[期   日]  2014年5月17日(土)~18日(日)
 
 [メンバー]  CL/S.A 他1名

 [コースタイム]
   
   17日:新座~車で富士宮口新五合目、テント(泊)
   18日:出発5:25―5:55宝永小屋(六合目)6:30―7:30大休止―8:00 七合目―9:00八合目
     ―10:25九合目―11:25九合五勺目12:40―13:40 富士山頂上14:25―16:00新五合目

 
 [コメント]
   
   5月連休の後は、富士山スキー、そして6月初旬に鳥海山or月山スキーでシーズン終了と、
  ここ数年恒例にしてきましたが今年の集まりは極端に悪く、結局2名での山行となってしまいました。
  理由は、昨年は雪が少なすぎて(7合五勺あたりまで)滑るところがなく悲惨であったこと、 
  スキーで怪我をしていたり体調が悪い人がいたこと、いろいろ所用が重なっていたこと、
  そして、なによりもいつものメンバーが(私を含めてですが)だんだん歳をとり、
  この時期の7時間にも及ぶきついシールやアイゼン登行での富士登山が辛くなり、自信がなくなり、
  億劫になってきたこと等と思われますが、致し方ないとはいえ何とも寂しい限りでした。
   こんな時に限って、今回の富士山は雪の量といい天気といい、今まで数十年経験してきたなかでも
  最高の良い条件であったことは嬉しい限りでしたが、不参加者にとっては皮肉なことでした。

    同行者は、Z郵便局員のNさん38歳、気鋭のスノーボーダーです。
   栂池や神楽スキー場で一緒に滑っていたので技術的には問題なし、
  あとは体力と初めての富士登山であるため高度に対しての不安でした。  
   さすがに私より30歳も若いので体力もあり、最初は気を使って私の歩く速度に合わせて
  二人でのアイゼン登行でしたが、九合目あたりからは息が苦しくなり、
  気分がすぐれず動きも鈍くなって思うようにはいかなくなったようです。
  それでも頂上からボードで滑走するという一念でよく頑張りました。  
   私の方は、頂上からは数回滑っているので九合五勺にスキーをデポ、
  彼をサポートをしながら一緒に登頂をし13時40分頂上に立ちました。

   山頂からのスキーやボードでの滑走の目安は、登りながら時計をにらみつつ、
  天気や雪の状態を見極め、途中で止めるか頂上目指すか判断をしていきますが、
  通常は遅くとも午後1時頃には頂上からの下山を開始したいものです。

   大貫先輩の尻アイゼンを付けていれば実証済みですので大丈夫と思われますが、
  クラストし始めたらあっという間に危険な状態になります。特に風には細心の注意を払うことが必要です。
  最近はそういう事態に陥ることを察しきれず安易に頂上まで登り、
  結果、転倒して数百メートルも滑り落ちる事故が頻発しているようです、
  写真で見てもお分かりのように九合五勺から上部で午後になっても人で大賑わいでした。
   幸い、この日は1日中天気に恵まれ風もほとんどなく遅い時間での下山で、最高の滑りを堪能できました。      
                                                    
                                                             (S.A)  
 ※山行インデックスのページに戻る
 サムネイルをクリックすると拡大写真が見られます