| 雪山を楽しむ 新潟 飯豊前衛 二王子岳 |
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| 【コースタイム】 4月19日 | |||
| 二王子神社 | 04:25 | テントの外が白んできたので目が覚めた。今朝も沢でミソサザイが囀っている | |
| 寝具を整理し、外に出て空を見上げると薄曇で天気が下り坂と分かる | |||
| 炊事場で湯を沸かして朝食をとる 食器・調理道具を整理していたら若い男性が登山口に上って来たので挨拶を交わした テントに荷物を収納して、アタックザックに必要な行動道具を詰め込み担ぐ |
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| 06:10発 | 登山計画書を届出箱に投入してCLを先頭に歩き出す 姫田川の沢沿いの杉人工林の中を歩む 所々で沢と交差する登山道にはまだショウジョウバカマ、アズマイチゲ、コチャルメルソウ位しか開花していない 次第に残雪が増えてくるが谷間の暖かな杉林の中なのですぐにアウタージャケットを脱いだ |
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| 06:36 | 緩やかな沢筋から一寸した斜面を登るところの杉の幹に一合目の標識があった しばらく歩むと杉人工林から広葉樹自然林に代わる。この辺りが一本杉といわれる所なのだろうがハッキリしない 06:42にスキーを背負った男性が下ってきた。「昨日はホワイトアウト、頂上避難小屋で後続のグループと一夜を過ごした。頂上の辺りは風でクラストしているが今日は展望がある。がんばって」と話してくれた 尾根に巻き気味に着いた登山道の両側のブナ・ユキツバキ林にようやく咲き始めたイワウチワ、マンサクを見つけた 春は近い。上着を脱いで2回目の衣服調整を行った |
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| 残雪が詰まった沢筋に入り、急登が始まる。雪の下は岩が重なり、所々に穴ができているので足元に注意だ 07:02昨日の吹雪で頂上避難小屋に閉じ込められた4人組が下山してきた。昨日の様子、これから上の状態を聞いてすれ違う。完全な雪道になるのは一王子神社からだそうだ |
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| 神子石 | 7:08 | 禁制を犯して二王子岳に上った2人の女性が岩に変えられたという神子石は雪を被って夏には通れると言う岩の間を塞いでいた。このあたりはまだ芽が起きてないブナ高木帯の中で幹の周りには深い穴ができていた | |
| 沢を登り詰めて尾根筋に出る。ブナ林の中に黒々とした杉大木が何本も見える。一王子神社に着いたのではないかと自然に足がはかどる | |||
| 一王子神社 | 7:32 | 登山路から左に続く踏み跡の先に雪を纏った避難小屋、その手前の杉の大木に「三号目・神社40分頂上140分」と書いた標識板がつけてあった。聞いたとおり残雪で全面が覆われている 休憩10分をとり、出発した |
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| 藪も林も雪に覆われて白銀の世界に代わる。背丈よりはるか高い枝先にテープが結ばれている。厳冬期の積雪の多さに驚いた。軟雪の上についた堅い踏み跡を辿る。見渡すと何筋も踏み跡やスキー跡がある。どこでも歩けるのだ。 | |||
| 定高山 | 08:29着 | 独標とも、994.4mの三角点峰、電柱が立ち、現在位置確認に役立つ 積雪高さを示す目盛では現在2.5m、目盛は6mでその上にも棒が延びていた 明るい山頂で10分休憩後に出発した |
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| 早朝、二王子神社で会った男性がもう下って来た。クランポンを履き、アウター上下を着込んでいるので心配になり、様子を聞く。クランポンは登りはじめから履いているが着けなくても登れるだろう。頂上近くは風でクラストしている。風が吹いているのでアウターで寒さを凌いだ、とまず心配なさそうであった | |||
| 尾根に登り着くと聞いた通り、強めの風が南西から吹き、頭上は一面曇り空に変わっていた。しかし見通しよく、踏み筋も濃い上に要所には長い竹や鉄ポールが立って案内してくれているので迷う心配はない。登山路は南へドグレックして尾根の陰から次第に飯豊連峰が覗き、背後には五頭山・菱ケ岳がどっしりと聳えていた。かなたには二王子岳頂上避難小屋が見えた。 | |||
| 09:26に1202標高点に着いて小休止した。GPSは現在位置が確認できるのでアップダウンが数多く、しかもはっきりしない残雪の山では重宝する | |||
| 油こぼし | 斜面を巻いたり、尾根へ登ったり、風の強い尾根を進んだりで七合目の標識や急だという岩場も見つからず、何処が油こぼしか分からぬうちに通り過ぎてしまった 強い南西風が通る尾根では指先が冷えて早く避難小屋で暖めたいと思う |
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| 傾斜が次第に緩くなり、尾根も広くなる | |||
| 残雪の上に出ている低木の枝々に落ちかけたエビノシッポが残るようになった 昨日は吹雪がこの辺りで荒れ狂ったことが分かる 三王子神社の石祠のある場所も雪で見分けがつかぬ |
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| 九合目 | 10:13 | 気象観測アンテナ蒲鉾小屋を通過、この辺りに奥の院跡があるのか 二本木山へ伸びる尾根の先には飯豊連山が展望、頂上の上には雲が懸かっている |
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| オレンジ色大型半割ドラム缶型避難小屋の脇を通り抜ける | |||
| 二王子岳 | 10:20着 | 1420.1m、三角点、二百名山、鳥居のような鐘(ぶら下がっていないが)吊り設備、黒御影石風山名標、山同定盤などがある 胎内川の谷の向こうには朳差岳~大石山~地神山~門内岳~北股岳~烏帽子岳~大日岳に続く飯豊連峰が展望、CLが前回登山の時見たという月山、鳥海山は雲の中に隠れていた 強風に吹き曝されて寒いので集合写真を撮って5分で避難小屋に向かう |
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| 二王子岳避難小屋 | 10:23 | 小屋に入って保温ポットで持参した湯で各自、暖かい飲み物をいれて飲む 体が温まった頃、地元新潟のベテラン4人組が入ってきた。席を譲ってベテランの話を聞く 昨日、本日と連続登山、二王子岳に300回は上った、今年ももう30回上った人もいる 昨日は吹雪でホワイトアウト、昨夜は避難小屋で過ごしたグループもあったとのこと 4人連に先立って10:45に避難小屋を出て下山を始めた |
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| 下界は日本海まで見通せるほど明るいが尾根の上にはまだ薄雲がかかり強い風が南西から吹き続けていた | |||
| 下山するに伴い、次々と登山者とすれ違う 中高年が多いが中には若い人も混じる |
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| 雪の斜面を駆け下りる。シリセード跡もところどころにある。このあたりが油こぼしか? 傾斜が緩くなると坪足の跡と湿った雪のせいでシリーセードしても進まなくなった。 |
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| 樹林帯に入り、風裏に入ったので定高山を過ぎた辺りで休憩をとり、アウターを脱ぐ 11:32ベテラン4人組が追いつき、立ち話をする。今年もう数十回も五頭山に登ったとのこと 地元で村杉登山口まで除雪してくれるので厳冬期でも登頂できるとのこと、ありがたい情報だ こんどはベテラン4人組が先行して下る。尾根筋から谷筋へ下る。踏み跡の穴を注意した後、まるでF1のように足並みを揃えて視界から消えたのには驚いた |
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| 一王子神社 | 12:00 | 10分休憩 | |
| 谷筋の軟雪道を急降下、ゴロ岩場に雪の穴が開きだしているので足元に注意、だが踏み抜いて足をとられた | |||
| 12:40一合目通過、杉植林に入る 残雪がなくなると泥濘道になるので登山靴が泥まみれに |
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| 用水路まで来たら二王子神社はすぐそこ | |||
| 二王子神社 | 12:57着 | 靴の泥を用水路で落として、デポした荷物を取り出してテント撤収にかかる。それぞれ共同装備を分担収納、アタックザックから個人装備を大ザックに収納して担ぐ 無事登頂、まあまあの天気や展望と安全に下山してきたことを二王子神社の神様に報告して13:31に登山口に向かった |
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| 二王子神社入口 | 13:43着 | 駐車していた車にも異常がないことを確認して、各自、下車する順番に荷物を積み込んだ 忘れ物がないことを確認して13:53に出発して、林道を下る。南俣集落で方向標識に従って県道へ向かったが、県道に出たT字路は入ってきた曲がり角とは違っていた。なかなか~ 県道から振り返ると二王子岳が立派に見えた。標高差1100m以上だから平野から聳え立つ感じがするのだな |
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| 新発田百花の里城山温泉(\700)で汗を落とし、乾杯をして春らしく筍定食などでお腹を膨らませて帰路に着いた | |||
| 往路と同じ聖籠新発田ICから高速道路に乗り、所沢ICで降りたがまったく渋滞せず、驚いた 土日祭日のあの渋滞が異常と教えられた気がする |
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| 高速道からは、新発田 二王子岳、豊栄 菱ケ岳・五頭山、三条燕 越後白山・粟ケ岳、 越後川口SA 守門岳・浅草岳・未丈岳・越後駒ケ岳・中ノ岳・八海山、塩沢石打 金城山・巻機山・柄沢山・大源太山・朝日岳 などが見えた |
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| 帰着 | 21:15 | それぞれの自宅に降車して無事山行を終えた | |
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| 二王子神社20100418 | |||