栃木県 アド山(371.0m)
栃木の山150のうちカタカナ山を踏む
 【期日】2018年3月18(日)

 【メンバー】CL:(KT)、TI、他6名(合計8名)
  【コースタイム】金蔵院駐車場9:46〜10:23アド山10:28〜11:05サブコース分岐〜11:16カガミ岩11:45〜11:54サブコース分岐〜金蔵院〜12:32金蔵院駐車場
  【コメント】
 アド山は低い里山ながら三等三角点がある展望の山として宇都宮ハイキングクラブ(労山)選定の栃木の山150に選ばれている。国土地理院の地形図に記載されている関東では珍しいカタカナ名の山である。天慶年間、平の将門に従った安戸氏の山城があったという歴史もある。またの名を阿土山ともいうらしい
 岩崎地区にある佐野市立常盤小学校を目印に狭い道路を抜けて広い金蔵院の駐車場にリーダー運転の車で到着した。駐車場を挟んで2筋の舗装林道が谷の奥に向かっている。金蔵院の山門に至る北側の舗装林道に上がると小さな道標「アド山」と「阿土山城跡」と染めた幟が登山口を示していた。舗装林道脇から踏み跡が林の方へ延び、左手は墓地、右手は獣除けゲートに繋がる。ゲートを開閉して小笹が生えた赤松と広葉樹混合林を緩やかに登った。松枯れで倒木があるが歩きやすい尾根道である。狸の溜め糞もあったがマンサクとダンコウバイが春を知らせていた。山城跡らしく堀切が3つある。3番目を渡って幾分急な斜面を登ると目前に石祠があった。 狭い尾根に出ると三等三角点、手作り山名標やベンチがあるアド山の山頂がそこにあった
 アド山山頂から東を望むと石灰岩採掘場の奥に丸い山が目立つ。春先の霞みのせいで遠望は利かなかった。筑波山が見えないのは口惜しい。
 アド山から道標「カガミ岩・林道登山口」に従って尾根を辿る。こちらにも堀切が一本ある。少し進むと狭い岩場に出た。崖の手前から覗くと下りはヤバそうだ。「巻道」との道標にそって見ると左手の崖下にロープと踏み跡があった。「あるものは何でも使え」。巻道に下り、それに沿って幾分登ると先ほど覗いた岩場の真下に着いた。岩場には錆びた鎖の束がぶら下がっている。そこから下は急斜面の電光道になっていて慎重に歩めば誰でも安心だ。続いて傾斜の緩やかなアップダウンになり「駒山」と書いた手作り山名板がある小ピークを過ぎた。西に延びる支尾根との分岐に道標「金蔵院」があり、支尾根の踏み跡先に目印テープもある。サブコースを確認してカガミ岩に向かった。踏み跡の目前に大きな岩が迫る。これがカガミ岩かとオーバーハング気味の岩を見て「ここで待ちたい」と音をあげる同行者に「岩の右手に巻道があるようだ」と告げて励ます。岩の直下にX印があり直登禁止とわかった。巻くとすぐに岩の裏にでる。岩の上を振り返って見上げると柱が立って旗が翻っていた。岩の上に皆さんと立つ。良展望でアド山を振り返る事が出来た。小休止後、カガミ岩に向かう
 思いのほかカガミ岩は小さい。南アの光岩をイメージしていたが標高350mでは無理な期待だったのだ。カガミ岩の上は10人程度が座ることができる広さがある。西に向かって好展望だ。石灰岩採掘場やその跡地は艶消しだが視野いっぱいに幾多の里山が起伏している。冬なら富士山が見えると聞く。転落防止のロープを意識してザックを下し、昼食休憩となった。林道分岐から登ってきた地元の男性とリーダーが登山路情報を話合っていた。「サブコース末端まで迷わないように目印テープをつけた」と彼の声が聞き耳に入った
 カガミ岩からくだって金蔵院分岐に帰った。ネット情報では「踏み跡薄い」とのことで心配したが往路で確認した通り目印テープ多数、踏み跡はっきりの尾根道である。雑木林の尾根にはダンコウバイ、キブシそれにマンサクが開花していた。マルバマンサクの花を残雪とともに見てきた身にとっては驚愕の至りである。この尾根にも狸は記念品を残していた。標高点275mは影沢山とのことだが急行下山では話題にもならない。昔は尾根筋を直進して薮に難渋した登山者がいてそれを記したのだろう。しかし今は目印・道標に従えば尾根から北斜面に楽に方向転換できる。また所々に赤杭や巡視者の踏み跡もあるので参考になる。杉人工林に入ると踏み跡が消えるが白と黄色のテープが要所にぶら下がっていた。カガミ岩で出会った地元の方に大感謝である。杉林を通して金蔵院が見えるが手前の沢を渡り越すポイントは不明であった。広い草地を横断して沢の上下を見て下流に橋が2つあるのを確認した。それぞれの獣除けをスル―して柵を跨がないで舗装林道に着いた
 梅が満開の真言宗清滝山金蔵院聖法寺(唐沢山城主佐野家累代の祈願所)にお参りし慶長年間に建造された山門をくぐって、無事駐車場に帰着した。ついでにリーダーの発案通り、佐野厄除け大師に詣でて厄年をとうに過ぎた我々も子や孫の厄を払った
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