| ヨーロッパ・アルプス 孤高の女王 マッターホルン(4478M)を登る! |
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☆8月8日(木)アイガー(3970m)目指しグリンデルワルトへ ホテルで朝食後、路線バスでヴィスプへ。ヴィプスで電車に乗り換え、シュービーツへ。ここで、Mさんと別れ、終点のインターラーケン・オストへ。 二つの湖が雨に煙って車窓からかすかに見えました。きれいな湖のほとりの静かな村なのでしょう。 そこから、電車を乗り換えグリンデルワルト駅へ。ここで石坂ガイドと別れます。ホテルでチエック・イン後石坂さんは「何かあったら電話してね」と、心配そうにして帰りました。 ホテル、「ベルエア・エデン」は可愛いアットホームな雰囲気のホテルでした。部屋は2階で眺望の良い、アイガーが正面に見える部屋でした。今日は雨模様なので、明日からはたしてアイガーに登れるのかが心配です。西壁稜線上にはすでにびっちり雪が付いているのがみて取れます。お昼を食べに街に出ました。 アシスタントの人と4時に待ち合わせて、ガイド協会に行くと、そこでの返事は、「ここ一週間余り天気が悪く、雪が降り、現在積ってしまっている。明日はガイドも、小屋もクローズで一人も入っていない。特にアイガーは厳しい岩山なので雪がつけば解けるまで、ガイドは登らない。予備日だが、そんなわけで、登れない人が溢れており、小屋の空きはない。」とのドイツ語での長い説明だった。 「ええ〜!」「せめてミッテルレギ小屋だけでも。行くこともできないのですか?」「降りるほうが何倍も大変なのです。普通ミッテルレギからは降りれません。縦走の形で降りるので、岩を戻ることはしないのです。」 ここまで言われてしまえばしょうがないのだが、諦めきれず、ミッテルレギの小屋にいる、私の担当するはずだったガイドに直接連絡を取ってもらい、状況をきいていただいた。電話の向こうからは、「アイガーはここ2〜3日は雪も深く難しい、天候が安定しないので、明日は誰も登れない。(ガイド登山ではガイドは登らない)小屋の周りも含めて、登るには極めて状態が悪い。」との、淡々とした声が届いた。 マッタ―ホルンの登りで雪道アイゼンに不慣れなMさんが、写真を撮りたいとルカに行った時「雪の上で寝るつもりか」といわれたという。要するに早く歩けないのにそんな暇あるかということだと思うが、ガイドがここまでだめだというのに、どんな覚悟で登りたいと言えるのだろうか?天候には、自然には勝てないのだ。帰国する前日と、帰国する当日にはなんとか登れるといったけれど、それは無理だ。 つくづく、日本人ガイドの価値を、石坂さんの価値を痛感する。仕方ないので、明後日は、「メンヒ」に登ることにした。ユングフラウの山も縦走しようかと思ったが、もともとそんなに登りたい山ではなかったので、考えた末に辞めた。 その日は小雨の中、ガイド協会から、しけた、しぼんだ紙風船のような気持ちで、グリンデルワルトの街を歩いた。郵便局に行き、お金を引き出し、買い物をしたが気持ちが一向に晴れない。 |
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