東北 黄葉と出湯を
楽しむ
前夜発個人山行
 八幡平・北蔵王縦走
参加者】 CL=IT、WS、TS、UM、SI、IM (6人)
【期日】 2011年10月06日〜08日(土)
【コース&タイム】
10月05日 新座⇒志木⇒和光北IC18:55⇒外環道⇒東北道⇒村田IC24:08⇒
24:10道の駅 村田
10月06日 
有耶無耶ノ関
道の駅 村田⇒村田IC⇒山形自動車道⇒笹谷IC⇒9:38笹谷古道入口
9:47→11:22有耶無耶ノ関11:31→笹谷古道入口12:40⇒12:48
笹谷温泉(泊)  
10月07日
姫神山
笹谷温泉08:50⇒笹谷IC⇒山形自動車道⇒東北自動車道⇒滝沢IC⇒
12:42一本杉登山口12:55→14:35姫神山14:55→16:15一本杉登山口
16:19⇒17:30岩手山焼走り国際交流村(泊)   
10月08日
茶臼岳〜八幡平
岩手山焼走り国際交流村6:35⇒7:25茶臼岳登山口7:25―8:23茶臼岳
8:30―10:00源太森10:03―10:48八幡平10:52−11:09見返峠駐車場
展望台(八幡頂上BS)12:30⇒バスで戻る⇒12:40茶臼岳登山口12:54⇒
御在所⇒松尾八幡平IC⇒東北自動車道⇒和光北IC21:15⇒志木⇒新座   
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【コメント & 記録 】
2001年の5月に笹谷峠から仙台神室山〜山形神室山に登った時、笹谷峠から雁戸山を見て「ここから刈田岳までいつか縦走してみたい」と思ったものだ。恥ずかしいことに百名山の蔵王(熊野岳)に未踏、変だと思われるかも知れないが刈田峠から屏風岳の先までの南蔵王とか、神室の先の大東岳は踏んでいる。その後、機会があれば北蔵王を縦走しようと何度も思っていた。
そんな気持ちが残っていた昨年(2010年)、UMさんにせがまれて、「晩秋の北蔵王ならば同行OK」と答えたらしい。何時ものようにアルコールが返事をしたのかもしれないが・・・。
改めて11月に道路状況を調べたら既に冬季閉鎖されて、重い荷物を背負って長い道を延々と歩かねばならないので中止、延期とした。
そういうことで今年(2011年)は10月に刈田岳〜熊野岳〜雁戸山〜笹谷峠縦走を計画した次第だ。
同行メンバー募集をUMさんに任せたところ、「八幡平に行くのなら車提供」とWSさんから返事、そこで北蔵王に八幡平を追加して東北の黄葉と温泉を楽しむことになった。
八幡平も時雨の降る秋には、裏八幡平〜秋田駒ケ岳までの縦走、松川温泉〜大深山〜三石山〜松川温泉、後生掛け温泉〜焼山〜玉川温泉と機会があるたびに八幡平頂上の櫓に登ってきた。しかし、八幡平のノーマルコースである茶臼岳〜八幡平縦走は何時ものように歩き残していた。
悪い提案ではないと北蔵王・八幡平を計画し、アクセスと宿泊はUMさんとWSさんにおまかせした。
できあがった当初の登山計画は次のようなものだった。
10/05:志木・新座18:30⇒東北自動車道⇒道の駅にしね 仮眠
10/06:道の駅にしね⇒茶臼岳登山口08:30―源太森―11:30八幡平12:30⇒バスで戻る⇒12:40茶臼岳登山口⇒北蔵王へ⇒山形自動車道⇒笹谷IC⇒17:00笹谷温泉(泊)
10/07:笹谷温泉⇒山形駅付近駐車→山形交通ビル08:33か山形駅08:35⇒09:08かみのやま温泉駅09:20⇒無料シャトルバス⇒10:30刈田リフト駐車場⇒リフト⇒刈田岳→熊野岳→名号峰→15:00八方平避難小屋(泊)
10/08:八方平避難小屋06:45→雁戸山→笹谷峠→10:45関沢11:05⇒11:40山形交通ビル→駐車場⇒黒沢温泉 悠湯の郷ゆさ⇒新座・志木
また、残りの同行・同乗者募集はUMさんにお願いしたところ、出入りは会ったものの、IMさん、SIさんとTSさんの参加で確定した。
残念なことに、今年は12号、15号と台風が上陸して強風が満山紅葉に悪影響あたえているにちがいない。だが、出発を控えてUMさんから、「冬型気象配置第1回が過ぎて八幡平の黄葉はもう頂上から中腹に移っている」というように黄葉情報が続々入ってくる。
10月5日の八幡平市の天気予報では6日の0時から弱雨、午後には天気が回復と先ず刈田岳から八方平避難小屋まで、7日白石市は曇時々晴れと八方平避難小屋から笹谷峠まで歩くに問題ないようであった。もちろん8日の白石市は晴れ時々曇と全くの黄葉目当ての登山日和予報であった。  予報通りの天候回復を期待して小雨の中、WSさんのキャンピングカーに同乗して一路東北道を北上する。
休憩した上河内サービスエリアでTSさんが携帯電話で蔵王山頂の天気予報を調べてくれた。天気は雨後曇で下界の天気予報と同じだが「風速が25m/sである。翌日も同じ」という。これでは瞬間的な強風を考えれば小さなUMさんなら簡単に飛ばされてしまう。リーダーとして「山行を中止して新座に帰ろう」と提案したが賛成は全くない。
06日は笹谷温泉一乃湯に予約してあり、北ほど天候が悪いとの予報だから、まず、午後に風がおさまる前提で北蔵王縦走を100名山蔵王のピークハントに切り替え、岩手山焼走国際村には温泉とコテージが経済的に利用できるということで次のような計画に改めた。
10/06 山形道 宮城川崎IC〜刈田岳IC〜蔵王のお釜〜熊野岳〜笹谷温泉(泊予約済み)
10/07 笹谷温泉〜岩手山焼走国際村(0195-76-2013 コテージ泊)
10/8 岩手山焼走国際村〜茶臼岳登山口〜八幡平12:30〜茶臼岳登山口〜新座
 ついで05日のテント場をサービスエリアのパンフから探して宮城蔵王に近い村田ICから車で1分の道の駅村田に決め、上河内サービスエリアを出発した。 村田ICで東北道を降りてナビに従って行くと蔵のような建物と広い駐車場が約1分のところにあった。
都合の良いことにトイレ近くに雨が振り込まない大きな瓦葺の庇があり、その下の乾いたコンクリートの上にテントを張ることができた。庇の前にキャンピングカーを駐車して、持参のテントを張り、男性2人がテントに、残りはキャンピングカーの中で夜を過ごした。なお、耳栓を出し忘れたせいか、駐車している大型トラックのエンジン音が耳について少々寝苦しかった。
06日の朝の天気予報でも蔵王頂上は 雨後曇、風速>20mと良化しない。刈田岳〜熊野岳往復を諦めて、笹谷温泉に近い有耶無耶ノ関往復(散歩)に変更した。
さらに、有耶無耶ノ関散歩後、笹谷温泉でUMさんが「07日は一本杉登山口から姫神山に登れば岩手山焼走国際村の食堂にラストオーダーに間に合う」と二百名山の姫神山ピストンを提案した。全員、異存なく、07日は笹谷温泉〜一本杉登山口から姫神山ピストン〜岩手山焼走国際村ということになった。
姫神山は岩手山とカップルで有名だが、ついでに登ることができる千m級の山だ。個人的には、これまで2度ほど「ついでに」出かけ、雨に降られて諦めた山でもある。詰まるところ、最終的な計画は最初に示したものになった。
 10/06村田ICから10/08松尾八幡平ICまでの記録はそれぞれ詳しく載せてあるのでそちらを見ていただきたい。
 さて、山行を終わって振り返ってみよう。
 今回の肝はとっさの計画変更である。出発前には予想もしなかった山頂の強風のせいであった。天気予報は平地だけでなく、山頂のそれも事前に見ておくべきだと痛感した。参加者の強い踏破意欲を満たすためには、無事・安全を念頭に計画の組み替えを柔軟に行う必要があることに気づいた。
それには山頂の天候に合わせて参加者の経験・技術や体力を考えた代替のアクセス・登山コース、宿泊・温泉だけでなく、代替の山までも準備しておく必要がある。今回の山行の代替としては七時雨山、安家森、青麻山もあったはずだ。コース、地形図などを手分けして調査しておくと役に立ったと思う。今回はUMさんの調査がとても役立った。
 山の天気は女心、秋の空も女心と同じで変わりやすい。青空に映える八幡平アスピーデラインの黄葉に感嘆しながら登っても、黒谷地では突然の霙に霰が混じり、雨具を帯同してなかったSIさんは暫く寒い目にあったが幸運にも少雨で日も射してきた。我々が見返峠駐車場の展望台屋内で茶臼岳登山口へ向かうバスを待っていた時は大雨であった。八幡平の遊歩道ですれ違った観光客の団体はグッショリ濡れただろうと同情の声が上がっていた。登山には雨具と灯具は常にザックに入れておかなければならないと改めて思った。
 やはり今秋の山々は鮮明な黄葉・紅葉で身を飾っていなかった。2度の台風で青いうちに葉が傷んで茶色になったり、実だけ残した広葉樹もそこここにあった。残念だがこれも自然の為すことだ。素直に秋が来たことを喜んで里に下りてくる紅葉前線を待ちたい。
 笹谷古道、姫神山、茶臼岳〜八幡平と全てよく整備された登山道であった。もちろん泥濘・水溜り、石ころの沢道、濡れた木道、固定ロープの着いた岩場など歩きにくいところはある。刈り払い、目印テープ、手作り道標、土止め、階段、整備された駐車場、公衆便所など、地元の方の尽力で安心して無事に登頂し、下山することができたと感謝している。
 思いがけず久恋の姫神山に登ることができた。新座山の会では岩手県に縁がある方々以外では登った記録・情報がないようだ。いわゆる登山グレード一般強の山だが雄大な岩手山の展望が素晴らしい。ついででもよいからぜひ登って貰いたいと思う。
 懸案の北蔵王縦走が先送りになった。どうするか?単独行で静かな縦走もよいし、ワイワイと無人小屋で宴会するのも捨てがたい。まあ、来年の楽しみにしておこう。
 最後に、キャンピングカーを提供し、長距離を運転してくださったWSさん、交代して運転してくださったIMさん、さらにIMさんには高価なチョコレートや各所の名物を賞味させていただき、UMさんには陰のCLとして尽力くださったことに、同行者を代表して名前だけのCLであるITから深く感謝の意を捧げます。