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![]() 五龍岳山頂からの鹿島槍ヶ岳 |
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【メンバー】 L.KW、EU 〈行動日程〉 *集合 新宿駅西口都庁地下大型バスパーキング 8月14日(金)22時00分(出発22時30分) 〈交 通〉 *(往) さわやか信州号 新宿都庁P 8/14 22:30→ 白馬五竜Eプラザ前 8/15 6:15 → テレキャビン6:45発→(0:08)→アルプス平 (復) さわやか信州号 大町 8/17 16:35→新宿駅西口 8/17 21:30 【コースタイム】 8/15 アルプス平7:00→地蔵の頭7:28→小遠見山8:50→中遠見山9:15 →大遠見山10:09→西遠見山10:45→白岳13:05→五竜山荘13:13 8/16 五竜山荘5:25→キレット分岐6:25→五龍岳山頂6:30、6:45→G4 7:30 →G5 7:45 →北尾根ノ頭9:05→口ノ沢のコル9:33→キレット小屋10:57、11:35 →吊尾根13:15→鹿島槍北峰13:22→吊尾根13:30,13:35 →鹿島槍ヶ岳南峰14:20、14:30→布引山15:30→冷池山荘16:15 8/17 冷池山荘5:40→冷乗越5:57→北峰→中峰6:52、6:58→南峰7:20、7:35 →種池小屋8:20、8:50→ケルン10:36→下山口11:25→扇沢11:38 →11:55発(バス)→12:05大町温泉「薬師の湯」 →15:05発(タクシー)→15:15大町駅前高速バス乗り場 →16:35発(さわやか信州号)→(途中渋滞)→新宿駅西口21:30 |
今年の夏の不順な天気が一気に回復した三日間にあたり、山行中は最高の登山日和が続きました。 遠見尾根の登りは、五竜岳、鹿島槍ヶ岳の大きさを実感できましたが、夜行バスの疲れもあってか、きつい 登りでした。五竜山荘到着が早く、小屋でゆっくりできたことはうれしいことでした。 翌朝は小屋の朝食を一番に並んで食べ、出来るだけ早い出発を心掛けました。 五竜岳山頂から、いきなりザレ場の急降下。コースの難易度への緊張感と、下りに慣れていない体の せいか、G4あたりまでの一時間が一番嫌な下りでした。思っていたより花が多かったのが救いでしたが。 岩場の登降を繰り返し、はしご、鎖も現れましたが、足場はしっかりしており特に危険な感じはありません でした。 だんだん鹿島槍の双耳峰が近づいて来るのがうれしく、剣岳、立山の峰々がずっと大きく見えていました。 キレット小屋には予定通り11時前に着き、ゆっくりと昼食後八峰キレットに向かいました。 切れ落ちた断崖に鎖のついた細い道、針金で丸太をくくりつけた道と、気を緩められない道が続き、最後に 足下の不安定なはしごの下りがあってあっという間に八峰キレットは終わりました。 雨や風の日はきっと怖いだろうと思いましたが、好天に恵まれたことで怖さは感じませんでした。 その後も岩場の登降は続きましたが、稜線漫歩の部分もあって緊張は一気にほぐれました。 一度登っているのでパスというUさんに待ってもらって吊尾根にザックをおいて北峰を往復しました。 誰もいない北峰で景色を堪能しました。その後、吊尾根をゆっくり渡り、南峰への岩峰を登りましたが、 それまでの岩峰と違い、横にトラバースするようなことはなく、まっすぐに頂上を目指す長い岩稜が続き、 時折肩で息を整えながら両手両足フル活躍の岩登りでした。 鹿島槍ヶ岳南峰2,889m登頂14時20分。歩いてきた道、これから歩く道の両方がくっきりと見え、好天 に恵まれたことをうれしく思いました。 すっかり緊張がほぐれ、秋の花の群落に出合ったこともあってペースはすっかりのんびりムード、ハッと気 づいたときには15時半、それからは走るように冷池山荘をめざしました。北峰あたりからののんびりムー ドを取り戻すのはちょっと大変でした。 冷池山荘で生ビールで乾杯、山行の核心部分無事通過を祝いました。 翌日は柏原新道をのんびりと下山後の温泉を楽しみに下りました。 扇沢で高速バスの乗車場所予約変更(扇沢から大町駅前に)を電話で済ませ、大町温泉までバスで出て、 薬師の湯に入湯。山行中、前になり後になりしていた二人組に声をかけてもらい一緒に大町駅前まで タクシーで出ました。高速バスは途中、渋滞に巻き込まれながら1時間遅れで無事新宿駅に到着、無事 山行が終了しました。 柏原新道を登ってくる人が多く、鹿島槍ヶ岳往復山行の人が多いのに少しびっくりしました。 キレットを通らなくて良い、最近人気のコースだそうです。 妙高山から見た鹿島槍の双耳峰にあこがれてから16年、五竜から鹿島槍へのコースを行くだけの経験と 体力がついたことに軽い感動を感じながら歩きました。 Uさんも、ご主人と登った懐かしいコースとのことでいろいろ思い出しながら、時折その時の山行の話を してくれるなど、和気藹々の山行が出来ました。 ただひとつの心残りは、計画を立て、山小屋の予約までしてくれたTKさんが、前日になって足の故障で不 参加になったことでした。 (KW=記) |
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