越後の山　　　　　荒沢岳（1968Ｍ）
期日	２００９年９月２０日（日）前夜発
メンバー	ＣＬ/Ｓ・Ｎ　　ＳＬ/Ｙ・Ｓ　　Ｉ／Ｃ　　Ｈ・Ｓ　　Ｔ・Ｏ　　Ｉ・Ｋ
コースタイム	銀山平登山口6：05　→　前山6：50　→　前�ｰ8：53　→　荒沢岳山頂11：11　→　　（往復） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★歩行時間・・・約８時間〈休憩を含む）
【山行記録】 　一言で、「大変疲れた山」でした！　 　何年か前の夏合宿、気の遠くなるような蒸暑い夏の日の事。汗を拭いながら、重い足取りで越後駒ヶ岳をタラタラと登っていた時、私の前を歩いていたＳさんが、目前の両翼を大きく広げ、人も寄せ付けないような荒々しい荒沢岳を指差し、「素敵ね！今度、あの山に登りたいね」と言った。磨かれた大岩壁、深く切れ落ちた沢、見るからに怖そう。　「エー、怖そう〜、私は無理、無理〜」　　　それを傍で聞いていたＮさんが、「いつか計画をするから・・・」　　と、いうことで、Ｎさんは昨年９月に計画をしてくれたが、雨の為中止。代わりに弥彦山に行ってきたが、なんだかあの日はほっとして嬉しかった。しかし、これで終わるはずがない、またもや再度挑戦の計画が・・・。とにかく、とにかく、挑戦してみよう！ 　当日は天気は良好。少しガスっていたが雨は降る事はない。１０台も置けない駐車場はすでにいっぱいだった。最初から雑木林の急登。一時間半ほど歩くと「これより岩場注意」の看板が出てきた。緊張が過る。 　梯子・梯子・梯子を登り終え、休むことなく鎖・鎖・鎖の連続。それにこの山の鎖は長い。遠くに磨かれた岩壁を登っているの人が見え出したときは足が震えた。あんなところ登るの〜？どうやって？ワー、怖そう・・・。　しかし来たからには登るしかない。　心を静め、　気を引き締めて、一歩一歩頑張ろうと決意。いままで八海山や両神山には登ったことがあるが、この荒沢岳は今までの山になく、怖く思った。 　必死に登った。前�ｰへの登りの鎖場が一番緊張した。縦に横にと、まるで崖を鎖に頼りながら登る感じで、足をすべらせ、手を離したら一巻の終わりとも思うような登りを、必死、必死に皆に付いて行った。 　 　前�ｰを過ぎると少しはホットした。暫く稜線歩きが続き、山頂直下にはまたもや鎖が続くが、そんなにビビるところはない。いままでガスってよく見えなかった展望が、こんな難所に良く登ってきたねと、ご褒美をくれたかのように、目の前がぱっと開け、今まで見えなかった紅葉の山が見え出し素晴らしかった。紅葉は旬です。山頂からは、ガスの切れ間、越後駒が岳に続く稜線までが見え出し、皆大喜び。　　やりました！とうとう、この山に登れました！やりましたよ！紅葉も最高です！下山はガスも切れ、素晴らしかった。 　下山も必死に降りた。登ってきた以上に慎重に降りた。前�ｰの下りには疲れがピークに達したが、なんとか無事降りる事が出来きた。私を除き５名は、岩場は慣れているので楽しかったと言っていたが、私は緊張・緊張の連続。でも私にとってはとても良い体験ができたような、そんな山でした。 帰りは銀山平の温泉で緊張した体をほぐし、帰ってきた。　　　　　　　　　　記・・・Ｉ／Ｋ
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