや7:30発→中之岳神社駐車場8:00発→石門入口→第1石門〜第4石門→堀切→堀切分岐10:25着→
女坂分岐11:00着→鷹戻し基部11:30着→鷹戻しのピーク12:45着→東岳15:30着→中之岳14:25着→中之岳神社駐車場15:45着

                                              記録M/S(men)
 【コメント】
10月2日  
天気は午後から雨の予報。早朝に到着し、少しガスっているが、表妙義山の山並みがよく見えた。
何て岩のゴツゴツ!何回見ても凄い景観。そして、不安感。
家でインターネットで調べれば調べる程、恐ろしいことが書いてあり、最後には見ないことにした。
ハーネスを装着し、妙義神社からスタートする。
実は鎖場と、それに準ずる鎖のない危険な場所が多すぎてあまり細かいことは覚えていない。しかも前夜降った雨で岩が濡れていて滑りやすい。
一言で言うと、鎖場があるところは落ちたら即死しそうな所で、もちろん足場は悪い。
鎖が付いていないところは、ケガくらいですみそうな感じか?いや、怪しい。
とにかく、慎重に1つ1つの鎖場や岩を通過していく。
足を置くスタンスを目を皿のようにして探して登った。
1センチ2センチくらいの出っ張りでも有難い。
掴めるものは岩でも木でも根っこでもなんでも使って登った。
手も肘も足も膝も全身使えるところは全部使う。
そしてアップダウンが激しい。必死に登ったあとは下らなくてはならない。下りも険しく滑る場所ばかり。お尻も使う。手袋もズボンもドロドロになった。木に支点を取り、ロープをつかんで下ったりもした。ここが道かと思うところもある。
よその山には当然ついているべきところに鎖もロープもないのがこの山だ。やはり噂にたがわずだ。
いくつピークを越えればいいんだ。。あのゴツゴツを越えていくのだから仕方ないか。・・・
標識も少なく道もわかりにくい。踏み跡を進むと展望場所で行き止まりだったりする。
次第に感覚も麻痺していく。怖いとか危険とか思っていたら前に進めない。行くしかない。
しかし大のぞきからの滑り台状3段30mの鎖の下りは長かった。
覗き込んでも先がどうなっているのかわからない。
案の定、最初は傾斜があるが、2段目くらいから垂直に近くなっていく。
休む場所もなく、スタンスも少ない。
腕が疲れてくる。3段目の鎖が打ち込んである輪っかに足をかけて休むしかない。
あと10mもある。腕が持たないので早く下りたいが焦ってはいけない。
下からSさんが足の置き場所をアドバイスしてくれる。
ここで初めて後続から人の姿が。・・・「急がなくていいですよ〜。」
腕がパンパンになりながら何とか下りる。
何回も妙義に来ているというその方が危険箇所を教えてくれた。
今日は雨上がりでいつもより滑るし、コンディションは悪いとのこと。
当初は、中之岳まで行けるかと思ったが、疲労度も高く、後半に1番危険な鷹戻しが待っている。
午後に雨の予報もあったため、リーダーと相談して堀切からのエスケープルートを使い中間道を妙義神社まで戻る。
後半は翌日に持ち越しだ。中間道の普通の登山道が有難かった。

10月3日  
曇りの予報が何と晴天に近い、いい天気。夜間に雨が降ったが岩が乾いてくれるかも。・・・
中之岳神社の駐車場に移動して石門巡りをしながら中間道を行く。堀切下の分岐点めざして急ぐが、何といつの間にか昨日帰りに通った東屋まで来ていた。????あれ、見逃した。
SさんがGPSで道を確認。やはり気づかぬうちに通り過ぎていた。
エスケープルートで登り口ではないので目印が少ない。30分ロスした。
稜線まで上がり、鷹戻しを目指す。ドキドキだ。1番の核心部分。どんな所だろう。
その前に8m鎖場やトラバース鎖もある。
今日はセルフビレイを取りながら、腕の力をなるべく残しておく。
さていよいよ鷹戻しにかかる。
鎖と梯子計60mの難関だ。鷹も留まれないほど険しいという意味だそうだ。
ここで23mのロープを出す。Sさんがトップでまず登る。下からでは全容がわからない。
傍には「スリップ注意!鎖を離すな!」の赤い看板が目立つ。もちろん!だ。
Sさんの合図を待って登る。さすがにきつい!上がれない。足の置き場がないじゃないか。
でも、グズグズしてると腕がパンプする。
気合で鎖を引っ張り、腕で体を引っ張り上げる。何と、自分が重い。
きっと、「うおぉぉおお。」みたいな声が出ていたに違いない。
何とかテラスのような場所まで上がってホッとする。だが、まだまだだ。
Sさんがトップ、私がビレイをする。Sさんがランニングビレイを取りながら登っていく。
私はロープの動きに集中する。「あと○メートルです」と声をかける。
ロープが止まった。ふうと一息つき、緊張して待っていると、しばらくして合図があった。
登りだす。ハングっぽい所もある。どこをどうやって登ったのだろう。余り覚えていない。
ただ登っている途中で思った。これは崖に近いと。・・・鎖は死んでも離してはいけない。
登るとともにロープがぐいぐいとたぐられていくのが実に心強かった。
登りきって安全な所まで移動してやっと緊張感から解き放たれた。やはり恐るべし鷹戻し。
上級者でも滑落するという看板は本当だ。ロープ持っていない人は登るな!という言葉も納得。
鷹戻しの頭で絶景の景色を楽しみ、喉を潤す。
今回の山行ではいつも緊張で喉がカラカラになる。
今度は東岳、中之岳を目指すがまだまだ危険箇所がある。
その後ルンゼ内2段25mの鎖場を下りるが迷わず懸垂下降。
重かった50mのロープが役に立つ時が来た。
腕が疲れているため、鎖より楽チンで降りられる。
その後も登ったり下ったり鎖だらけの下山であった。
中ノ岳からの山頂からも懸垂下降で降りて、無事に下山した。
もう鎖はしばらく見たくないほど、鎖でおなかがいっぱいになった山行であった。
でも、表妙義はバラエティに富んでいて飽きが来ない楽しい山だとも思った。   
                                     コメントM/S(woman)
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