| ヨーロッパ・アルプス 孤高の女王 マッターホルン(4478M)を登る! |
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| ☆8月10日(土)メンヒ(4099m)は日本の日和田山?! 今日はメンヒ登山の日。ガイド協会でお願いした、スイス人ガイドエデイさんと、ユングフラウヨッホ鉄道駅で8時55分に待ち合わせ。 グリンデルワルト駅から青い電車に乗り終点のクライネシャイデックで降り、そこから、赤い登山電車に乗り換え、ユングフラウ鉄道に乗らなければならない。なんとかユングフラウ駅に着き、指定された喫茶店前で待っていると、エデイーさんらしき人がいたので、声をかける。ドンピシャ、だった。スイス人の顔形の特徴が大体なんとなくわかってきたので、探すのに苦労はなかった。荷物チエックがあり、「ベリーグード」と言われた。 ユングフラウヨッホの駅は観光化されており、いろいろな展示物が、各ブースに分かれて、配置されていた。鉄道百周年とかで、特別展示もされていた。 そういえば、電車の中で向かいに座った、「地球の歩き方」の本を片手にした若い日本の青年に、「僕も、今日登れますか?」と聞かれたが、いでたちからみて「無謀だと思う。ハイキングまでかな」と答えた。 本当に見境がないと、言うより登山者自らが自分で自己判断して自分のレベルを知って行動するようになっているのだ。「危険です」などという標識は一切ない国なのだ。 トンネル内を歩き、外に出ると、そこは素晴らしい雪の銀世界だった。犬も観光客も、子供も、ここから一時間ほどは雪上ハイキングが楽しめるようになっていた。その同じ道をメンヒに向かい歩く。 やがて、旗がはためいている個所で、登山組と展望台への引き返し組に分かれる。 ここで、ガイドはスタッカットとかコンテとかの単語を発したような気がしたが、要はロープを結ぶのだ。 ここからは雪の緩やかな登り道を登る。さらに進み、道を外れ左に折れたところで、岩稜登攀が始まる。「メンヒ」とガイドの指差す先に見える山に登るのだ。 アイゼンは付けたままである。登っていくと、日和田山のような岩感覚で、ドンドン歩ける。その上、高度順応が十分できていたので、楽すぎて、息も切れない。早く登りすぎてしまい、「スロウリー」「もっと遅くいけ!」と何度も指導された。岩稜帯は特にガイドの息があがっており、こちらは休まなくていいのに3回も休んだり、超のんびり、のんびりのルート歩きだった。 「ノリコ、どこでも止まって、自由に写真撮っていいよ。貴女の登り方は上手だ」とリップサービスをしてくれた。 ますますいい気分になって雪稜の所もドンドン登っていくと、右手に大きく見える山が「あれがアイガー」と教えてくれた。存在感のある山だ。 メンヒの頂上は今見えている岩の塊の頂点の奥にもう一つのピークがあり、そこが頂上だと教えてくれた。頂上までは、後、1時間足らずで着くだろう。あっという間に着いた。あっけないほどの時間だった。 頂上で休めと言われ、10分ほど休憩した。正直早く降り、違う山にも回りたかったので、「必要ない」のにと思ったが、「早く降りたい」ともいえず、ゆっくりのんびりと過ごす。写真もたくさん撮ってくれた。 景観も十分堪能した。だって、ピカピカの晴れだもん。真っ白い雪をかぶった周囲360度の山々の名前を教えてくれたが、今となっては、よく覚えていない。モンブランだか、マッターホルンだか言っていたが、よく覚えていない。写真にお任せしよう。 私の登った山だという記憶だけがある。頂上で、腰をドッカと落ちつけ座り、エデイーさんのくれたお菓子やドライフルーツを頬張り、白銀にピカピカ輝く山々を、このパノラマを見渡しているだけで、気分は最高!人間がつけた山の名前なんかどうでもよくなる。 この目の前の景色そのものが素晴らしい!のだ。ようやっと腰を上げ、降りる。 下山はやはり岩や、雪面に斜度があるうえ、ここ二〜三日で降った「ニュースノウ」とガイドの言う雪が、溶けだし、アイゼンが決まらず、また、しみ出した雪水が岩肌を濡らし、岩が滑り、気を付けないと危ない。 さらに、両側がスッパリ切れているので、すべりおちたらこの斜面をどこまでも奈落の底に、と思うと、ぞっとする。さらに道は一つなので、幅30pもない稜線上で、登り、降りの人が交差する。ガイドもこの時ばかりは気が抜けないのか、必ずサイドに、雪の階段を固めて作ってから、私を移動させた。 さすがガイド、安全についてよく知りつくしている。 下降技術が未熟な私は何回かルートファインテイングが出来ず、岩のルートを見失い、「右だ」、「左」だとそのたびに指示された。時間もかかった。それでも、再びユングフラウヨッホの駅に着いた時は、まだ、午後の1時半だった。駅のレストランに行き、祝勝ビールを飲みガイドと別れた。 私はそのままスパゲティーをを注文し、昼とした。 そして、今登って来たばかりのメンヒを展望し楽しんだ。その後、駅舎内をいろいろ見学した。 土曜なので観光客が多く、帰りの電車は満員だ。百周年の記念スタンプを証明書に押す。明日はアイ ガートレイルに行くことにしよう。 明日の行動を決めた。 |
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