四郎岳〜燕巣山
2011年11月12日
【コースタイム】8:35駐車場発→8:38四郎峠丸沼道標→8:42最初の堰堤(全部で5)→8:55脱ぎ休憩→9:09 最初の二俣→9:13沢から固定ロープで尾根へ→9:18四郎峠丸沼道標→9:22火の用心ペナント→9:35休憩9:45→9:58四郎峠10:03→10:04東電の赤杭→10:37 水飲み休憩10:37→10:49 休憩(白根〜東の山々)→10:53四郎岳(2156.1m)昼食11:26→11:54 四郎峠 →12:06 前山→12:09ガレ上端→12:24 5分休憩 →12:45 デポ→12:57急から緩傾斜から平坦へ→13:05燕巣山13:20→13:25平坦から緩から急傾斜へ→13:36デポ回収→13:54ガレ上端→13:58前山→14:04四郎峠休憩14:10→14:28倒木があった二俣14:28→14:31倒木を越える→14:32火の用心ペナント14:34二俣→15:00堰堤→15:07駐車場着→15:28茶店
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【コメント&記録】 丸沼温泉駐車場を計画より一時間弱早く08:35に出発する。参考にしたガイドでは左岸を登り、右岸の広い登山道を下ったとある。登山口から沢を見ると対岸(右岸)に幅広い道がある。沢を渡り、カラマツが混じった広葉樹林の広い林道を進む。驚いたことにもう目印テープが多数ぶら下がっている。笹や潅木も刈り払いされて登山路は歩きやすい。健脚・薮好き向きのコースだという話はどこへ言ったのだろうか。
古ぼけた手作り四郎峠丸沼道標を見つけて何か懐かしい気さえした。道脇に立つヒノキ科の幼木はアスナロかネズコ(クロベ)か? 葉裏が白かったような印象、ということはアスナロか。それにしては葉が小さい。成木、幼木が落葉した広葉樹の中で緑の葉を広げて晩秋を満喫していた。
ネズコ 葉は少し大きい鱗片状で先端は丸い。裏側に白い模様は無い。
アスナロ  葉は大きい鱗片状で先端はとがる。裏側には白い水滴型の模様が目立つ 
ヒノキ    葉は、細かい鱗片状で先端は丸い。裏側には白い「Y」の字が並んでいる 
サワラ 葉は、細かい鱗片状で、先端はとがる。裏側には白い三角形が並んでいる
08:42に最初の堰堤に着いた。堰堤の上で左右に岸を替えるということで踏み跡、目印が消えるのではないかと心配していたが、いずれもはっきり、しかもケルンまである。都合、堰堤は5つあったが、沢横断点には目印テープやケルンがあり、とても分かり易かった。
出発20分で脱ぎ休憩をとり、谷が狭くなって最初の二俣に9:10頃に着いた。川底が滑かな岩に代わる。目印は右岸側の沢にあった。屋久島で見つけたコバノフユイチゴがあったがこちらの株は葉の色が薄く、大きい。
沢から固定ロープで尾根に登る。ヒノキなどが生えた狭い屏風尾根で左右は沢で、木の根で足を滑らすとそのまま落ちてしまいそうだ。再び「四郎峠・丸沼」の道標が現れ、それが過ぎると「火の用心」のペナントが幹に打ち付けてあった。昔は作業道として使われていたようだ。
大きな木が倒れている二俣を目印に従い右へ進む。登山道は次第に急になり、頃合を計って休憩をとった。南向きの斜面は暖かく、11月とは思えなかった。
四郎峠に10時頃に到着した。コメツガなどの木が茂っているが尾瀬の方から吹く風が通るので雨具上着を着け、小休止とした。
四郎峠を左折してまず四郎岳へ向かう。刈り払われた道には東電の赤杭が列をなして立つ。これまでの緩やかな傾斜から、急な直登になる。息を弾ませ、時には手も使って登る。次第に展望が良くなり、振り返ると次に登る燕巣山が「おいで、おいで」と待っている。左手の木立越には雪化粧した日光白根山も姿を現した。水飲み休憩ですこし息を整えた後、再び、頂上へ向かった。日光白根山から東の峰々が繋がって見えるようになった。
四郎岳頂上に四郎峠からほぼ50分で登りついた。 四郎岳(2156.1m)の登りは急峻だったが頂上は広い。ところで参考にしたガイドでは峠から山頂まで所要時間0:35と書いてあったが「標高差326mを登るのだから無理ではないか。我々の所要時間約1時間が妥当ではないか」と話が盛りあがった。ガイドでは四郎峠から燕巣山山頂まで01:00と書いてあるのでその結果でチェックすることにした。
展望がよく、尾瀬からの冷たい風の風裏になる場所を見つけて昼食にした。丸沼、丸沼スキー場そして日光白根山、その上に青空、白い雲が晩秋の奥日光を飾っていた。
食後、四郎岳を発って四郎峠へ急降下した。登りはきつかった道も下りは楽だが濡れた土道は滑りそうで気が抜けなかった。四郎峠に30分で無事に到着して、次は燕巣山に向かう。
四郎峠の木に打ち付けてあった「火の用心 十條製紙」という懐かしい会社名の板の前を通り、まず前山に登る。前山を下りガレ上端に達するとそこから、登山口の丸沼温泉を見下ろすことができた。小休憩をとって急傾斜の尾根道を登る。YSさんの提案で荷物をデポして空荷で急登することになった。食事が終わったのだから、もっと早めに、たとえば四郎峠でデポして置けばよかったのにと悔やんだ。
尾根がようやく緩やかな斜面に、ついで平坦になり、燕巣山に到着した。所要時間は峠から1:10弱、ガイドの1:00とほぼ同じであった。四郎岳の登り所要時間は誤記であろうと衆議一致した。記録時間を参考にする場合には標高差、水平距離なども比較して妥当な計画を立てる必要があると痛感した。
燕巣山(2222m)はぞろぞろ目の標高を持つ山である。2000年頃、年号の山が話題になった。今月は11年11月11日11時11分11秒にイベントがあったと誰かが言う。標高1111mの山なら各地にあっただろう。2222年まで生きることはないが、来年(2012年)の12月12日12時12分12秒に標高12mあるいは1212mの山で万歳するのも面白いかもしれない。 
燕巣山の頂上は木立と笹薮に囲まれ、思わしい展望がない。それでも踏み跡を辿ると木立の間から尾瀬燧岳などが見えるポイントがあった。燧岳の下に尾瀬沼が少し見え、三平峠と思われるコルから谷へ向かって尾根や谷が下っていた。奥日光側は男体山〜白根山、錫ケ岳そして赤城山らしい山まで見えた。
燕巣山山頂に15分ほどいて、急な登山道を滑らないように注意して下った。四郎岳と違って道が乾いているので幾分気楽だった。デポしたザックを回収して背負って登山道をくだる。ガレ上端、前山を通り過ぎて針葉樹の疎林を下り四郎峠に無事に到着した。
小休止後、四郎峠から沢に向かって下る。途中で左に見える燕巣山にさようならを告げ、谷に入った。倒木があった二俣について沢に入る。沢を塞いだ倒木を越えて下ると火の用心のペナントが着いた尾根筋に、再び二俣に出会って、今度は細い尾根筋を左右に沢を見ながら下った。固定ロープを使って滑沢に下ると谷が広くなり始め、5つの堰堤の上流側を横断して広い道にでた。
広い道から沢を横断して丸沼温泉駐車場に帰ってきた。だれも負傷せず、体調も良さそうだ。今晩と明日に備えて駐車場出口の茶店裏まで車で出て飲料水を汲み、荷物を整理して、茶店に飛び込む。皆さんに習ってアサヒスーパードライ500mlを仕入れて、今晩の乾杯に備える。茶店の女主人の話では丸沼の釣物は虹鱒、本日は釣大会が開催されたとのことであった。
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