ブナ林の美しい2つの新潟の山
粟ヶ岳(1297.2m)・刈羽黒姫山(889.5m)
【日時】      2009年5月2日(土)〜3日(日)
【メンバー】   CL・S/N  S/W  S/O  T/O  H/S  I/O
5/2(日)粟ヶ岳       所沢IC(0:30)→北五百川登山口駐車場着(5:20)→食事後出発(6:00)→5合目の薬師奥の院(7:45)→
                 稜線(8:35)→8合目の午ノ背(9:40)→粟ヶ岳山頂(10:30〜11:20)→同じ道を下山→一合目(14:10)→
                 駐車場に戻る(14:25)→八木鼻温泉の「いい湯らてい」でお風呂と夕食(キャンプ場で泊まる)

5/3(日)刈羽黒姫山    起床(5:30)→7:00(山古志村を経由に刈羽へと進む→磯之江登山口着(10:15)→出発(10:30)→
                 刈羽黒姫山山頂(11:37〜12:15)→登山口(13:00)     

【5月2日 粟ヶ岳山行記録】

 粟ヶ岳は加茂市と三条市の境にある山で、標高は1292.7Mと低い山だが、実質は1,100M以上の登りという、結構大変な山だった。昨年の5月に仁王子山を登った帰りの車の中で、遠くに見える残雪のる粟ヶ岳を眺めながら、「来年はあの山を登ろう・・・」と話をしながら帰ってきたことを思い出すが、雪は昨年より少目だった。

 GWの初日、相当込む覚悟で夜中の0時、新座を出発。1000円効果は予想以上に酷く、所沢ICから既に渋滞の気配。これより登山口まで5時間半分ほど掛かり到着したが、運転してくれたNさんは一睡もしないうちに身支度をし、出発。とても気の毒だった。

 駐車場からは山を切り開いたのか、棚田作りのような整備工事が続いていた。
完成までどのくらいか掛かるのか、緑が戻るのは何時になるのか、心配になるほどの大工事だった。
 川沿いを進み、ブナ道を登るが、ブナの緑がとても美しい。隙間からは真っ白な守門岳が光っていた。眼下には八木鼻キャンプ場辺りが見え、遠くには日本海が見えるかのような良い天気に恵まれ、さらに、足元には一面、イワカガミやイワウチワが優しく迎えてくれて嬉しかった。この季節の素晴らしさを思う。
 馬ノ背といわれている難所が怖かった。天気が良かったのが救われる。場所によっては両脇が絶壁に近いところもあり、落ちたら何処まで落ちるかと心配になり、恐る恐ると慎重に登った。山頂では加茂市から登ってきたのだろう、数十名の人たちが既に腰を下ろし、休んでいた。我々もゆっくりと食事を摂り、あの山、この山と眺め、下山。登りも大変だったが下りも同じように大変で、駐車場に戻ったときには7時間も歩いた達成感と、この素晴らしい山に登れたことをとても嬉しく思った。 (I/Kの記録
    

※山行のインデックスに戻ります。

【5月3日 刈羽黒姫山山行記録】

 八木鼻キャンプ場でゆっくりと夜を過ごしたあと早朝に出発。日本一美しいと言われている地震の傷跡が残る雲上の村、山古志村へと遠回りに車を走らせ立ち寄った。肉眼で見る地震の痛ましさに驚き、ともに棚田の美しさに目を見張った。これより刈羽へと進む。

 春には沢山の花が咲き、さらに棚田百選に選ばれている木田地区の集落へと走る。ここも山古志村に劣らず美しい雲上の景観で、この美しさに酔いながら、刈羽黒姫山の登山口に到着。また圧倒的なブナの森だった。
 予想外に雪はなく、すっかり春山のやさしい山となっていた。カタクリの花が咲いていたが、期待のブナ林が予想以上に美しかった。山頂からは妙高山や火打山などが見えるはずだったが、少しばかりか天候が下り気味、また春霞もあり、はっきり見えなかったが、日本海が遠くに見えた。途中のキャンプ場は既に閉鎖され、登りのきついところもあり、狭い山頂でもあったが、静かな山でまるで低山とは思えないこのブナの美しい山に深く感銘した。(K 
記)