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| 【期日】2017年8月10日(木曜日)〜12日(土曜日) 前夜発 【メンバー】 CL:M/K SL:M/I J/K I/K H/S 【コースタイム】 8/10((木) 七倉岳・船窪小屋登山口発6:40⇒唐沢のぞき8:25⇒鼻突八丁10:42⇒天狗の庭12:25〜35⇒船窪小屋到着13:35 (小屋で手続きをしてから七倉岳を登る)―船窪小屋発14:00⇒七倉岳14:22〜32⇒水場15:05 小屋に戻る (泊) 8/11(金) 船窪小屋出発4:40⇒船窪乗越5:37⇒船窪岳山頂6:02〜12⇒船窪岳2,459峰7:35〜45⇒不動沢岳着11:10⇒南沢岳13:30〜45⇒山頂分岐⇒烏帽子岳着15:27⇒((烏帽子岳を往復)⇒烏帽子小屋着16:40 (泊) 8/12(土) 烏帽子小屋発5:00⇒2,208m(ブナ立尾根)6:10⇒権太落シ7:54⇒高瀬ダム着8:52⇒トンネルを抜ける9:25⇒予約のタクシーに乗って七倉山荘に戻る9:50 七倉山荘でお風呂、食事をして帰る 【コメント】 「ランプの山小屋」と知られる北アルプス船窪小屋。電気も冷蔵庫もないがおもてなしの料理は実に美味しいらしい。小屋の歴史や囲炉裏を囲んでの様子が、何度もテレビや本で紹介されていた。私もいつか行きたい!いつか泊まってみたい!小屋のお父さんとお母さんに会ってみたい!と、何年も前からそう思っていたが、何処から入山しても大変そうで、調べれば調べるほど道は険しく、今にも崩壊しそうな所を数回も通過しなければならないようだ。落ちたら一巻の終わりという・・・。考えただけでも怖く、誰誘うこともできず、何となく秘めていた山だった。 しかし願いはいつか叶うもの!だ・・・。昨年夏のこと、目の前に「船窪小屋」と書いてあるTシャツを着たJ子さんがいるではないか!驚いた。「行って来たのですか?私も行ってみたい」と話し掛けると、ためらいもなく「又行ってもいい、行きましょう」との返事。目の前がパッと明るくなった気分だった。 あれから一年・・・、ついにこの日がやってきた!7月22日、たまたま付けたテレビが山小屋をライブで紹介していた。船窪小屋も放映していた。小屋を60年以上営んできたお父さんお母さんは既に80歳を超え、この日を最後に引退とのことだった。あと数日早かったら・・・、会えたのに・・・、残念だ。でも、それでもいい。やはり嬉しかった。 ◆8/10 七倉山荘〜船窪小屋 昨夜は国道沿いにある道の駅「安曇野松川」で一夜を明かした。不安と期待が入り混じり寝られそうになかったが、車の騒音が逆に心を落ち着かせ、いつしか眠りに着いた。 4時半起床。今日はいい天気だ。道の駅で朝食を済ませ、車で40分くらいの七倉山荘に向かった。駐車場は予想以上の数の車が止まっていた。胸が高鳴る。 船窪新道は思ったより整備され歩きやすかった。途中から梯子の連続だが、足元さえ気を付ければ危険はない。最初から急登が続く。汗が流れる。しかも暑い・・・。樹林帯では木々の隙間から唐沢岳と燕岳がよく見えた。2年前の夏、あの山を4人の仲間と縦走した思い出がある。燕岳行く途中は物凄いお花畑、そしてコマクサが一面咲いていた。厳しいがいい山だった・・・。今日は槍は見えない。 森林限界を抜けた天狗ノ庭から船窪小屋までは、展望とお花の道。 船窪小屋に到着。嬉しくて涙が出た。針ノ木岳の雪渓から登ってくる登山者のほうが多いのだろうか?すでにビールを飲み、くつろいでいる人が大勢いた。出迎えのお茶を早々に飲み、今宵寝る場所を確認してから七倉岳を登った。その後「日本一危険な水場」と聞く水場に向かった。途中テン場があった。そのテン場に元会員のYさんがいた。驚いた。女一人、しかもテントを背負い、雪渓を登って、ここにいるとは・・・すごい! 水場は梯子を下り、ヌルヌルしたガレ場、さらにザレ場を下り、落ちたらどこまで落ちるのかとゾッとするような所にあった。一本の水を汲むのにも命がけのようだ。「覗くのも一見の価値あり」 17時から夕食と聞き、外で急いでビールを飲んだ。疲れた体と胃袋に沁み込むような旨さだった。夕食も美味しかった。ランプの下で19時からDVDを上映し、小屋の歴史を見せてくれた。新聞社の取材も来ていた。新しい小屋のご主人の挨拶もあった。お父さんお母さんが引退され、新・船窪小屋はスタートしたようだが、今後に期待していきたいと思う。 ◆8/11 船窪小屋〜船窪岳〜不動岳〜南沢岳〜烏帽子岳 4時半出発。ヘルメットをしっかり被る。森林限界を登ったり下ったり、いい意味飽きないが気は抜けない。花も展望もあるが、スリルもあり、アップダウンも多く大変だった。崩壊地の通過が怖い。落ちたらおしまいだろう・・・。整備されてはいても、怖かった。いつしか船窪岳は崩壊で無くなってしまうのだろうか・・・。Kリーダーからの「慎重に!!集中して!!」というセリフを何度聞いただろう。そのくらい大変な危険なところが多かった。 不動岳からはこれまでの雰囲気とガラりと変わり、砂礫の道が多くなる。不動岳から一旦下り南沢岳へと登るが、ここも滑りそうな所が数ヶ所もあり、気が抜けない・・・。 南沢岳の展望は実に素晴らしかった。薬師岳や赤牛岳がドーンと見えた、大きい・・・。烏帽子岳は目の前だ。烏帽子岳は日本二百名山だが、同じく日本二百名山の燕岳と比べると人気はイマイチと思ったが、大勢の人が登っていた。私もここに来たのは20年振り。懐かしい。 烏帽子小屋まで休憩も多かったが12時間掛かてしまった。疲れた・・・。限界に近い体で飲むビールは実に旨かった。小屋で働く人たちは皆感じいい。料理も旨い。今日は「山の日」なのに一枚の布団に一人寝られ、快適だった。 ◆8/12 烏帽子小屋〜高瀬ダム(ブナ立尾根) 北アルプス三大急登と言われるが、登りに使った船窪新道のほうが厳しかったように思う。途中雨が降ってきた。20分ほど合羽を身に着けたが、雨はすぐ止んだ。もし昨日が大雨だったらと思うとゾッとした。 高瀬ダム登山口付近の整備状況が物凄い!驚く!まるで工事現場にいるみたいだ。20年前ここに来た思い出があるが登山道はしっかり手入れされ、危険な場所も不安の場所も特に無かった気がする。若者たちの登山者が多く感じた。 高瀬ダムはしっかりした橋も架かり、登山者も安心して通れるようになったようだが、洪水になったどうなるのだろう・・・。 予約したタクシーに乗り七倉山荘まで戻る。七倉山荘でお風呂に入り食事をして帰宅した。とても美味しかった。 山行が無事終わった。感動の3日間だった。この山行のリーダーを引き受けてくれたKさんに感謝します。それにしても「北アルプス一の悪路」と言われる船窪岳〜不動岳は崩壊が年々ひどくなり危険個所も多くなってきたという。小屋の人たちの手入れによって今は通過できるが、いつか登れなくなってくる日が来るのではないかと思った。行きたいと思っている人はお早めに。そして、気を引き締め、「慎重に!集中して!」です。勿論ヘルメットは必着です。(I/K記) |
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