北アルプス 上高地・明神 残雪の穂高・芽吹きの上高地「開山祭」・明神ハイキングと写真撮影
GPSログをマッピング                      
青線は、下り勾配                   
赤線は、登り勾配                   
26日の河童橋周回コースはログを取り忘れた。 

 【期日】2018年4月26日(木)〜28日(土)

 【メンバー】 T/M,K/M(会員外)

【コースタイム】 26日(木)  沢渡大橋駐車場13:10〜??バス〜13:30大正池ホテル前13:35〜
梓川左岸〜田代池・湿原〜霞沢橋〜田代橋〜山荘15:13
 山荘
梓川左岸コース〜河童橋〜帝国ホテル〜霞沢橋〜田代橋〜山荘泊

27日(金) 山荘8:53〜梓川右岸〜河童橋〜「第50回上高地開山祭10:50〜12:00
河童橋〜梓川右岸コース〜明神池〜梓川左岸コース〜河童橋〜帝国ホテル〜霞沢橋〜田代橋〜山荘17:46


28日(土)山荘9:00〜田代橋〜霞沢橋〜梓川左岸コース〜バスターミナル9:55??〜沢渡大橋駐車場〜帰路 

【コメント】上高地を初めて訪れたのはキャンプでだったか?冬合宿だったか?それから50有余年、以来穂高岳山行の旅に通過したり、泊まったりで今までに何回来ただろうか?!

毎年、「上高地開山祭」が催されるのを知りながら参加したこともなく、今回上高地をあらためて訪ねてみようと
「上高地開山祭」に合わせて計画、例年にない温かな天候にめぐまれハイキングを満喫してきました!


 上高地へのアプローチは、旧釜トンネル、新釜トンネル、に加え一昨年完成の”上高地トンネル”の開通により沢渡からのこのルートがすっかり定着しています。観光客が年間200万人にも及ぶ上高地へ通ずる車道はこの県道のみ、開山を控えての準備・時期的なものか自動車(一般車両は入山規制を受けているので関係者の車?)の走る光景が増えているように感じた。

※参会者皆さん、
「焼岳」の平穏であることを強く祈念しました。
 最近、全国的に火山(噴火警戒レベル運用=39火山)があります、この上高地も例外ではなく、上高地トンネルを出るとすぐ目に入るのが「活火山・焼岳」の美しい風景です。最近では、御嶽山の噴火・霧島山や白根山での噴火情報があります。登山者は勿論一般観光客も含めて、入山中にこの焼岳が突然活動を活発化した時、どう対処できるか”リスク対策”として課題を認識して入山することを忘れてはならないと思います。


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 ※雪解けの清流に、湿地や池に、木々のまにまに多くの野鳥や動物が棲んでいます。
登山で急ぐ足、疲れて帰る時にはついつい見過ごしてしまいます。今回は時間をかけて歩いてみて幾つかの新たな出合いもありました。
 
 ※17世紀、古来より「神河内徳郷(かみこうちとくごう)」と呼ばれていた上高地の明神地区に、樹木伐採のため松本藩の役人小屋が作られる(後の明神館)
国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されている。標高約1,500m。現在松本市。
1934年中部山岳国立公園に指定される。上高地牧場閉鎖
 
 ※釜トンネルが完成する前から、島々谷を経て徳本峠を越えて来るか、岐阜県側・飛騨方面から中尾峠を越えて上高地に入る。
この周りで活躍した猟師・山案内(ガイド)の仮の住まい作業小屋・山小屋・山荘に始まり、上高地の佇まいも年を経て変化してきたようです。
 
※厳しい冬に耐えてきた草花・木々も新しい芽吹きの頃を迎えています、今年は春が速いといえども山野草はこれからが楽しみの時期です。
 
 ※雪形:白馬岳の”代掻き馬”に代表される、山の雪の溶け初めに現れる。穂高岳にも表れる雪形があると聞いたので注目してみました。今年は雪解けが速くてその姿も+想像力を加えて見て下さい。
 
 ※参考文献:
「山と渓谷5月号」、「ウエストンの森 上高地・島々谷の朝と夜=高田宏著」、「日本アルプス=W.ウエストン著」、
「日本アルプス再訪 =W.ウエストン著」、「上高地の大将 =木村殖」、「ウエストンの信濃路探訪=田畑真一著」、
「穂高小屋物語 =今田重太郎著」、「山のパンセ =串田孫一著」、「山岳紀行文集 日本アルプス =小島烏水著・近藤信行編」、「アルプスの主 嘉門次 =佐藤貢著」、「Wikipedia」他