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奥日光 四郎岳(2156.1m)〜燕巣山(2222m)・高薙山(2180.7m)
地図読みと薮山を楽しむ
2011年11月12日〜11月13日
【参加者】CL= TI、IS、YS & KY
【行動&コースタイム】
11/12(土)
朝霞⇒志木05:25⇒新座05:45⇒所沢IC⇒沼田IC⇒丸沼温泉駐車場08:35→09:58四郎峠10:03→10:53四郎岳11:26→11:54四郎峠→13:05燕巣山13:20→14:04四郎峠14:10→15:07丸沼温泉駐車場⇒金精トンネル⇒光徳入口⇒山王峠⇒16:26西沢金山寺跡付近広場(テント・車中泊)
11/13(日)
西沢金山寺跡付近広場06:18→10:33高薙山11:10→14:05西沢金山寺跡付近広場⇒14:20西沢金山跡⇒15:07光徳入口⇒15:49やしおの湯(入浴・夕食)17:11⇒17:17清滝IC⇒17:42宇都宮IC⇒20:19和光北⇒20:35志木⇒新座⇒朝霞
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【記録&コメント】
誰かが言ったのか、どこかで読んだのか、それで奥日光にある高薙山が栃木100山で最難の山と信じていた。南川金一著の山頂渉猟にも燕巣山・四郎岳と高薙山が紹介されていたのであまり人が入らない難峰なのだろうとも思っていた。
燕巣山・四郎岳は2007年に新ハイキング誌で栃木の山専門の遠藤氏が紹介していたが、堰堤の上、沢の分かれ目、笹薮とコース選びが面白そうな山に思えた。 来年に計画している赤谷山〜池の平山縦走の予行演習、同行予定者の足並みも拝見と山行を計画した次第だ。
11月12日(土)四郎岳〜燕巣山
満月が西天に明るい。コミセン前でISさんの乗用車を待った。ほどなくISさんが運転する車が到着して、YSさんに手伝っていただいて荷物を積み込み、KYさんをピックアップするために出発した。何時もの場所で待っていたKYさんを乗せて関越道に向かう。
所沢ICから北へ進むにつれ、これまでに見たことがないほど美しい奥武蔵、西上州、浅間、榛名、赤城、上州武尊の山々が目に入ってきた。晴天で澄んだ秋の空気が関東地方にやって来たのだ。休憩した赤城高原SAでは遊歩道裏の公園から見下ろすと雲海が子持山と赤城山との間に広がる。続々とアマチュァカメラマンが集まってきた。一瞬の朝日に照らされて染まる雲海を撮影して行く。
沼田ICで高速道を降りて、一般道を進む。10/22に通った時にはまだリンゴがぶら下がっていたが3週間たった今は枝しか見えない。ファミリーマートで買い物をした後は一路、丸沼温泉に進む。トンネル工事も進捗したようで来年にはもっと早く、楽に片品村まで行けるだろう。
尾瀬への道に分かれて丸沼に向かう。道標に従って左に丸沼を見ながら下ると丸沼温泉であった。登山口は駐車場の一番奥にあるとのこと、茶店の奥に向かうとインターネットで紹介されていた湯沢峠へのゲートが見えた。8:15に車から降りて四郎岳・四郎峠への登山口道標を確認した。 広い温泉の駐車場で丸沼近くには釣客の車が多数駐車している。引き換え、登山口には3〜4台の駐車があるのみだ。紅葉は既に過ぎ、裸の木々、落葉が多い。北から渡ってきた鶫の群れが周囲の木々に散らばって鳴きかわし、飛び回っていた。車を降りて登山の準備をする。高度計表示は前回のまま1460m、ほぼ標高1432mに等しい。GPSLの電源を入れ、衛星捕捉を確認して記録モードに切り替えた。空を見上げると曇だが青空があり、この季節にしては温かい。
丸沼温泉駐車場〜四郎峠〜四郎岳〜四郎峠〜燕巣山〜四郎峠〜丸沼温泉駐車場の詳しくはこちら 111112四郎岳〜燕巣山
丸沼温泉駐車場を出て、金精道路を菅沼へ向かう。菅沼付近から振り返ると四郎岳と燕巣山がどっかりと鎮座していた。こちらから見るとなだらかであんな急傾斜であったとは思えないぐらいゆったりしている。金精トンネルを抜けて湯元を過ぎ、光徳入口から山王林道入口に入った。
道路ゲートわきの大看板を見ると「夜間17:00〜08:00通行止め、12/01冬季閉鎖」とある。17:00前に通過できて良かったと喜んだ。山王峠、於呂倶羅山登山口の高圧送電線鉄塔、治山の碑広場を過ぎてヘヤピンカーブの繰り返しを下り、西沢金山跡のゲート前に着いた。西沢金山寺跡の標識と登山口の目印テープを探しながらゆっくりとISさんに下ってもらう。標識、目印が見つからない。土砂を埋めた広場まで下り、テント場をここに決めて引き返す。

谷側に目印テープ、山側に薄い踏み跡があるので「登り口を見つけた」と喜び、Uターンして広場へ帰った。 男性2人が寝るテントを設営して、湯を沸かす。湧いた湯を持って車内に入り、全員で初日の二山登頂に乾杯 して楽しい夕食となった。
11月13日(日)高薙山
深夜、林道を川俣温泉から走る車の音が聞こえた。夜間通行禁止のはずだがゲートが開いているのだろうか。4:30に起きてテントの外に出て空を見上げると西に満月と北に北斗7星、北極星が輝き、今日も好天だと告げていた。昨日朝より気温は低いようだが霜や氷はできてなかった。東天が朱色に変わった6時過ぎに朝食を終え、テントを撤収し、パッキングし直して、大荷物は車の後部トランクへ移した。雨具兼防寒具、昼食・行動食、湯・水を小ザックに入れて背負う。雲が麓から上がってきだした。
西沢金山寺跡付近広場〜高薙山〜西沢金山寺跡付近広場の詳しくはこちら 111113高薙山
西沢金山寺跡付近広場に停めた車の後部トランクにザックを入れて、まず西沢金山跡に向かう。地形図にある温泉マークを現地で確認したいというISさんのたっての希望だ。西沢金山跡のゲートの舗装道路を歩いて登り、地形図で目星を付けた地点に立ってみた。崩落害跡を復旧したようでその下に温泉は埋まってしまったのか陰も形もなかった。 車に帰って治水碑広場までヘヤピンカーブの連続を登る。
治水碑広場から見ると高薙山もドッシリと大きく聳えていた。治水碑の周りは山名同定盤となっており、一回りして山座同定するのも面白い。山王峠から下り、川俣林道山王道路境界ゲートを抜けて光徳入口、中禅寺、第1いろは坂を過ぎて清滝に入った。清滝にある立ち寄り温泉の場所を地元の女性にYSさんが聞いてくださった。親切な女性の方で車道を渡って車まで来ていただいき、やしおの湯に行く道を懇切に教えてくださった。感謝!
やしおの湯は日光市営の温泉で市外者料金\500(お金を払った後65歳以上300円と気づいた)であった。浴槽は広いが洗い場の数が少なく、順番待ちをしなくてはならなかった。大人数で入るにはこれが難点だ。酒類の自動販売機があったが生ビール中で2日間の好天と薮山3山踏破を日光の権現様にお礼の乾杯をした。もちろんその前にリーダー部長に下山報告を行った。
今回の山行で最後・最悪の災難はISさんが運動靴を紛失した騒動だ。フロントに紛失届を書いてやしおの湯の外履きサンダルを借りてどうにか帰ることができた。取り間違えて履いて帰ってしまった人はやしおの湯に返却にきているのだろうか?
  17:10過ぎにやしおの湯を出て清滝ICから日光宇都宮道路、東北道、外環道を日曜日の上り渋滞に耐えつつ、和光北ICから参加者の自宅近くまで送っていただいたISさんに感謝!
山行を終えてみて、
燕巣山・四郎岳のコースは、既に目印たっぷり、刈り払いされた広い道や固定ロープが整備された一般道に変わっていた。急峻な登りがあるもののゆっくり注意して歩けば何方でも踏破できよう。下山後、調査したYSさんによると既に昭文社の登山地図には赤破線でコースが記入されていると言う。
一方、高薙山はまだ篤志家の山だ。しかし、西沢金山寺跡から古い林道跡までは未確認だが、確認した林道跡から1772m峰までは踏み跡と頻繁にある目印を辿れば迷うことなく歩くことができる。我々は取り付きを間違えたせいで余分にシャクナゲ薮やコメツガ薮を潜った上、目印に騙されて無駄足を踏む苦労した。そのつもりならどこから取り付いても歩くことができるようだ。1772m峰から高薙山は緩急取り混ぜた尾根、細尾根には岩や段差、ガレ上端、幾分広めになった尾根には倒木、前衛峰の周りにはシャクナゲ薮と変化を楽しむことができる。
が、インターネットで紹介されているほどの苦労はない。それに引き換えで、豊富な目印テープにつられて歩いてしまう悲しさがある。日光は東京に近いせいか、一昔前の難峰も今ではそこそこの峰に変わっている。
ところで高薙山は下野新聞の栃木100山に入っていない。どうして高薙山が栃木100山で最難の山と記憶していたのだろうか?そんな誤解が起きるような原因情報をお知りの方はどうか教えていただきたい。