【期 日】 2014年10月1日(水)〜4日(土) 【メンバー】 L=TN(会員外)、TY、他会員外2名 【コースタイム】 10月1日 霞ヶ関駅==大宮駅==新潟駅==魚津市片貝山荘(泊) 10月2日 登山口5:20→1479M三角点8:25→13:00毛勝山→15:10釜谷山下のコル テント泊 10月3日 テント場出発6:30→8:15釜谷山→10:05猫又山→12:45ブナクラ峠→17:00取水堰堤→馬場島荘(泊) 10月4日 馬場島荘==立山博物館==富山駅==湯沢駅==大宮駅==霞ヶ関駅 【コメント】 毛勝三山に行ってきた。奥秩父の開拓者、田部重治が毛勝山から剱岳まで、長次郎、源次郎等をガイドに初縦走して いる。剱岳までは、行けないとしても毛勝三山は、歩いてみたいと常日頃から思っていた。今夏、鹿島槍ヶ岳から五竜 岳を縦走した折、キレット小屋前から毛勝三山がよく見えた。わ〜、すばらしい!! 私も・・・・と思った。 10月1日 魚津市の片貝山荘に宿泊。ここは、元北陸電力の宿泊施設として使われていた様である。外からみると随分年数が 経っている様であったが、室内は綺麗であった。夕食はスーパーで買ってきた惣菜と焼酎で簡単にすませ、早々にシュ ラフの中に入った。 10月2日 片貝山荘を暗いうちに出発。橋を渡りしばらく歩くと左側に西北尾根登山口があった。標高差1700Mの急登を歩く。 リュックの荷物が重い。5時間程歩いたところで、木々の間から毛勝山を臨む事が出来た。そして、2000M付近であろ うか紅葉が美しい池のある庭園に到着した。ここからは、駒ヶ岳も見えた。行動食をとると、すぐ紅葉と緑と毛勝山を見 ながら歩き始める。気持ちがいい。毛勝山に近づくと剱岳が見えてきた。頂上は雲がかかっていたが嬉しかった。 毛勝側からの剱も素晴らしい!! やはり、剱・NO1、心の中でつぶやく。 7時間40分程で毛勝山に到着した。山頂からは、白馬岳・唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・・・・と、後立山連峰の峰々が。 そして行く手には剱岳・立山・大日岳等が堂々と迎えてくれている。もちろん、私が歩いてみたい早月尾根も。うっとりし た。毛勝山を後にして、釜谷山に向かう。今までと違い道がなく藪漕ぎである。ハイマツ、笹、木の根っこ等を踏んだりか き分けたりして歩いた。もちろん、熊の糞も・・。登山口から約10時間、釜谷山の下の窪地にテントを張ったところで、雨 が降ってきた。夕飯は、カレーとウィスキーを少々。早々にシュラフに入って寝た。暑かった。 10月3日 朝、雨と風がひどい。しばらく様子を見て、風雨が弱まった6時30分頃出発した。濡れたチングルマの紅葉が美しい。 が、雨と生い茂ったハイマツと笹に足をとられ写真を撮る余裕はなかった。やっとの事で、釜谷山に到着。長かった。 展望はない。写真を撮りすぐ、猫又山に向かった。藪漕ぎと急下降、そして急登・・・、展望はなし、藪の道をただただ歩 く。やっとの事で猫又山に到着した。ここから、剱岳の雄姿を見てみたかった。あの大きな剱を・・・。このために重い荷 物を背負い、藪漕ぎをしながら歩いたのに・・・。でも、これが自然なのだと思いを変えて、ブナクラ峠に向かった。急下 降で大変だった。ブナクラ峠に到着。真っ直ぐ進むと北方稜線である。北方稜線を歩ける技術がある人が羨ましかった 。そして、赤谷山に行く道をちょっと覗いてから馬場島へ向かった。ブナクラ峠からブナクラ谷を歩く。夏道がしっかりで きていた。木の根っこが非常に多い樹林帯を歩く・歩く・歩く、急降下の長い長い樹林帯を黙々と歩いた。やっとの事で 馬場島の取水堰堤に到着した。ここから、広い林道を歩いて馬場島荘に向かった。小奇麗な馬場島荘は食事も美味し く気持ちが良かった。 10月4日 富山県立立山博物館に行き、富山の山の復習をした。面白かった。2日目は、雨に遭い大変であった。が、念願の毛 勝三山を歩く事ができ、心が“充実感”と“嬉しさ”でいっぱいになった。 TY記 |
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※サムネイルをクリックすると、写真が大きくなります 10月2日 10月3日 |