期間 1969年07月29日〜07月30日
【記録:コースタイム】
7月29日(火)  雨

    ●停滞   

    ○飯4:00   

    ○今日は朝、雨が降ろうが何としても早朝に出発するつもりであったが、朝食の後も絶え間なく雨が降り
    続けるので、もう少し待って 出ようということで待機するも、降ったり止んだり、どうにもならず
    全くはっきりしない、 さらにガスがかかって視界は全くダメ、 時間だけが過ぎ8:30分になってしまったので、
    半日行動を予定し天幕内で昼食とした。 
    が結局、雨が降り続き、全員疲れているの で停滞とした。
7月30日(水)  曇り   

    ●サンナビキ直下・手前の草付の斜面→滝倉山(?)を過ぎた小ピークの草地   

    ○飯3:30→出発6:05→サンナビキS峰7:25・7:50→1960mのピーク9:20・9:30→
    →コル手前11:05(昼食)11:50→二番目のピーク13:0013:15→滝倉山ピーク14:30・14:40→
    →小さなピーク15:50・16:00→小ピーク右側の草地17:10  テント泊    

    ○天幕地より、すぐ稜線に上がり小さなピークを腰ぐらいまでのブッシュに、びしょびしょになりながら、
    喘ぎ喘ぎ登り、最後は右手の 急な草付に出てサンナビキのピークに立った。

    朝の雨もすっかりあがり、上空をものすごい風とともに黒い雲が通り過ぎていく、
    時折、雲の切れ目より太陽が顔をのぞかせ全員歓声 をあげて喚く、遠く日本海もぼんやりと眺められる、 
    振り返るとウドの頭、毛勝(本峰は雲がかかっている)と、辿ってきたところが、 すぐそばに見え、
    あんなところを何日もかけてきたんだと、改めてブッシュの中の苦闘を想いだしながら、
    赤旗を頂上の木に縛り付け 目印とした、駒ヶ岳はまだ遠い。

    サンナビキ頂上より、10分程は2m以上の笹ヤブの中の下りである、 
    ここから見える次の1960mのピークまでは、ブッシュや松の 生えた痩せて、曲がった稜線である、 
    笹ヤブの下りから右に出て尾根に入り、僅かな踏み跡をたよりに順調に進んだ。
    途中で沢の下方のヤブのなかにイノシシを発見する。
    (サンナビキW峰より本峰へのコースは広いので間違って行かないように) 1960mのピークは平らで長いので、
    どんどんブッシュをかき分け進むと、駒ヶ岳方面への稜線と北(?)へ延びる尾根とに分かれる。

    駒ヶ岳方面は、このピークの端まで行き、左に大きく左折、ここからの下りは笹ヤブの急峻な下りで、 
    やがて尾根は緩やかとなり道 らしきものを見つけた。
    快調に飛ばしたのは良いが、途中で小尾根を一本間違えたようである、
    すぐ正しい尾根にトラバースをし、あとはかすかなトレースや ナタ目をたよりに、緩やかな尾根を下り、
    コル手前で雨が降りそうになってきたので、大きな木の下で昼食とした。

    今日は、曇ってはいるものの見通しが利くので快調に距離を稼ぐ。
    昼食の場所からコルまで10分、コルより稜線を行く、時折、笹ヤブの下に道を見つけて進むが、
    強烈なヤブ漕ぎの連続である。
    小さな水溜りのある鞍部を過ぎて、二つ目のピーク目指して尾根の少し右に稜線まで続いているヤブの
    下のトレースを行きピーク直下 で一本(地図には載らないピークがいくつもあった)。
    相変わらずの稜線のヤブ漕ぎである、そろそろ腕もバテ気味、体もクタクタである、
    曇り空に片貝方面から突風が吹きあげ、その音が ピューピュー唸っている、
    おまけにガスり始め視界は利かない

    滝倉山(?)へは右を巻いてピークにでた(すぐ目の前の小さな ピークを越えると、どうやら、
    あとは駒ケ岳への本格的な登りであるらしい)。(14:30・14:40)
    ひとつの小さなピークを越すのに、丁度一ピッチかかっている計算で、まだまだ先は遠そう。 
    尾根は広く右に出たり稜線を通ったり のヤブ漕ぎが続く、時折ナタ目と、かすかなトレース有り (15:50・16:00)
    今日は朝6時より快調に飛ばし、既に10時間以上も行動している、
    滝倉山がどれであるか、はっきりしないが、おそらく越している ことだし、駒ケ岳ももうすぐだ、
    本日はこれまでとし天張った(17:10)。

    小さなピークの右側草地で 非常に快適な場所である。
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