| 茶臼岳〜八幡平 | |||
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| 2010年10月08日 | |||
| 【コース&タイム】 | |||
| 岩手山焼走り国際村発6:35⇒アスピーテライン⇒御在所PA休憩⇒茶臼岳登山口近くPA着7:25 茶臼岳登山口近くPA発7:35→7:37茶臼岳登山口→茶臼小屋→茶臼岳着8:23発8:30→8:34茶臼山荘8:38→黒谷地着9:14発09:20→源太森着10:00発10:03→10:13分岐→避難小屋に10:14→八幡平着10:48発10:52→見返り峠駐車場登山口着11:09 見返り峠駐車場登山口(八幡平頂上バス停)発12:30⇒茶臼岳登山口着12:43→茶臼岳登山口近くPA発12:54⇒源太岩12:59⇒御在所PA着発13:30 |
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| 【コメント&記録】 | |||
| 5時過ぎに目が覚めたのでコテージの外へ出た。ひんやりとした空気の中、ラグビー場の上には快晴の空、それに向かって朝日に染まった岩手山が聳え立つ。目を細めて注視すると先日降った初雪が細い筋になって残っていた。 コテージに入って寝具を整えた後、朝食の準備をする。備え付けの大きな電気ポットに湯が沸いているので昨日買った弁当などに温かい茶、コーヒーを添えて朝食を済ますことができた。食器を後片付けして行動用装備だけを小ザックに移し、大荷物をベランダからキャンピングカーに納めた。 フロントで指示されたように鍵を室内に残し、ドアをロックして岩手山焼走り国際村を出発した。昨夜の暗闇では見えなかった砂利道も明るい朝にははっきりと見え、岩手山焼走り国際村の構内で迷わずに無事に広い道路に出ることができた。ナビの誘導で茶臼岳登山口に向かう。焼走りから見えた雲海が下るにつれて濃霧に代わり、キャンピングカーの視界を奪う。ナビに従うが細い田舎道を右左に曲がり、農道に入ってナビが沈黙してしまった。すぐ左に高架の東北自動車道があるので大きなキャンピングカーが潜ることができる場所を地元の方に聞く。ようやくアスピーテラインに出て一安心した。 道なりに進んで御在所PAで休憩をする。駐車場周辺の黄葉はこれからのようだが見上げると斜面は黄葉、青空に白雲が流れてまるで絵葉書のような風景が広がっていた。源太岩を過ぎるとUMさんの情報のように岳樺はすでに裸、ナナカマド、カエデ類も落葉し始めていた。茶臼登山口前駐車場は満車、すこし先へ進んだところに広い路肩を見つけて駐車することができた。北を見るとアスピーデラインの右(東)に茶臼岳のトンガリが青空に聳えているが西のほうには白雲が尾根に沿って流れていた。 小ザックを背負って駐車場を発つ。引き返して茶臼岳登山口で集合写真を撮り、整備された階段道を登る。階段の途中で地元の方から「この崩れた跡以外、茶臼山まで好展望の場所はない。あそこが松尾鉱山跡の溜まり水、そして高山」と、説明して頂いた。お礼を言って階段を登り、振り返ると、この方は階段から外れた石を戻して補修されていた。黙ってもう一回感謝。階段が終わると左右はシラベ林で、説明通り、余り展望が無い。 登りきって茶臼小屋前に着いた。道標に従い茶臼山へ曲がり伏したシラベ(アオモリトドマツ)低木林の中の平坦な道を数分進む。 茶臼岳は1578.3mの三角点峰だが頂上は露岩と土の平地で数人が休憩して展望を楽しんでいた。眼下のアスピーデラインの向こうの広い谷には何箇所も沼が黄葉しかけた森に囲まれ、その先には何年か前に縦走した裏岩手の尾根が続いている。秋田駒も見えるとの話であったがその尾根筋から雲が立ち込めてきた。あの汚れのない青空はどこに行ってしまったのか。 茶臼岳から茶臼山荘に引き返し、ベランダで休憩した後、小屋の中を覗いてみる。テーブルを囲んで清潔な床がある立派な広い部屋になっていた。出口にあるアルコール温度計の表示は4℃と山行に快適な気温であった。 茶臼山荘から黒谷地へ緩やかに下る登山路はシラベと笹薮に挟まれ、水に洗われて出た石がゴロゴロした上に、水溜りが続いているので、ただただ足元に注意して進むだけだった。頭上を通る雲が厚くなってきた。所々に木道が現れ、湿原が現れてきた。雨粒が溜まり水に水輪を作り始めた頃黒谷地に着いた。展望台(低い櫓)の上で2人休憩中であった。雨粒が霙に、霙に霰が混じり、一層濃くなった雲が西から流れ込み、展望がなくなってしまった。早々に展望台から降りて雨具を着たり、傘をさしたりして進む。SIさんが雨具を持っていないというのでUMさんとTSさんがポリシートなどで簡易雨具を被せた。 石ゴロゴロの水溜りの登り道だが登山する人の往来が実に多い。笹薮を抜けて草原の木道を登ると平坦なシラベ林に代わる。右手に「源太森」という道標が出てきたのでほんの数mの薮道を全員駆け上った。 標高1595mの源太森は八幡平と八幡沼の展望が絶好というが雲で囲まれて何も見えない。それでも雨具を着込んだ2人が休憩中であった。寒風に曝され、時雨に叩かれている。我々は風裏になる登山路に急いで下りた。 シラベ林で挟まれた登山路は徐々に歩きやすくなり、木道に代わって湿原に出た。風に乗った霧が草黄葉になった湿原を通り過ぎ、池とうに波を立てている。 湿原の中の源太分れ(分岐)に着いた。大きな看板の前で、旗を立てたツアコンダクターがスニーカーの観光客を誘導している大行列に遭遇した。いよいよ観光一般コースに入ったと安堵する。 八幡沼は風波を立て、湿原は草黄葉が広がっている。木道をすれ違う人と挨拶を交わしながら歩んで陵雲荘(避難小屋)の入り口分岐について一息ついた。分岐先の展望台に上って八幡沼を見下ろす。八幡沼に霧と陵雲荘が重なって中々の絵葉書的風情がある。写真撮影に堪能した。 ガマ沼傍の見返峠分岐を過ぎてシラベの林に入り、歩道を道なりに進んで八幡平の三角点に着いた 八幡平の二等三角点は標高1613.3mの広くて平坦な峰の北端にある。その傍に大きな頂上標柱と櫓が立っている。この展望台櫓には何度も登ったが木立を通しているので満足できる展望があったためしがない。今回も例外ではなかった。 早々に櫓を下りて見返り峠駐車場に向かう。道は石をモザイクのように舗装してある。大勢の人とすれ違いながらめがね沼、鏡沼を覗いて下る。大型のカメラを提げたり、担いでいる人も多いがもうすこし青空だったらよかったのにと同情した。 予定より約1時間早く見返り峠駐車場登山口に到着した。有料駐車場には車が溢れている。岩手県と秋田県の境でもあるし懐かしい樹海ライン分岐でもある。秋田県から雲が流れ込んでいるが道路は乾き、もう濡れる心配はなさそうだった。黒谷地で雨に濡れたSIさんもどうにか無事に到着できた。バス停の場所を確認して展望台の1階食堂で昼食をゆっくりとった。盛岡行きの岩手県北バスが出る12:30まで地下の土産物売り場のストーブ前で時間待ちをする。外を覗くと再び雨、今度は強くずぶ濡れの人が続々入ってくる。UMさんの携帯から下山報告をしてひとまず山行に区切りをつけた。 定刻に岩手県北バスに乗って八幡平頂上を発つ。約15分で茶臼岳登山口に着いた。キャンピングカーに引き返して小ザックを収納して藤七温泉という提案もあったが御在所温泉で入浴しようと往路そのままアスピーデラインを下ることにした。源太岩に向かって三脚を立てているグループが路肩を占領しているのを見ながら下る。御在所PAについて一杯\300の茸汁に向かって直進した。残念なことに水煮した保存茸に野菜を加えて鶏肉で味つけたものだった。直売所に並んでいる生の茸の欠片でも入れて欲しかった。UMさんが調査に走って、「故障したボイラーを修理するには高額の費用が懸かるので温泉は休業中」と情報を仕入れてきた。残念ながら入浴を諦めて晴れ間が広がったアスピーデラインを下る。 黄葉撮影の車が路肩に多数駐車している場所に停まってUMさんに従い下車して暫しの撮影会を催した。その後は渋滞もなく松尾八幡平ICから東北道に乗って一路、志木・新座に向かって帰ったのだった。 |