【山行記録】
2月08日 
移動日
 新座山の会の皆さんとキリマンジャロ山のウフル峰に登頂して高度順化を終え、ナイロビ市内で2泊して垢を落とし、アフリカ名物ゲームミート(野生動物の肉)のBBQ(バーベキュ)に舌鼓を打ち、ナイロビから180km離れたナクル湖国立公園に出かけてゲームウオッチ(野生動物、水鳥特にフラミンゴ)を楽しんだ。羽田から07日に到着するHTさんを待って、08日早朝にホテルをチェックアウトし、ナイロビ国際空港からケニアエアウエイズに搭乗してウガンダのエンテベ国際空港に到着した。

 空港出口でパールオブアフリカ(PA、現地旅行会社)の運転手ハムさんの迎えを受け、荷物を積み込んでルエンゾリの登山基地であるカセセに向かった。小雨で街路樹、庭の芝生の緑が冴え、赤い屋根、白い壁のエンテベの街並みが美しい。首都のカンパラに近づくにつれ、原色のペイントを塗った煉瓦壁、トタン屋根の商店が軒を連ね、自動車、オートバイ、自転車、人が道に溢れるようになった。トラックの荷台、市場や商店の前にはパパイア、ジャガイモ、青い料理バナナの大きな房が山積みにされて活気がある。我々の乗った車もそうだが見かける四輪駆動車はトヨタで小型中型トラックはいすゞ、フソーと言う具合で日本車が大部分であった。中には側面に日本語が書いてあるものもある。東アフリカはスターリング地域(旧英国植民地など)で車は左側走行のため右ハンドルの日本の中古車が重宝されている。

 カンパラ中心部への道と別れてカセセ向かう。次の分岐ではハムさんが「途中で昼食を摂るので遠回りだがムバララ経由南周りでカセセに向かう」という。ドドワールド(DDW、ケニアの旅行会社)の佐久間さんが送ってきた日程表にはフォートポータルでと書いてあったのでハムさんに確かめると、「昼食を摂るにはフォートポータルは遠すぎる」という。PAとDDWとの間の連絡悪さに一抹の暗雲を感じた。 ウガンダはパールオブアフリカ(アフリカの真珠)と呼ばれたように車窓の外には豊かなバナナ畑、牧場、緑濃い森が流れていく。所々の町や集落では小さな商店が軒を並べ、レンガ、木材、家具、衣服、携帯電話、スナックや清涼飲料水を売っている。町々には小学校、中学校があり、学校毎に緑、青、紫、茶、白など決められた制服を着た学童、生徒が校庭、門、そして側道を集団で歩いているのが目に付いた。どこでも男女とも丸坊主なのが面白い。町や集落の入口・出口、分岐や公共施設や市場近くにはバンプがあって車は速度を落とさなくてはいけなくなっている。速度を上げて車が通り過ぎる町外れの路肩には所々に木炭の袋、薪、干草が積み重ねられて客を無人で待っていた。

 昼食を摂るためにマサカの町のレストラン、ニューハイウエイ テイク アウェイに入った。お客は欧米人かネクタイを締めたウガンダ人で占められている。料理のウガンダ名が分からないのでブフェ(日本ではバイキング)は選ぶのに苦労しなくていい。料理バナナを潰して蒸したマトケ、玉蜀黍粉を練ったウガリ(スワヒリ語だけどウガンダでは?)、マッシュポテトを少しずつ取ってそれに牛肉、鶏、山羊のスチューを懸けてみた。初めて食べるマトケが微甘くて一番だ。それにウガンダのビール、ベルで喉を潤し、名物のパインアプルでしめる。見るとハムさんはバターライスを取っていた。お腹が膨れたところで車に乗って国道を猛スピードでカセセに向かう。

 ムバラバの町で給油がてらトイレ休憩して郊外に出た。高原の森が広い茶畑に代わり、再び牛や山羊の牧場やバナナ畑、二次林らしい自然林の間を何時間もかけて過ぎて行くと左右はサバンナとなった。「クイーン エリザベス国立公園、向かいがルエンゾリ」とハムさんは短く伝えた。フロントガラスの向こうの雲で暗くなった空の下にぼんやりと高い山地らしいシルエットが霞んで小さく見える。突然、「バブーン」と言ってハムさんが車を路肩に寄せて停めた。国道に数頭のアビシニアヒヒが座っている。我々を睨みながら左の森へ移動していくのを待って再び発車した。すぐに今度は「エレファント、左」と言って車を停める。道から2~30m先に数頭のアフリカ象の群がいた。写真を撮ってソロソロと象から離れると、「アゲイン」という。直ぐそこの茂みと2~30m先に子象を連れた群がいた。「ゲームサファリをする必要はないね」と言いながら後にすると直ぐ近くに赤道を示すモニュメントがあった。

 赤道からすぐ北にコンゴ民主共和国に向う国道が分岐し、数台のトラックが事務所の前に止まっている。道なりにカセセ・フォートポータルの方向に右折すると左は綿花畑、右はカクタス・ツリーが林立するクイーン エリザベス国立公園のサバンナに変わった。路肩の草を食べながら牧場に帰るロングホーン牛の群をやり過ごす。自転車やオートバイに乗っている人や民家の数がどんどん増え、多数の人が屯しているバスターミナル?が見えるとそこは今日の目的地の「カセセ」とハムさんは言う。ここからは前衛の山に隠されてルエンゾリ見えない。マルガレータホテルの看板がある分岐で左折して暫く丘を登っていくと左にマルガレータホテルがあった。

 待っていたガイドのジョエルさんとハムさんは顔見知りのようである。チェックインを済ませ、荷物を部屋に運んでもらった後、フロントに取って返して脇のレストランのテラスでジョエルさんと自己紹介がてら打ち合わせをした。テラスから見えるという評判のルエンゾリは雲に隠れて何も見えない。MYさんの作った日程表で9泊10日の日程確認、装備、ガイド・ポーターの数を確認する。「ロープは持参していないのでジョエルさんが手配してください」と言って明日の迎えの時間、朝食の時間を確認してジョエルさんと別れた。

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Feb/00 : Feb/09