個人山行 九州の百名山 
阿蘇山・祖母山・久住山
【参加者】 SW(CL)、SO(SL)、CO、YT、TI、EU、KW、ST、KY 以上9名
【期日】 2010年06月03日〜05日
06月03日 阿蘇山
【コメントby KY】
「牛馬に注意」という看板が現れる、広大なカルデラのパノラマラインを走り、草千里ケ浜の草原の景色にこれからの登山に期待を膨らませ、阿蘇山火口西パーキングに到着。
歩き始めの砂千里ケ浜から白い噴煙を上げる第一火口を覗くと、ミルキーグリーンのきれいな火口湖を確認。木道が終わると急なガレの登りが続き、左手に第一から第四までの火口を見下ろしながら乾いた稜線を歩き中岳に到着。すれ違う登山者に外国人が多いのにびっくり。期待のミヤマキリシマが両脇に控えめに咲く道を進み、最高峰の高岳に到着。仙酔峡からのロープウェイ駅や尾根が見渡せる。これから進む高岳東峰、別名「天狗の舞台」の周辺はミヤマキリシマが斜面一面に確認できるが、残念ながら少し訪れる時期が早かったのか満開の群落とまではいかず、点々と色鮮やかに濃淡をつけて咲いていて充分楽しめた。下山は月見避難小屋を経由して中岳の分岐に戻る。途中振り返ると、大きくそこだけ平らに盛り上がっていて正に天狗が演舞したであろう舞台があった。又、火山灰にも強いと言われるコイワカンスゲが、こんもりとした小岩の様に点々と成育していて、火山荒原の中にあってまるで夜になると動き出す妖怪のように思えた。登りに通ったガレの道を通らず、砂千里ケ浜のど真ん中を歩いてダイレクトに出発点の火口西に向かう。いつしか砂埃が舞い上がるので横一列となり、距離感が分からなくなるような雄大さに、まるで「月の砂漠」を歩いているような錯覚を覚えた。
【コースタイムby EU】
熊本空港着10:25⇒火口西P11:50−砂千里12:10−昼食12:25〜12:45−中岳13:40−月見小屋分岐13:50−高岳14:01−天狗の舞台14:35−月見小屋15:00−月見小屋分岐15:15―1496標高点15:43−砂千里上を経て火口西駐車場16:30⇒阿蘇リゾートグランビリオホテル17:30(宿泊)
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   祖母山 6月04日