| 雌阿寒岳・阿寒富士・雄阿寒岳・斜里岳・羅臼岳・樽前山 |
| 雌阿寒岳(1499m、標高点、日本百名山、北海道100名山)・阿寒富士(1476m、一等三角点、北海道100名山)・雄阿寒岳(1371m、二等三角点、北海道100名山)・斜里岳(1547m、二等三角点、日本百名山、北海道100名山、斜里富士)・羅臼岳(1661m、二等三角点、日本百名山、北海道100名山、知床富士)・樽前山東山(1023m、一等三角点、日本二百名山、日本名所図會の山、北海道100名山) |
| 【目的】 北海道の夏山を巡る |
| 【期間】 2011年7月23(土)〜31(日) |
| 【参加者】 CL:IS、TI、NK、YS (4名) |
| 【記録:コースタイム】 7/23(土) 朝霞12:05→15:10大洗港フェリーターミナル18:30→ 7/24(日) →13:30苫小牧港フェリーターミナル14:00→18:15足寄 大阪屋食堂 7/25(月) 足寄 大阪屋食堂4:23→05:15雌阿寒温泉登山口05:57→08:20雌阿寒岳08:25→09:21阿寒富士09:24→ →11:37オンネトー登山口→12:38雌阿寒登山口→野中温泉13:36→16:37清岳荘 7/26(火) 清岳荘5:00→08:43斜里岳09:11→12:51清岳荘13:05→13:34ホテル緑清荘14:42→16:29木下小屋 7/27(水) 木下小屋04:24→09:00羅臼岳09:30→13:23木下小屋13:33→13:50ホテル地ノ涯14:56→ →18:00道の駅摩周温泉 7/28(木) 道の駅摩周温泉4:50→滝口登山口5:41→9:37雄阿寒岳10:13→13:26滝口登山口13:37→ →13:55阿寒湖畔温泉 7/29(金)阿寒湖畔温泉8:00→14:26支笏湖畔 7/30 (土) 支笏湖畔06:00→06:20七合目登山口06:28→08:51樽前山東山9:04→9:45 七合目登山口09:50→ →12:30苫小牧港フェリーターミナル18:45→ 7/31(日) 大洗港フェリーターミナル14:18→16:30朝霞 |
| 詳しい登山記録は07/25雌阿寒岳、07/26斜里岳、07/27羅臼岳、07/28雄阿寒岳、07/30樽前山を開いてご覧ください |
| 20110725雌阿寒岳 20110726斜里岳 20110727羅臼岳 110728雄阿寒岳 110730樽前山東山 |
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| 【コメント】【07/25雌阿寒岳、07/26斜里岳、07/27羅臼岳、07/28雄阿寒岳、07/30樽前山の感想 |
| 7/25(月)【雌阿寒岳】 |
| 雌阿寒岳は活火山でたびたび入山禁止になったという。深田久弥さんも日本百名山の阿寒岳が雌雄のいずれか決めてない。雌阿寒岳の噴火活動が低調な現在は、雌阿寒岳登頂の好機会、雌阿寒岳に登ったら阿寒富士を落としてはならない。阿寒富士から眺める雌阿寒岳・噴気〜剣ケ峰〜阿寒湖〜雄阿寒岳の並びが最も気に入った展望だ(絵葉書的すぎるのが難点か)。剣ケ峰から見るとどんな展望なのだろうか?雌阿寒岳の麓にはオンネトーが光り、螺湾川となる。阿寒湖は遠くにあって雌阿寒岳は阿寒カルデラの一部ではないように思えてしまう。 登山路、道標などもよく整備されているが登山者が少なく、静寂な山を楽しめたのもよかった。トドマツ帯ーハイマツ帯に直接代わる珍しい植生も、メアカンと名前がついているメアカンフスマ、メアカンキンバイの花を見落とすことなく確認できたし、看板などでアカエゾマツ純林と教わったのも収穫だ。 東日本大震災の余震もなく、台風6号が衰えて熱帯低気圧になり、北海道近くに停滞するので登山中も雨が降ると覚悟していたが次第に好天になったし、夏の照りつける太陽が雲に隠れて出なかったのも幸いした。20℃を越えていそうな気温で急斜面登りには汗が滴った。尾根では微風が吹き、適度に体を冷してくれたのもよかった。水分の不足を心配することなく1.5Lの水でピストンできた。 さして疲労感も残らなかったのはゆっくり歩いた本日の登山リーダーのおかげ、感謝。 |
| 7/26(火)【斜里岳】 |
| 一般登山者が登る日本百名山の1つだから、「年をとっても」と先送りしてきた。が、新座山の会でも登ってしまった会員が増えた。「これでは登り損なう、話が合わなくなる」とISリーダーの100名山完踏に同行した。無事メンバー全員が斜里岳に登頂して、下山できたのは山に祭られた神のお陰と感謝する。 朝から好天だったが、台風6号がもたらした空気のせいで気温、湿度も高く、本日も汗みどろになった。雨には会わず、下山後は清岳荘管理人さんの推薦のホテル緑清荘(0152-25-2281)でその汗を流した。ナトリウム塩化物系の温泉は軟質な上、シャンプー等も完備で安価(\380)、猫肌の登山者には快適だった。 斜里岳の登山路の大部分は一の沢川の沢だが、目印、案内標も多数、水も浅く石跳びして渡ることができた。徒歩道はしっかり整備、急傾斜には固定ロープが張ってあり、登山の経験者には楽々級の登山路と言える。 斜里岳は南斜里岳との間に尾根が続く立派な知床の山だ。広い頂上部には高山植物の他にも2等三角点、山頂標・ケルンがある。頂上からの好展望はオホーツク海と知床連山に尽きる。新道の尾根の「ハイマツの海のうねり」もすばらしい眺めだ。見落としたら損々。 田中澄江さんの花の百名山ではタカネナデシコ、新花の百名山ではエゾゼンテイカであるが、タカネナデシコを見つけることはできなかった。林道、森林帯、沢、高山帯、ガレにそれぞれ相応しい植物が盛夏〜初秋の季節感を漂わせながら多数開花していて花マニアにとっても不満はなかったろう。一の沢川の水に鉄分が多すぎるのか、滝など変化の多い沢だのに魚、虫の姿がないのは残念だ。出会った獣はシマリスのみ、花に集まる昆虫に動物マニアは満足すべきか…。 雌阿寒岳に比べて登山客が多いと思った。ツアー登山が2組もいたせいだろうか。それにしては静寂な山で惑うことなく心を洗うことができたのは当地の竜神のおかげだろう。登山口や二股に注連縄、馬の背〜斜里岳の間に小社があった。山岳信仰なのか、漁師の守りなのか、どんないわれがあるのだろうか? |
| 7/27(水)【羅臼岳】 |
| 何人もの山友達が「羅臼平から硫黄山まで縦走をしてシレトコスミレの花をいっぱい見た」と話しているのを聞いて知床連山を歩いてみたいと思い続けてきた。数年前、ウトロ〜羅臼間の峠から羅臼岳を眺めて「この姿の美しい百名山に登り損なうことがないように、チャンスがあれば即」と思い、久々のチャンスであるISリーダーの山行に同行させてもらった。YSさん、ISリーダーはすでに頂上を踏み、未踏のNKさんとTIに羅臼岳をサービスして頂いたようなものだ。 木下小屋から羅臼岳頂上まで、登山路の整備が行き届いて、道標・案内標、目印、ロープなども完備して迷いやすい場所も肝が冷えそうな箇所もなかった。今回はその上、残雪が雪渓になっている時があるという大沢の登山道にまったく雪が無く、普通の山道と違わなかった。また弥三吉水、銀冷水、岩清水と水場にはこと欠かず、往復ともに冷たい水を補給でき、好天で汗が噴出した体を労わる事ができたのも嬉しい。 三角点、山頂標がある羅臼岳頂上からの眺めも素晴らしい。オホーツク海、根室海峡と北方領土、硫黄山までの知床連山、羅臼湖の先は遠音別岳など、そして目の下の羅臼平など山登りの醍醐味だ。好天で暑い体に羅臼平からは心地よい風が吹いていたせいでもあろう。 田中澄江さんはチシマツガザクラ、ジムカデをこの羅臼岳の花に挙げられているがもう花は終わり、実を結んでいた。その代わり、大沢の雪解け跡の草地にエゾコザクラ、エゾツツジなどが満開だった。花時に巡りあうのは難しいが思いがけないこともある。 熊鈴を鳴らしてビクビクと羆に怯えたルートだが、蟻を食べるために石をひっくり返したような一箇所があっただけだ。多数の人が登る時期で一般登山道なら必要以上に羆をおそれることは無い。好天の下、羅臼岳頂上まで踏破できたことにISリーダーに感謝、ただ、硫黄山へ縦走したいという渇望がまたまた強くなった。 |
| 7/28(木)【雄阿寒岳】 |
| 昭文社「なるほど知図帳日本の山」には雌阿寒岳を、新ハイキング社刊の「日本300名山ガイド東日本編」には雄阿寒岳を100名山に採用している。深田久弥さんが雌雄どちらか名山に相応しいのか決めなかったので100名山踏破の人たちは両山とも頂上を踏まなければならないという。 姿が美しい故に登山路が急で、登山路付け替えのため合目間隔が不揃いな雄阿寒岳を登る人はより少ないのかもしれない。しかし。麓に阿寒湖、太郎湖、次郎湖、ペンケトー、パンケトーなどの湖を従え、阿寒カルデラの主のように立つ雄阿寒岳はもっと登られていい山だ。2等三角点のある頂上から見る阿寒湖、剣ケ峰側から立つ噴煙を見ることができる雌阿寒岳、樹海のなかにペンケトー、パンケトーを見るだけでもよい。 天気の変わり目か、山越しにレースのように薄い雲が渡り、山の上には早くから積雲が立って蒸し暑かった。遠望がきかなかったのは残念だったが、急な斜面、ハイマツ帯や露岩帯で太陽が雲に隠れ、その分、暑さを凌げたのは幸運だった。 鳥の囀りも疎らで、動物に出会えず、高山植物の花も終わっていたのは山の季節が盛夏から初秋に移ろうとしていたせいだろう。 多くを望むのも良いが樹林の中をひたすらに頂上を目指して登るのも良い。阿寒岳を余すことなく登頂できたので幸せな気持ちでいる。 |
| 7/30 (土) 【樽前山】 |
| 200名山の一つ、一等三角点の峰、活火山というとどんなに登るのが難しい山かと思われるが、千歳空港に近い、いつでも、だれでも登れる山として有名な樽前山だ。今回は登山計画を立てたISリーダーが日程調整に付け加えたらしい。家族連れで混雑しようとも一度は登りたい山だった。 田中澄江さんの花の百名山ではウラジロタデを採用している。有名なのはタルマエソウと名づけられたイワブクロだが、「他の山のイワブクロとどんな差異があるのだろうか」と登る前はちょっと研究者魂が沸き気味であった。 樽前山は評判通りの苫小牧・千歳・札幌の人たちがチョイト出かける山らしく駐車場、徒歩道、道標などが良く整備された山であった。曇天で頂上に着く頃、樽前山東山やドームが霧に覆われで何も見えなかったのは残念であった。七合目駐車場に帰り着いたら小雨、苫小牧に行く車中では強雨であったのだから、それでも幸運だったといえる。また、曇り空のせいで気温が低く、霧の中は涼しかったのも低山登山には好都合であった。 本日リーダーのNKさんのお陰で霧の中、道迷い無し、無事200名山の一つ、一等三角点の一つを踏破できたのだからまずは満足だ。目当てのウラジロタデと、見てもその特徴はわからないタルマエソウには会えた。しかし、どこの山に登っても頂上から展望がなければやっぱり気持ちの中に幾分の不満は残る。樽前山は支笏湖カルデラ外輪山の一つで仲間の外輪山には風不死岳、紋別岳やなつかしい札幌オリンピックの恵庭岳などがある。次回はモラップ樽前荘にでも泊まってこれらの三山の頂上から樽前山を眺めてみたい。 |