学習山行    上州三峰山 (1122.5m)
 期  日:2010年1月31日(日)
メンバー:CL=SN,SL=IK,  SN,TK,TM,SO,YS,TM,SW,IS,NM,TK,TI,EU,AY,SO,ST,JI,TM,MU (20名)

 上州三峰山は追母峰、吹返峰.後閑峰の3峰からなり、山頂がなだらかな台地上になった山です。関越道の月夜野ICで降り、龍谷寺の駐車場で身支度をする。ここから見る上州三峰山に雪はなく、ワカンを置いての出発です。登山口から石仏や石碑が並ぶ落着いた雰囲気があり、古い鳥居や「トリクソ古墳」と字の薄くなった板が立っていたり、パラグライダー発着場への荷揚げのリフトがあったりと新旧取り混ぜの面白い道である。きつい登りが続き、いつしか雪道になり、稜線の端っこに鎮座する河内神社に到着。雪の境内からは青い空と真っ白な上州武尊山、遠くに男体山も見ることができた。これから先はゆるやかな変化の少ない道がどこまでも続き、木にかけられた小さなプレートで吹返峰であることを確認する。一度下り、登り返して山頂である。目の前には真っ白な谷川岳の双耳峰がはっきりと見える。雪の谷川岳の雄姿に感嘆の声々。下りは同じ道を戻り、三峰沼分岐から凍った三峰沼(人工池)を経由して枯葉の絨毯の道を歩き、龍谷寺駐車場へと戻る。天気にめぐまれ、楽しい雪山体験山行でした。                                                             (SO記)

 コースタイム
     新座発(6:00)⇒(8:40)龍谷寺駐車場(8:55)→水場(9:30)→(9:45)林道に出る(9:55)→(10:00)河内神社 
     (10:15)→吹返峰(11:50)→(12:45)上州三峰山頂、昼食(13:15)→吹返峰(13:55)→(14:22)三峰沼分岐 
     (14:27)→三峰沼(14:37)→ (16:00)龍谷寺駐車場    
                       (SO記)
※山行のインデックスページに戻る 
 めずらしい拾い物
 三峰山の帰り道、沼より半分くらい下ったところで見つけた野性の繭(まゆ)。
もう中にいたさなぎは殻をやぶって蛾になって出て行ってしまった。
 研究、または趣味の世界で飼育されている野生の繭(野繭:やさん)はわずかにいるが、このように全く野生のものはめずらしい。
 全体に薄い黄色でほんの少し緑がかっている。クヌギ、コナラ等の葉を食べ育つ。1ケの繭からは約500m位の糸がとれるが、希少性が高い。
 このように殻が破られては1本の糸としては収穫できない、真綿として利用するか、その真綿をつむいで紬織物の材料とする。(TM記)