安達太良山 
奥岳温泉〜くろがね小屋 
個人テント山行 【参加者】 K. Y., T. K., K. W., T.I.(L) 4名
 【期日】 2010年01月09日〜10日
 タイムスケジュール :
   1/09 12:15 奥岳富士急ホテル出発 13:45 勢至平分岐 14:30 くろがね小屋着
       18:00 夕食(カレーライス+福神漬け・らっきょ)
   1/10  6:30 朝食(温泉卵+海苔・小付)  7:30 小屋出発  8:15 峰の辻  9:00 安達太良山頂上着  9:40
       仙女平分岐 10:15 ロープウエー山頂駅着 10:40 薬師岳・見晴らし台 11:30 ゲレンデ合流 12:05 
       奥岳富士急ホテル着(昼食・温泉浴) 13:30 奥岳富士急ホテル発 参加者

  ≪コメント≫ 中高年4人が「青春18切符」を使い鈍行列車での山行だ。 北朝霞から二本松まで新幹線を使えば2時間強なのに5時間近くかかった。 淋しい二本松駅からタクシーで奥岳温泉スキー場まで行く。 ゲレンデの横から靴には何も付けず登りだす。勢至平で峰の辻に向かうコース(踏み跡なし)と別れ「くろがね小屋」への道を進む。吹雪と1m程の雪の中を黙々と歩く。 小屋には30人位の先客がいた。温泉に入り冷えた体を温める。夕食のメニューは定番のビーフカレーに福神漬とラッキョウ。デザートはパイナップルの薄切り。 なかなか感じの良い小屋だ。 朝食は、温泉卵と海苔・小付。かんじきを付け出発。天候は曇り時々晴れ。風はあまり強くない。峰の辻からは風が強くなる。頂上は吹雪。記念撮影をしてすぐ下山。 ロープウエー山頂駅から薬師岳・五葉松平経由のコースをとる。天気は良く風も強くない。薬師岳「見晴らし台」で智恵子のように「本当の空」を見上げる。 ところがこのコースには踏み跡も赤いリボンも付いていない。地形目視で深雪に埋まりながら降りる。GPSがほしかった。やっとスキー場のゲレンデに出る。 夏道とは大分違うコースのようだった。 奥岳温泉「富士急ホテル」で温泉に入り疲れをとり外に出るとロープウエーは強風で運休になっていた。帰りの車窓から見る安達太良山頂は雪雲で覆われていた。 とてもラッキーな山行だった。
                       記 T/K
【コースタイム】  
北朝霞駅 06:49発 青春18切符で行く新年山行 をK.Y.さんが企画、計5人で行う予定の登山であったが、H.S.さんに不幸があり、4人で出かけた
    前日の天気予報どおりの雲ひとつ無い快晴で遠く富士山が白く輝いているのが見えた
        武蔵野線で南浦和まで行って京浜東北線(大宮行)に乗り換えて大宮に到着、宇都宮線に乗り換えて宇都宮まで、黒磯行に乗り換える。
車窓から見える日光連山や那須はやはり雲を被り、シベリヤから冬将軍が送る強い寒波が残っているのが分かる。黒磯からは東北本線の郡山行に乗り換える。鉄道列車マニアが向かいのホームに入る貨物電車の桃太郎号、金太郎号を撮影しているのに呆れたが正月から雪山遊びをする我々も同じかと反省。
郡山で福島行に乗り換える。列車の上には黒い雲が垂れ下がり、小雪がちらつき、道路も濡れ、天気予報を裏切るようになってきた。それでも二本松に近づくと雪雲も薄くなってくる。しかし安達太良山は厚い雲を被っているのが見えた
 二本松 11:29着  定刻に二本松に到着。
小用を済ませて11:36に駅前タクシー乗り場から昭和タクシーで奥岳温泉に向かう
K.Y.さんの調査だと岳温泉乗り換え福島交通バス利用より\350/人余計かかるだけ。無駄な時間を使わないで行こう
    運転手さんから正月にあった男性の遭難の話があった。今年の寒波は例年に無く厳しいという
 奥岳温泉 11:59着 奥岳温泉前の安達太良高原スキー場もまずまず人出のようだ。けたたましい放送も響く。薄曇の空から降る雪は少ないがゲレンデを吹き降ろす強風が準備を邪魔する。ゲレンデ上部から上は厚い雲が懸かっていた。
ザックを背負い、ストックを突いて本日のゴールである県営くろがね小屋に向かって12:14に出発した
      車道からゲレンデ脇の登山路に入ると唐松など高木が風を遮るので幾分歩き易い。登山路の雪は踏み固められてワカンやスノーシューを履く必要がない。踏み跡を新雪が埋めているが明確だ。
12:38奥岳・五葉松平コース分岐に、馬車道・旧道分岐に12:46に到着した。馬車にするか旧にするか迷っていると旧道から雪まみれになった若い男性が駆け下りてきた。聞くと旧道を通って頂上まで往復し、頂上は激しい風雪だったと教えてくれた。予報では明日の天気は下り坂とあったので不安になる。木々もだんだん低くなり、積雪が増えてきた。雪雲の中に入って来たので見通しがない。13:18に斜面で休憩中の浜通りから来た男性2人に会う。今日はブリザード(風雪・吹雪)で頂上まで行けなかったそうだ。先ほどの単独行の男性は登ったと言ったが念を押すと我々はとてもとてもとの返事であった
勢至平  着  風雪が安達太良山から駆け下りてくる。風が強いので勢至平と書いた短い杭も半分は頭を出していた。近くの風除け林の向こうにはテントが張られ、人声がする。13:45に下ってきた男性に会う。今朝08時に奥岳温泉を出てくろがね小屋まで腰まである雪をラッセルした。一緒になったくろがね小屋手伝いの女性に吹雪が酷いと言うとこんなもんまだちょろいと言われたと笑う。下り坂の天気だけどと激励して下っていった。14:00に勢至平〜山頂コース分岐に到着し、道標に書いてあるくろがね小屋1.3kmに元気付けられた
    巻き道に入り風道から外れたのか風雪の弱くなる。谷越しに右手の尾根の斜面が見えるようになった。
14:24塩沢コース分岐を過ぎ、ようやく雪雲の陰からくろがね小屋が覗いてきた
 くろがね小屋 14:32着  東側の入口から入る。
K.Y.さんが宿泊手続きを行った。利用料金\6450(宿泊\3700+夕食\1500+朝食\800+入湯税\150+冬季加算\300)
県営のせいか経済的だ。待つ間、周りを見ると一階のストーブの周りは鍋自炊(土鍋・ガスコンロも借りられるとか)のグループが占領、奥には空テーブルがある。吹き抜けを見上げると二階は宿泊室と廊下、廊下の手すりには濡れ物が一面に掛けてあった
我々の部屋は1号室、長野からの男女4人組と同室、夕食は06:00、朝食は06:30、温泉は夜8:30まで、食事は1階のあの空きテーブルのところであった
    2階に上がり、ザックを廊下に、濡れ物を手すりの上の物干し紐に吊るした後、タオルを下げてまず温泉に入った
数人入った狭そうな浴槽の湯は白濁した単純酸性泉、洗剤・カランなどはない
     湯から上がって売店で好みの飲み物を購入し、部屋に帰って布団を広げて歓談をしながら夕食を待った。
これだけの宿泊者が明日、安達太良山山頂に向かうなら、ゆっくり出発して先行者のラッセル(シャベリング)を利用させてもらおうじゃないかと4人の合意ができた
    06:00予定の夕食は第二グループ、食べ放題のカレーライスであった。この年になっては2皿も頂けば十分である
食後、毛布に這いり込む。明日の天気は朝の予報を聞いて知らせるとの管理人の声を聞いて19:00に寝ることにした。宴会自炊客の酔声とカーテン向こうから響く鼾を聞きながら20:00には寝入ってしまったようだ。風雪で小屋が軋む音がする。
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安達太良山 2010年01月10日