| 【7/27(水)羅臼岳】 |
| 【07月27日】【移動、アプローチ&登山記録】 |
| 【アプローチタイム】 |
| 7/27(水)木下小屋04:24→ |
| 【コースタイム】7/27(水)羅臼岳 |
| 羅臼岳登山口04:24→カウンター04:25→04:57休憩「熊出没」の看板04:59→ナデシコ→ →オホーツク展望着5:05「頂上まで約5.9km」→P559m巻く05:12→05:23休憩05:27→ →05:35「ヒグマ注意」「頂上まで5.0km」→5:54弥三吉水05:58→06:06「極楽平」標柱→ →6:15再び「極楽平」標柱→06:30仙人坂道標→6:49銀冷水→羽衣峠→07:10「大沢入り口2km」道標→ →07:40休憩07:45→7:53羅臼平分岐着、硫黄山分岐、木下弥三吉記念碑、小休止→ →7:59羅臼温泉側登山口分岐→8:16岩清水着08:21→9:00羅臼岳着9:30→10:03岩清水10:28→ →10:28羅臼平分岐10:31→10:58大沢入り口→11:06羽衣峠→11:11銀冷水→11:34仙人坂→ →11:43極楽平標柱→11:54極楽平標柱→12:00弥三吉水休憩12:10→「650m岩峰」12:27→ →12:46オホーツク展望12:55→注連縄・社→カウンター13:22→13:23羅臼岳登山口 |
| 【入浴、移動タイム】 |
| 7/27(水)木下小屋13:33→13:50ホテル地ノ涯14:56→18:00道の駅摩周温泉 |
| 20110723〜31北海道に戻ります |
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| 【アプローチ記録】 |
| 沢音とカラスの鳴き声で目が覚めた。昨夜夕食時に刺された痕がひどく痒い。寝具整理、登山装備に着替え、パッキングし直して朝食を摂る。今朝もコンビニ弁当がメインだ。薄明の木下小屋を出て車に大荷物を収納し、アタックザック(雨具兼防寒具、昼食・行動食、湯・水)で登山口に立った。沢音、鳥の囀りしかなく、薄曇、無風で我々以外、人の姿はなかった。 |
| 【山行記録】 |
| 静かに摺り足で木下小屋を出て、すぐ横の羅臼岳登山口に立つ。車で来た人たち、車で寝た人たちも出発あるいは出発準備をしている。 熊鈴を鳴らしながら高木林中の登山路に入る。カウンター前では「チャンと数えてね」と言って針葉・広葉混交林中の長い電光道を登る。林床にイチヤクソウの仲間が多いのだが中にウメガサソウらしい株があった。「熊出没」の看板の前で休憩して進む。ナデシコの花が咲いていた。 女子小学生を連れた父親に先行を譲る。オホーツク展望に着いて「頂上まで約5.9km」という看板を読む。頭上の空は薄曇だが今日も好天だ。559m峰を巻いて気持ちの良いダケカンバ林を進む。ダケカンバ見て幹の白肌、緑の葉群を楽しめる場所で休憩した。前衛の尾根の上に羅臼岳が頭を出している。ダケカンバは曲がりくねって低く這っている。注意をしないで歩くと今度は頭に幹や枝が当たる。「ヒグマ注意」「頂上まで5.0km」という標識を見て女子小学生を連れた父親と前後して登る。 弥三吉水に着いた。樋から冷水が豊富に流れている。飲んだり、湿したタオルで顔を拭いたりして暑さを冷水で癒す。平坦になった道を進むと「極楽平」標柱があり、さらに歩むとダケカンバなどの低木林の上に羅臼岳の頂上が聳えるようになった。なんと再び「極楽平」標柱がある。途中の場所名板をいれると極楽平の中心は3箇所もあることになる。ここから登山路は幾分急な登りになり、仙人坂と書いた道標が出てきた。さらに急な登りを我慢して登ると銀冷水に到着する。冷たい沢水だが湧き出し口ではないので人気が今ひとつであった。水場の先はテント場、テント場の先に携帯トイレ用テントが2基ほど設置してあった。 銀冷水を囲む樹林帯を抜けるとハイマツ帯に代わり、「大沢入口2km」道標が出てきた。大沢には僅かな雪が残り、登山路は土石の普通の道だ。ロープで道を囲い、高山植物保護をしている。道脇には雪解けに合わせてタカネタチツボスミレやエゾコザクラが咲いている。それにも増して卓越して茂っているのはシロバナワレモコウ(あるいはシロバナトウウチソウだろうが、葉だけでは素人判別できない)だ。お花畑にはエゾノツガザクラ、アオノツガザクラそしてエゾツツジの大群落が咲き誇って斜面を染めている。岩場の陰にはチシマクモマグサが恥ずかしげに咲いていた。振り返ると大沢の谷間からオホーツク海、新設の木橋が架かる知床五湖までも見下ろすことができた。 急坂の登りの疲れを小休憩で癒して大沢を抜ける。イワギキョウが出てきてハイマツの海に入った。ハイマツの中の平坦路を進むと硫黄山分岐、ついで広場の片隅に木下弥三吉記念碑、最後に羅臼温泉側登山口分岐があった。座っている人たちに釣られて我々も休憩する。大学生の頃羅臼岳に登った本日のリーダーISリーダーがなんども「記憶と違う。あの硫化水素臭はどこに行った」と呟く(羅臼温泉?の記憶)。 分岐を右折してハイマツの海につけてある登山路を目の前の羅臼岳に向かって進む。砂煙をたてて行く人達の姿が目にはいる。ハイマツの海から岩場斜面に移る場所で休憩中の南ないしは中欧系男女に岩清水の場所を日本語で教えて貰い、勇んで岩清水に走る。苔むした岩の上から糸になって滴る清水をコップに受けて飲む。甘露。岩清水に登りも下りも登山者が次々と集まってくる。人気一番だ。 喉を湿らせてマークを探しつつ岩場に取り付く。チシマクモマグサが岩陰から歓迎してくれた。岩場の急坂にはまだ開花中のチングルマなどの群落が幾つもある。もちろん結実して、羽を伸ばしたチングルマや実を立ち上げたイワヒゲの方が多い。背後には三ツ峰〜硫黄山縦走路が見える。好天の強い陽射しの下、岩場を登るが照り返しも強い。見上げると岩場の上に多数の憩う人影が見えた。 岩の間を縫って羅臼岳頂上に着いた。大勢の人の中には父親と一緒に登った女子小学生も休んでいる。声を掛けて場所を空けてもらい、記念写真を撮った。我々の後からも次々に人が登ってくる。頂上標にタッチしてその場ですぐに連れの女性に展望の山々を解説する男性もいた。すこし動いたら良いのに。仏像と賽銭の堆積が隠れる岩を過ぎて空き場所で昼食を摂りながら展望を楽しんだ。目の前には三ツ峰〜サシルイ〜オッカバケ〜硫黄山などの縦走の峰々、知床五湖と遊覧船の航跡が白いオホーツク海、目を移すと根室海峡を挟んで国後島、羅臼湖があった。 増えてくる登山者に追われるように頂上を発って岩場を下る。ザレ場が終わると岩清水に着く。唇と喉を再び癒して羅臼平に向かう。ハイマツの海の中で山の会創立60周年記念の岩手県民30余人が登ってきた。ISリーダーが我々の会も創立20年と声を掛けるが芳しい反応はない。足元にメアカンフスマが出てくると羅臼平分岐に着く。 硫黄山縦走路分岐近くで暫しの休憩をした後、オホーツク海へ向かって大沢へ下る。登りに気が着かなかった満開のチシマキンバイソウの脇を通り、残雪直上に出て、大沢入口に着いた。ハイマツ帯から樹林帯に「羽衣峠」という登りには見つからなかった道標板を見つけ、銀冷水、仙人坂を下り、極楽平に着いた。二本の極楽平標柱を通り過ぎ、弥三吉水で冷水と行動食でシャリバテを癒した。この涼しい場所でもなんということだ、22℃(アルコール温度計)もある。頭上の枝に頭を叩かれる回数をお互いに数えつつ、「650m岩峰」標を見て、登りに見つけた羆が引っくり返した蟻の巣跡を確認した。熊かな、人かな。オホーツク展望に着いたが日陰でも暑い。赤蟻が休憩中の足にまで登ってくる。 暑さに追われて尾根から斜面の高木林帯に下り、ジグザグ道を注連縄が下がる社に着いた。カウンター前を通ればもう木下小屋前の登山口だ。 木下小屋の階段下で若い女性が携帯トイレのアンケートを募っていた。ISリーダーがアンケート協力して本日の山行を締めることができた。これからは、世界遺産の山では携帯トイレ使用の時代になるのだろう。 |
| 【入浴、移動記録】 |
| 木下小屋からホテル地ノ涯前までの細道には山側に車が隙間無く駐車していた。YSさんの誘導でISリーダーはバックで運転して温泉前の広場へ下った。ホテル地の涯の駐車場に移って、YSさんはホテルのフロントに入浴問い合わせに、TIは無料の岩尾別3段の湯を見にでかけた。岩尾別3段の湯は狭い露天風呂で言葉通り湯船が3つ、水も綺麗で人目を気にしないなら楽しめよう。木下小屋の露天風呂も同じだろう。岩尾別温泉ホテル地の涯の方は入浴料\800、ホテル緑清荘などに比べれば高いが、知床観光屈指の宿ということで入ることになった。歴史がある内湯、混浴の丸太風呂と露天風呂と立派なことこの上なかった。 岩尾別温泉を堪能してウトロに向かう。道東の夏の食材はトキシラズ、ケガニ、ウニ(斜里)ブドウエビ(羅臼)、シマエビ(野付)だそうだ。YSさんの一声で「道の駅うとろシリエトク」でウニ折丼、「定価k\2.6のところが本日はk\2」とのことで皆、飛びついた。 ウトロから往路を引き返して弟子屈町に入り、道の駅摩周温泉に着いた。10日前に利用を開始した新しい施設で無料の足湯もある。キャンピングカーやRV車が隣り合う駐車ロット一つを空けて止まっている。我々は以前の道の駅であった釧路川岸の駐車場に入って、刈り込んだ芝生の上にテントを設営した。隣は犬連れの男女のキャンピングカーである。 まず、全員揃ってテント内で夕食を済ませた。今夜は、男性はテント、女性は車内で寝ることになる。アイマスク、耳栓、ヘッドランプなどをザックから出すのを忘れて寝袋に入ってしまった。幸運にも雨が降らず、風も吹かず、フライを濡らしたのは釧路川の霧と朝露、あんなにキャンピングカーが駐車し、犬連れが多いのに、釧路川の川音と道路を走る大型車の音だけが聞こえる夜だった。マナーが良い。 |