安達太良山 
くろがね小屋〜安達太良山〜薬師岳〜
〜五葉松平〜奥岳温泉
 
【コースタイム】  01月10日
    発電機作動開始とともに05:30に起床、朝食テーブルには06:00開始の第1陣の配膳が始まっていた。第1陣の朝食が終わり、我々4室余にも声が掛かり、06:20から和風献立の朝食が始まった。一階は石炭達磨ストーブ、灯油ストーブのお陰で寝室よりはるかに暖かい。食後、ストーブ上の大薬缶から魔法瓶に湯を汲み、2階に上がって準備をしながら幾つかのグループが頂上へ向けて出発するのを待った
    一階に降りて、窓から外を見ると谷寄りに登り始めるパーティがあった。出発する人達を見ていた管理人がもっと左へ行けと野次を飛ばす。断熱2枚ガラスの窓から聞こえるはずは無かったが、細竹目印か踏み跡を見つけたのだろう、左に向きを変えて登っていった
    我々も玄関テラスへ出てワカンを着ける
 くろがね小屋 07:29発 雪花程度の雪が舞う薄曇の空模様で、昨夜吹いていた強風はどこへ行ったのやら、上空を流れる薄い雪雲もゆっくり流れていた。谷の上や小屋の後ろの尾根の上には青い空が透けて見えるようになった。
管理人から聞いた話だとのことだが気温-7℃だそうだ。この時期、この標高にしては暖かい
    先行グループのトレースを使わせてもらって楽々登る。昨日の男性が言っていた腿まであったという積雪は本当なのだろうか?見下ろすとくろがね小屋が薄雪を纏って建っていた。尾根を回るともう小屋は視界から消えてしまう。山腹を巻き気味に、先行グループと適度の間隔を保って登り続けた
 峰の辻  8:19着 勢至平コース分岐になるが、そちらのほうからのトレースは今朝はまだ無かった。休憩中の先行グループをざっと数えると二十数人になる。ほとんどがスノーシューだがこれ位の人数が踏めばしっかりした道ができる。
    小休止した後、沢筋に下る。細竹の目印と踏み跡を頼りに登り返していく
    08:56に平尾根に登りついた。エビノシッポで白くなった道標がある。
尾根をわずかに登るとまた道標があり、その先には高い杭、そしてその先に乳首と言われる岩が見えた。
岩の上は雪雲がかかりハッキリしない
 安達太良山 9:06着  高い杭の周りに先行グループの人達が集まり、なにか順番を待っている。杭に書いてある字を読むと、安達太良山山頂とある。その先には登れそうな乳首岩があり、おいでと言っているようだ。我々のグループは多数決で乳首に登らないことになったが、先行者数人が岩場を回りこんで登り始めた。彼らが頂上に抜けたのかは雪雲のせいで見えなかった。
天候、積雪を考えて当初計画にあった鉄山往復を中止、薬師岳〜五葉松平経由で奥岳へ下山することにした。幸運なことに休んでいた10人位のグループが薬師岳に下るといっている。またまた楽をしながら行こうと決めた
    09:11にトレースを追って薬師岳ルートを下る。風もなく、雪もやみ、薄曇の空は青を溶かし始め、楽しい雪原歩きとなった。広い尾根には、風が彫った雪紋が美しい風衝地、吹雪が五葉松の木に雪を貼り付けたミニモンスターなどがあり、目を楽しませてくれる。
    09:25頃雪雲を通してようやく下界が見えてきた。、2人、3人と小グループで薬師岳からスノーシュー、スキーを履いて登ってくる人達に出会う。先発グループは潅木帯の雪を踏みしめて休憩場所作りを始めていた。たしか樹林帯でお茶休憩と言っていたな。先行グループの踏み跡を当てにしないでこんどは登ってきた人達のトレースを利用して下っていこう
    09:42仙女平分岐道標を通過して、五葉松の林の中に入り、スキー場の放送音の方に延びる踏み跡を拾って行った。その結果か五葉松平に向かう1/25000地形図の破線路分岐を見つけることができなかった。
 安達太良
イクスプレス
ゴンドラ山頂駅
10:15着  踏み跡を辿ってとうとうゴンドラの山頂駅に到着した。ひとまず屋外のテーブルで休憩してルートを確認しあう。五葉松平は北北東にあるから安達太良山に向かって右に道標や目印があるはずだと言うことになった。
結論が出たので10:30ゴンドラ駅裏の斜面を登り返す。
    五葉松の藪の中に目印テープを発見し、北に進んだ。右手に石祠、その手前に大きな杭が離れて2本立っている。
最初の杭には二本松市の「この上の空がほんとうの空です」、二本目には「薬師岳」とあった。このあたりまで雪の上に踏み跡が残っている
薬師岳展望所 10:36 石祠がある高みから少し西へ下ったところに、五葉松平奥岳と書いた分岐道標があるのを見つけた。道標の先下り斜面には踏み跡がまったく無い。道標の指示に従って下ったがすぐに目印のテープなどが消えてしまった。
最後の目印テープ、道標まで帰って道標の指示を再確認して下った。
     右手は崖、左手に延びる平らな尾根が五葉松平、広い尾根筋の東端に登山路があるはずと新雪の積もった斜面をまき気味に歩き易いルートを探しながら下る。後ろを振り返ると男女2名、若者1名が付いてきていた。何度も新雪に足を取られ、松や藪に太腿まで突っ込んで枝にワカンを引っ掛け四苦八苦しながら尾根筋東端に近づいた。
見ると2〜300m先に白い2本のポールが立っている。T.K.さんに先頭を交代してもらって斜面を巻いていった
    ポールは壊れた保安林標識の支えであったが、人に見せるための人工物は登山路にあるに違いないと雪の上を下る。ほどなくして黄色三角板道標、その先で五葉平奥岳と書いた道標を見つけて夏道ルートに乗ったことを確認した。一安心だ。目印テープも増え、雪を蹴散らして潅木帯から中木帯に入った。
     急斜面に入ってすぐに再び目印テープが消えたが、木の間に見えるスキーリフト頂上駅を目指して下ることにした。
      首尾よくゲレンデ上端に出たのでゲレンデ脇の歩き易いところを選んで下る。唐松林の中を抜けると再びゲレンデ、ゲレンデのネットの外を歩いて通行止め橋に出た。ここからはリフトの下を下る。小屋脇に出て青い水を湛えたプール脇を抜けて、昨日通った奥岳五葉松平コースくろがね小屋分岐に帰着することができた。
奥岳温泉前 12:05着 残念なことに奥岳〜岳温泉行のバス(福島交通)はすでに12:00に発車し、次は13:30発であった。
この待ち時間を有効に利用するために奥岳温泉(あだたら高原富士急ホテル)に入浴(\800)することになった
もちろん湯から上がっておいしいビール(アサヒドライ360mL\300、500mL\450)が待っていたのは言うまでも無い
荷物を整理してバスを暖かいホテルのフロントで待つ間、外を見ていたが、昨日より晴天であるにもかかわらず雪を巻き上げる強風が吹き荒れ家族連れがホテルにどんどん帰ってきた。やはり安達太良山は風の山だ。
    13:35発のバスに乗り、13:47岳温泉到着、隣の観光案内所(ニコニコ共和国センター)でタクシーを呼んでもらって(25分待ちとのことだったが 14:04発)、14:19に二本松駅に到着した。
二本松には青空が広がっていたが安達太良山の上には雪雲が掛かり続けていた
二本松駅 14:42発 〜15:07着郡山東北本線(黒磯行) 15:20発〜16:23着黒磯宇都宮線快速ラビット(上野行)16:35発〜18:41着大宮京浜東北線(大船行)18:50発〜19:02着南浦和武蔵野線(府中本町行)19:09発〜
北朝霞 19:18着 車中で美味しい酒を味わいながらのんびりと青春18切符で帰ってきた
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安達太良山 2001年01月09日