地図読み山行 東京都奥多摩 幸神尾根〜勝峰山
 【期日】      2015年03月05日(土曜日)

 【メンバー】    CL: TI、メンバー:YS、TK、TY、SK

 【コースタイム】 休憩を含むのんびり
            武蔵五日市駅09:52→小机→10:30ぐみの木峠→幸神尾根→11:25東屋(昼食)11:59→
            →12:24深沢山→12:34尾根分岐(三叉路)12:38→12:55勝峰山・展望台13:19→
            →13:29新旧林道別れ→新林道を下る→13:32勝峰尾根徒歩道→13:53新林道横断→
            →勝峰尾根徒歩道→尾根末端の崖14:08→
            →14:12幸神神社→14:16幼児園(休憩)14:36→14:49ぐみの木峠→小机→15:05まいまい道→
            →15:29武蔵五日市駅
 【コメント】
 【記録】TI
 武蔵五日市駅現地集合だったが武蔵野線北朝霞、新座で全員と落ち合う。
  カシミール3Dで印刷した磁北線間隔 約500m*500m地形図を車内で渡して、コース、磁北線の間隔等をCLから概略説明。
 乗り換えて武蔵五日市駅到着、駅の登山届箱に登山届を書いて入れる。
 外に出るとボランティアの方から行く先を尋ねられた。勝峰山と答えたら、大岳山にはまだ残雪があるよとの情報。
 暖かいがうすぐもり、予報より晴に替わるのが遅れている。
 地図読み最初はTYさん。磁北線・コンパス合わせ、現在の地形図利用(1/25k図に囚われないで、カシーミール3Dでは縮尺が違うのよ)を、YSさんが正置法を伝授、次回は磁北線活用正置しなくても良い方法を。
 小机集落は白梅が満開、柚子は落果、路傍にはオオイヌノフクリ、農家の庭にはマンサク、サンシュユ、アネモネ、クロッカスなど春の花が咲く。
 TYさん先頭にのんびりと歩む。小机六道・庚申前でまず集合写真撮影して心和む小机の里を歩む。これが都内とはと。
 ぐみの木峠、登山口に到着。
 TYさん地図読み完了、TKさんに交代してぐみの木峠から短いが急な坂を登る。虎ロープがある。これは道から外れて民家に入るなという印らしい。幸神尾根には市町境界杭や森林境界杭が立つ。これを参考に歩むのも手だ。
 等高線320m地点で衣服調整休憩、春先は寒暑の事前判断が難しいので現地で決めよう。
 杉・檜人工林の中、落葉を踏んで小アップダウンを繰り返す。雲が薄くなり陽射しが木漏れ日となる。小机に向いた地蔵尊で記念撮影、高度差のない人工林尾根を登るとなんと広い徒歩道に出合った。昨年2月に設置された道標が立つ。ム! ロープが垂れ下がる男坂と巻いた女坂が目前に。これまでは男道を登って展望台に下ったが、展望台経由の女坂を選ぶ。
 尾根から見下ろす里山絶景を楽しんで東屋に着いた。ちょっと早めの昼食をして改めて広域地図で遠くの山々を山を同定する。出発するも、残念ながら、薮が切り払われて先の徒歩道の見通しが利く。再び杉・檜の人工林に中を歩む。気温が上がり舞い上がって襲ってくるスギ花粉がアレルギーの身には最悪、くしゃみ、鼻水、涙が、SKさんはマスクで防いでいた。
 尾根の上を辿る。僅かな高度差でも急な登りが所々にある。ピーク・コルを地形図にマークすると現在地確認に役立つとメンバーに地図読みのコツを伝授した。右手に踏み跡が、地形図と照合。破線と一致して現在位置確認、里山には作業道が数多くあるので麓道に迷い込まないように注意することも大切だ。ますます濃くなった杉の花粉でくしゃみ・鼻水が強烈になった。ぐみの木峠から狸の溜め糞を8箇所まで数えたが、その後も続々、なんと「竜の髭の種」や「銀杏」も混じってきた。里で食べて尾根筋に登ってお腹を軽くしたのかなと。
 標高460mの深沢山には手作り山頂標がある。地形図には無名の標高点峰だが、現在地を確認できる。方位・分岐までの方向をコンパス確認した。人工林の中で展望はなく、風景照合ができない。里山地図読みの不満足な実例だ。ホワイトアウト対策にはなると気を取り直す。地図読み練習には展望が利く峰で現在地を確認して風景と地形図を活用したいものだ。
 ところで分岐のところにも深沢山という看板があったのではないか。先に進んで確認しよう。ぐみの木峠からここまで踏み跡はっきり、人気のコースだが今日はだれにも遭わない。
 勝峰山分岐に到着した。杉の幹にテープベタベタだが、深沢山の山名標はどこにもなかった。
 すこし遅くなったのでボンデン尾根に向かわず、勝峰尾根へ下ることにした。
 全員コンパスで進行方向確認し、TKさんからYSさんに先頭を交代して出発した。人工林の中だが踏み跡一層はっきりしてくる。
 勝峰山(かっほやま)に到着した。454.3mの三角点と石祠が木陰にあり、その先には勝峰山由来の看板が山桜大木の並木の下に立つ。それには天慶の乱で平将門と藤原秀郷の合戦の次第が書いてある。鎧塚あたりで山頂尾根は終わり、広い階段道が展望台へ下る。展望台にも勝峰山由来看板がある。展望台下は草木が茂り、最近、手入れを受けていないことがうかがえた。崖沿いの徒歩道は閉鎖され、引き返して三叉路から林道へ下る。
 三叉路から林道の徒歩道分岐までが地図読みの今回の核心、勝峰尾根をトレースできるかYSさんの判断に掛かる。林道をちょっと外れて血の池、鈴石に回った。「踏み跡に被さる邪魔な薮を潜れば通り抜けられる」とSKさんが偵察判断、みんなで潜って行った先はなんと林道に再び出た。ここまでは過去の記憶、地形図と一致した。
 林道を下ると、ガードレールや砂利舗装も新しい林道に遭遇して、びっくりした。右手に勝峰尾根を見ながら林道を下る。新林道は地形図のヘヤピン地点で、ネットフェンスで閉鎖された旧林道と分かれる。これには困った。前回は尾根の東側の旧林道を下って目印を見つけ、右手(西)徒歩道に入ることができたのだが。
 しかたなく、尾根の右手(西側)を巻く新しい林道を下る。が、旧林道にも尾根筋徒歩道に出くわさない。100m先に重機が見える地点で、地図読み先頭のYSさんが左手に赤テープ目印と尾根筋に登る踏み跡を見つけた。CLが新林道から尾根筋に上がって徒歩道の踏み跡が延びる方向を確認し、さらに徒歩道を登り返して交差している旧林道を見つた。さらに交差点が旧林道から徒歩道に入った地点であることも確認して「踏み跡が勝峰尾根徒歩道」とメンバーに告げた。徒歩道を尾根に沿って下ると新林道が右手に平行しているのが時々目に入った。
 なんと徒歩道は新林道に出合う。進入禁止のコーンキャップ脇を抜けて新林道を横断して再び徒歩道に入ることができた。新林道を下っても良かったのだ。最新の情報を(ネットで)調べていたらもっと楽々かと反省した。里山歩きをなめてはいけない。
 尾根筋のしっかりした踏み跡を辿る。下って尾根末端に着いた。この尾根末端の崖が本日の核心だ。4年前にあった固定ロープは既に無く、潅木を掴んで崖を下った。滑ることなくも全員が無事に舗装された5差路車道に下りつくことができた。予報どおり空は再び曇りに変わり気温が低下してきた。
 地図読みをYSさんからSKさんに交代した。東京郊外の集落歩きは地図読み上級だ。行き止まり、細道が交錯して迷いを誘う。
 ともかく、5差路の先の幸神(さちかみ)神社にまず参拝して、今年度の無事を感謝し、来年度も安全と健勝でありますように祈った。神社の縁起によると幸神の元は賽ノ神で京都北野から勧進したとのことであった。京都に縁のあるYSさんはISさんの喪中につき参拝を遠慮された。夫婦お互いの気遣いが心に染み込む。
 神社隣の幼児園のベンチ・テーブルを借用して疲れを癒す。隣の農家の梅林が見事であった。持参のお茶やTKさんから振舞われたコーヒーで喉を潤した。
 元気回復後、地形図にある天然記念物シダレアカシデを見た。芽が膨らみつつある。もう暫くしたら、名のとおりの赤い若葉が木を覆うことであろう。とは言え、隣の白梅も見事であった。
 SKさんの地図読みで町並みを鑑賞しながら ぐみの木峠登山口に帰還した。これで巡回を完成することができた。地図読み山行は完成。
 小机集落の道も往路と違う東側(山側)を選び、畑や庭の春を楽しみながら駅に向かった。往路で気になった古道の「まいまい道に」に下る。「まいまい道」の由来を読んだ後、道端で蝸牛の殻を見つけた。なんだか縁起が良い。川を渡って坂道を登り返す。TKさんが珍しく筋攣り、梅畑脇で小休止した。梅ノ木の下にはフキノトウが出ていた。
 SKさんを先頭に再び地図読みを続けて、初体験の武蔵五日市駅北口に到着した。SKさんにとって五日市はホームグラウンドかも。
 ところで、TIとSKさんはスギ花粉アレルギー、TYさん 磁北線図の使い方に宿題、TKさんの筋攣り回復、YSさん、まだまだ体力回復してない。しかし今回は全員、余力を一杯残しているのようであった。今年は「勝(健勝)つと幸い(幸福)」がきっと参加者にある。
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