北ア・北方稜線  毛 勝 山(西北尾根)
                               (けかちやま)  2414m

  期  日  2009年10月12日(月) 前夜発
  メンバー  CL=KT SL=YS IS KY TI TF (計6名) 
 コースタイム  〔10/11〕 自宅(車)8:40 魚津駅15:45 片貝山荘16:15(泊)
 〔10/12〕 起床4:00 → 登山口4:55 → 1060m地点5:45 → 1479m地点7:08 → 1700m地点8:05 → モモアセ池
      9:15〜25 → 2151m地点10:10〜20 → 毛勝山11:15〜12:05 → 2151m地点12:48 → モモアセ池13:15
       → 1479m地点15:00 → 登山口16:35
 【山行記録】
  いままで登山道が無い為、積雪期にテント装備で雪渓を登るしか登頂できなかった200名山の毛勝山。数年前に西北尾根に登山
 道が作られ、雪がない時期にも登れるようになったとのことですが、1,700mの登高差をピストンで登り降りるという、私にとっては挑
 戦的な山行でした。無人の片貝山荘に前夜泊。ヘッドランプを点け、いきなりの急登を辛抱して登ります。トラロープが付けられてい
 る箇所もあり、手を使って登らなくてはいけない程の急登です。露出した細い根が露で濡れていて、滑りやすく気が抜けません。
  
   立山杉の巨木や倒木もある暗い樹林帯も1,700m付近で終わり、左手に雪を被った白馬連峰が見え出し、上がるにつれ白い
 五竜、鹿島槍も見えてきました。反対側は日本海と能登半島が見下ろせます。小さな池塘を楽しみ、滑りやすい草付きを過ぎると、
 ほぼ直登に近い頂上直下の登りが待っていました。前々日・前日に降った雪が残る岩混じりの斜面で、這いつくばるようにして、
 やっと山頂着。目の前に剣岳を前面に、後立山の雄姿が迫力満点に広がっています。360度の景観に見とれながらの休憩後は、
 登りより緊張を要する下りの始まりです。秋の深まりの中、ツルベ落しの日を気にしながらも、全神経を集中して下山します。予定
 より早く登山口に着け、お互いの健闘を讃えあい握手を交わして、きつかったけれど、達成感のある山行を終えました。  
                                                                 (K・Y 記)
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